クロップ「プレシーズンは困難な状況にトライするもの」/ マンチェスター・シティ戦後のコメント

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MAKOTO
関東在住。頭の中の6割がフットボール(リブァプール)、3割がWWEです。

liverpoolfc.comより。

ユルゲン・クロップは、ニュージャージーにおいて2-1で勝利したマンチェスター・シティ戦での、リヴァプールの後半のパフォーマンスは自信になったと考えています。

画像出典:LFC公式Twitter

Q.試合に対する評価をお聞かせください。

「後半は私を喜ばせたね。前半が私を喜ばせなかったのは、君らも想像できるだろう。プレシーズンってのは本当に奇妙な時期なんだよ。ただ、とても重要なものでもある。一方では、観たいとは思わないようなフットボールをしょっちゅうやってしまう。まぁ選手たちの脚が重くなっているからね。彼らにとっては本当に大変なんだよ。我々がやっているすべてのセッションに対して、彼らがどんな違った形で反応するのかが見えるんだ。前半は明らかに彼らの脚が重かったし、皆疲れていたね。それは君らも見ていたと思う。フレッシュさはなかった。何もなかったね。それから、問題はもちろん、フォーメーションは普段ならフットボールをプレイするのに適していたんだが、プレイには深みというものが必要なんだ。我々にはそれがなくて、一度も見せることがなかった。サディオが入った時にはすぐに違いが見えたと思う。指示に対して準備できるようになり、相手の背後にボールを送ることができるようになった。こういうのは対戦相手にとって人生を難しくするんだ。それと60分に更に交代をしたことで、元気なヤツを投入することができたし、フットボールをプレイしたいという多くの欲求を投入できた。試合を変えられた訳さ。だから、後半に関しては満足している。その一方で、フィジカル的には難しい状況の中で、多くの選手が60分間初めてプレイすることができた。これも重要だったんだ。」

Q.サラーの方の負傷に懸念はもうありませんか?

「試合前に言ったが、彼に問題はない-彼には問題はないよ。彼はあらゆる異なるものに慣れる必要があるだけさ。我々は肩の筋肉やら何やらを強化する為に多くのことをしているんだ。普通なら肩に対して何もしないだろうが、リハビリであれこれ感じたものでね。これが普通だというものを学ぶ必要があるんだ。現時点で言えば、彼はまったく問題ない。私はそのことを心配していなかったし、さもなければ彼はプレイしていなかったよ。彼は後退して35秒後くらいにはゴールを決めていた。彼はサディオとドムと一緒に大きなインパクトを残したし、マルコ、ペドロとベンの中盤もファンタスティックなプレイだった。両フルバックは攻撃的なシチュエーションに本当に関与していたが、前半はそれほど多くはできていなかった。両センターハーフはそこにいてくれた。ナット・フィリップスはこのレベルにいることに彼自身が驚いていたが、本当にクールさ。ラギーも上手くやったし、クイヴィンはナイスセーブを見せた。我々にとって多くの助けとなった本当に素晴らしい後半だったよ。我々皆がそれを継続して見ているんだからね。すべて良い感じさ。我々は仕事を続けていく必要があるだけだし、これから2週間で今夜よりもフレッシュな状態に持っていく必要があるね。」

画像出典:LFC公式Twitter

Q.メットライフ・スタジアムのピッチはいかがでしたか?

「私は本当に心配していなかったんだ。いや、正直に言うと、ピッチのことはもっと心配していたというべきか。完全に我々のプレイを殺してしまうと思っていたからね。どこにでも小さなデコボコがあった。マン・シティの連中はボールがどういう風にバウンドするのかを試していたね。パスを見ると、良くはなかったし、フットボールにとっては完璧ではなかった。スタジアムは素晴らしかった。見事だったよ-ドレッシング・ルームはアンフィールドと同じくらい大きかったしね。観客もセンセーショナルで、本当にクールだったね。ピッチと芝は完璧ではなかった。だが、我々にとってのプレシーズンとは、最も困難な状況でパフォーマンスしようと試みるものなんだ。正直なところ、後半には、ピッチに邪魔された選手はいなかった。前半はちょっといたかな。まぁすべてOKだよ。」

Q.ジョー・ゴメスのポジションについてお聞かせください。

「私はジョーが両方プレイできることを知っている。そういうことだよ。現時点で我々にはフルバックでプレイできる若いウィンガーがいる。ラファ・カマーチョさ。間違いなく、彼は守備的なパートよりも攻撃的なパートを楽しんでいるが、それでもかなり良い感じだ。クライニーもいることだし、ジョーはセンターハーフとして出場時間を得ることができる訳さ。彼は本当に上手くやったよ。彼の強み、スピード、パワーやパスといったすべてがあのポジションにおいて本当に良かった。それが私は気に入っている。だが、例えばフルバックとして次の試合でプレイすることだって、彼には間違いなく可能なことだ。彼はそれができるし、それをややこしくしてしまう必要はない。シーズンが始まるまで何が起こるかなんて分からないんだ。それまでにジョエルが戻ってきてくれるかは分からないし、デヤンがどんな感じで戻ってくるのかも正確なところは分からない。だから、ジョーが両方のポジションでプレイできるというのは、確かに我々にとって大きな恩恵なのさ。」

Q.シティを倒したことはシーズンに向けてどんな兆しをもたらすと思いますか?

「ペップ(グアルディオラ)はちょっと怒っていたと確信している。彼はああいうのは好きじゃないし、負けるのが嫌いだからね。私と同じさ。ドルトムント戦については私はちょっと満足していなかった。今日の、特に前半よりもずっと良いシチュエーションがあったとしてもだ。試合に負ける時は負けるものさ。でも、それで満足できるとでも?試合に勝ったなら、そりゃクールさ。それがマン・シティ戦だったということだ。ドルトムント戦は負けたが、それにどういう意味があると?我々はシティ戦に勝ったが、それにどういう意味があると?これはプレシーズンだし、そのことは本当に重要じゃないよ。我々にとって、この試合はとても重要だったが、それは進むべき方向だとか何とかを示すサインなんかじゃない。これは我々がプレイした試合ってだけで、活かすことのできる良い場面もたくさんあれば、取り組むべき悪い場面もたくさんあった。それがすべてだよ。」

画像出典:LFC公式Twitter

Q.今シーズン、リヴァプールが成功を成し遂げる為には何が必要でしょう?

「改善だとか成長、昨シーズンの我々のフットボールを活かし、次のステップへ進むことだ。より一貫性を持つこと-我々に矛盾などはないが、もっと一貫性を持つことはできる。我々があの試合に勝てるとかこの試合に勝てるとか私が言うのを皆が聞きたがっていることは分かっている。だが、我々が何かを勝ち取るかどうかなんて分からないよ。ただ、我々は持っているものすべてを尽くしてそれを実現しようとする。我々は言い訳をしたりはしないが、このスカッドなら我々は何かを勝ち取らなければならないと皆が言ったとしても、そんなことには本当に興味はない。マン・シティは今夜のフットボールをプレイしていたし、それから月曜日には11人の選手が戻ってくるんだろう。マン・シティはそこから立て直してくる訳さ。彼らには際立った強さがある。ユナイテッド、トッテナム、アーセナル、チェルシーや他のチームもだ。ウォルバーハンプトンだってまさに脅威とかそんな感じの存在になってくるように見える。然るべき時に彼らすべてを倒していく。それがプランだ。それが起きたらそれは良いことだし、そうでなければ次の試合に取り組んでいかなければならない。今のクラブのムードは本当に良いものだし、我々はそれを基に構築していきたい。そうしてトップに近づいていきたいと思っている。あらゆるものが切り離された世界だからね。我々はクラブとして更に近づいていきたいと思っているし、次のステップを踏んでいき、自分たちのことを楽しんでいきたいと思っている。選手たちはそういったフットボールを楽しまなければならないし、我々は自分たちのフットボールを楽しまなければならない。そうじゃなければ何の意味もないさ。あっちで1-0、こっちで1-0ってやっていく為だけにやっている訳じゃない-まぁ最終的にトロフィーを手に入れられたら、皆はおそらくハッピーだろうし、そうじゃなけりゃその1年はただのゴミだってことは私も分かっているよ。」

*本記事はご本人のご承諾をいただきMAKOTOさんのブログ記事を転載しております。

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