リバプールFCラボ – LFCサポーターの"情報"と"情熱"が集う場所 https://lfclab.jp リバプールFCラボ - LFCサポーターの"情報"と"情熱"が集う場所 Fri, 01 Mar 2024 12:23:26 +0000 ja hourly 1 https://lfclab.jp/wp-content/uploads/2019/06/lfclab2-150x150.png リバプールFCラボ – LFCサポーターの"情報"と"情熱"が集う場所 https://lfclab.jp 32 32 リバプールファンが一生忘れない試合          vsミラン(04/05 CL決勝) https://lfclab.jp/match/history/28685 https://lfclab.jp/match/history/28685#respond Fri, 01 Mar 2024 11:05:00 +0000 https://lfclab.jp/?p=28685 リバプールファンである私が個人的に胸が熱くなったシビれる試合をただただ紹介していくシリーズです。ハイライト動画も貼っているのでみなさんも動画を見て胸を熱くし興奮していってください。 それでは今回紹介する、リバプールファン...

リバプールファンが一生忘れない試合          vsミラン(04/05 CL決勝)リバプールFCラボ - LFCサポーターの"情報"と"情熱"が集う場所で公開された投稿です。

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リバプールファンである私が
個人的に胸が熱くなったシビれる試合を
ただただ紹介していくシリーズです。
ハイライト動画も貼っているので
みなさんも動画を見て
胸を熱くし興奮していってください。

それでは今回紹介する、
リバプールファン熱狂間違いなしの試合はこちらです。

04/05 CL決勝
ミラン戦

リバプールFCの歴史、
いやフットボール史に残る伝説の試合。
『イスタンブールの奇跡』と呼ばれる
この試合は、
まさにリバプールファンが
一生忘れない試合ですね。

この試合をきっかけに
リバプールファンになった方も
多いと思いますが、
私もそんなファンの1人です。

「史上最高のドラマ」とも評される、
リバプールが歴史に刻んだ1試合。
色々語りたいことがありますが、
まずは動画で振り返りましょう!!

UEFAの公式YouTubeチャンネルでは
選手のインタビューも交えた
長尺動画があるんですが、
動画を埋め込みできないので
こちらからどうぞ。
0-3で負けている状況でも
ハーフタイムにYNWAを歌うファンや、
優勝直後の歓喜しているシーンなどもあり、
現地の熱を感じられますよ。

いや~何度見ても熱くなりますね~
0-3からの大逆転優勝!!
ジェラードがビックイヤーを掲げるのが最高ですね。

リバプールと言えば、
「逆境に強い」
「ネバーギブアップ」
「大逆転」
そんなイメージがあると思います。
選手や監督が変わっても、
クラブに脈々と受け継がれる
『スピリット』みたいなものを
感じずにはいられませんね。

前半0-3で折り返したリバプールは
後半のわずか6分間で同点に追いつきました。
54分、ジェラード(1-3)
56分、シュミチェル(2-3)
60分、シャビ・アロンソ(3-3)

この奇跡の6分間以降は
またミラン優勢が続き、ほぼ防戦一方だったリバプール。
けどなんとか防ぐ。ギリギリのとこで防ぐ。

奇跡の6分間、そしてその後のディフェンスは、
何か言葉では説明できない不思議な力がありました。
その力を生み出したのは
諦めなかったサポーターの力があったと思います。
サポーターがあの空間を”アンフィールド“にしていたのです。

CL決勝に進んだリバプールでしたが、
決して順調なシーズンでは無く、
プレミアでは5位に終わっています。

対するミランは当時めちゃくちゃ強かった。
シェフチェンコやカカ、ピルロ、
マルディーニなど
各ポジションにワールドクラスを揃えていて、
前評判はミラン優勢の見方が大半でした。

そんなミランに前半は圧倒されましたが、
後半リバプールの逆襲が始まります。
そのきっかけとなったものに、
ハーフタイムでのジェラードのスピーチがあります。

ジェラードのスピーチについて、
当時のメンバーだったシセが振り返っています。

『ジェラードが行った
ハーフタイムのスピーチを絶対に忘れない。
彼のスピーチは間違いなく永遠に刻まれるものだよ。
リバプールファンじゃなくてもこみ上げるものがあった。
とても情熱的だったし、
あそこにいた誰もが彼を失望させたくないと思っていたはずだ』

ジェラードのスピーチによって
チームの士気が上がり、
ここから逆転劇が始まります。
当時ジェラードは24歳。
偉大なキャプテンは若くして偉大ですね。

優勝直後の選手のインタビュー動画があるので、
そちらも載せておきます。
私は英語が全くわからないですが、
ジェラードやキャラガーのインタビューは
大きなことを成し遂げたという
興奮が伝わってきて良いですね。

このシーズンのCLでは、
多くの劇的な勝利で
勝ち上がってきたリバプール。
最後の決勝でも歴史に残る名試合を演じ、
有終の美を飾りました。

リバプールを象徴する最高の試合。
一生忘れられない試合ですね。

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ユルゲン・クロップの最もスペシャルな優勝杯 https://lfclab.jp/club/manager/28871 https://lfclab.jp/club/manager/28871#respond Mon, 26 Feb 2024 01:00:00 +0000 https://lfclab.jp/?p=28871 2月25日、ウェンブリー・スタジアムでのリーグカップ決勝戦で、Liverpoolは延長で1-0とチェルシーに勝って通算10回目の優勝に輝いた。リーグカップ歴代優勝回数では、2位のマンチェスターシティの8回を更に引き離して...

ユルゲン・クロップの最もスペシャルな優勝杯リバプールFCラボ - LFCサポーターの"情報"と"情熱"が集う場所で公開された投稿です。

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2月25日、ウェンブリー・スタジアムでのリーグカップ決勝戦で、Liverpoolは延長で1-0とチェルシーに勝って通算10回目の優勝に輝いた。リーグカップ歴代優勝回数では、2位のマンチェスターシティの8回を更に引き離して、Liverpoolは記録を更新することになった。いっぽう敗れたチェルシーは、決勝戦6連敗という不名誉な記録を塗り替えることになった。

両チームの顕著な差異は勝敗だけではなかった。スカイスポーツのガリー・ネビルは、「ユルゲン・クロップの子どもたち(キッズ)が£1億のボトラーたち(※肝心な時に力を発揮できず負けることを指す、イングランド・フットボール界の典型的表現)を打ち破った」と叫んだ。実際に、チェルシーはトッド・ベーリーがオーナーになった2022年から現在までに、戦力補強資金として合計£1億超を投入していた。

対するLiverpoolは、試合終了の時の11人中5人が20歳以下の、「ユルゲン・クロップの子どもたち」だった。それは、本来はスタートしただろう主力中の主力、モー・サラー、トレント・アレクサンダー・アーノルド、ディオゴ・ジョッタ、ダルウィン・ヌニェス、カーティス・ジョーンズ、ドミニク・ソボスライという面々が一斉に負傷欠場中だったため、アカデミーチームの選手たちが決勝戦に投入されたのだった。

中立のメディアやアナリストの絶賛を受けたのは、それら若手たちに加えて、118分の決勝ヘッダーを決めたフィルジル・ファン・ダイクだった。「引率の校長先生みたいだ」と、スカイスポーツのコメンテーターがジョークを言ったファン・ダイクは、主将として若いチームをリードし、攻守の要を果たした。

スタンドのファンも優勝に貢献した。延長に入って、アレ・アレ・アレが大音量で響いた時、「Liverpoolファンはこの時間になってもこれだけの声を出せるほど強靭な喉を持っている」と、実況のアナウンサーがポツリと言った。ファンは、「アカデミーチームの選手たちが頑張っている姿を見て、たとえどうなろうとこのチームはスペシャルだと誇りを感じた」と、後から語った。

折しも、決勝戦の2日前に、ジェイミー・キャラガーがLiverpoolのアカデミーチームのディレクターであるアレックス・イングルソープと談話し、成功の背景が話題になったところだった。

「クロップが監督になってから今に至るまで、性格が理由でダメになった事例が一つもないことが誇りだ」と、イングルソープは語った。「レベルが足りずに成功できないとしたら、それはそれだ。しかし、素質を持っていながら、例えば派手な車に乗るとか、目につくような高給腕時計を付けるなど、くだらない態度の問題でファーストチームのコーチ陣やスター選手たちにネガティブな印象を植え付けた結果、才能を開花する前にいなくなるということはあってはならない」。

イングルソープは、10年前にディレクターに就任して以来、給料の上限額(年額£50,000)、1.3リットル以上の車は禁止、トレーニング中は携帯電話の使用禁止など、アカデミーチームでいくつかの厳格な指導を導入した。「例えば、トレントは何年も同じ車に乗っていたし、毎日同じトレーニングウエアを着て通っていた。今のアカデミーチームの選手たちは、トレントをお手本として行動している」。若いうちから規律を身につけた選手たちは、才能が認められてファーストチームに入った瞬間から先輩たちに可愛がられ、面倒を見てもらえる。

「選手たちの才能と努力に加えて、クロップの存在は大きい。4-0で勝っている試合で最後の10分間に若手を出す監督は他にもいるが、クロップは、アカデミーチームの選手たちを育てる方針を唱えるだけでなく文字通り実践している。Liverpoolはリーグカップの決勝戦を控えているが、アカデミーチームの選手たちは決勝進出に重要な役割を果たした」と、イングルソープは締めくくった。

ふたを開けると、アカデミーチームの選手たちは、決勝進出だけでなく、優勝に大きな役割を果たした。

「私の監督としての20年間のキャリアの中で、最もスペシャルな優勝杯だ」と、試合後の記者会見でクロップは語った。「このチームの選手全員が、アカデミーチームの全てが素晴らしいキャラクターを持っている。驚異的なことに、我がチームは優勝にふさわしいパフォーマンスを見せた。選手たちは決意を発揮した。今日ほど誇りを感じたことはない。チームをサポートしてくれたファン、クラブのスタッフ、全てを誇りに思う」。

*本記事はご本人のご承諾をいただきkeiko hiranoさんのブログ記事を転載しております。

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クィビーン・ケレハーのプレースタイル/プロフィール解説|リバプール選手名鑑 https://lfclab.jp/club/player/kelleher https://lfclab.jp/club/player/kelleher#respond Sat, 24 Feb 2024 16:00:00 +0000 https://lfclab.jp/?p=28845 リバプール・アカデミー出身の頼りになる第二の守護神。プレミアリーグで最もクオリティの高いセカンドGKの一人であり、出場機会が限られている現状に対して不憫に思っているリバプールのファンは多いことだろう。

クィビーン・ケレハーのプレースタイル/プロフィール解説|リバプール選手名鑑リバプールFCラボ - LFCサポーターの"情報"と"情熱"が集う場所で公開された投稿です。

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基本プロフィール

画像出典:リバプール公式HP

  • 選手名:クィビーン・オドーラン・ケレハー
  • 生年月日:1998年11月23日
  • 国籍:アイルランド
  • 身長:188㎝
  • ポジション:GK
  • 背番号:62
  • チームキャリア:リバプール(18/19~)
  • 市場価格:€ 15.00Mill.
  • 契約終了年:2026年6月30日

 プレースタイル

ストロングポイント

画像出典:リバプール公式HP

ゴールキーパーにとって必要な様々な能力を高いレベルで備えた、リバプール・アカデミー出身の頼りになる第二の守護神。贔屓目抜きで見てもプレミアリーグで最もクオリティの高いセカンドGKの一人であり、出場機会が絶対的な存在であるアリソン・ベッカーの不在時orプライオリティの低い国内カップ戦などに限定されているのことに対して不憫に思っているリバプールのファンは多いことだろう。

フィジカル的な観点から見ると、188cmというサイズは現代のGKとしては比較的小柄なカテゴリに分類されるものの均整の取れた体格の持ち主であり、身体のコーディネーションもいい。優れた反射神経に支えられたシュートストップは彼の持ち味の一つである。

実際に彼のシュートストップに関するデータはプレミアリーグの平均的なGKよりも上位に位置し、とりわけそれが発揮されているのがペナルティキックの場面。これまでのキャリアにおいて彼は28回のPKと遭遇している(もちろんPK戦を含む)が、そのうちの7本を防いでおり、パーセンテージは驚異の25%。実に4回に1回は止めており、GK全体の平均値が16%であることを考えると、これは極めて優れた数字である。

ケレハーは傑出した身体能力を持ち合わせているわけではないので、この数字はフィジカルに頼り切ったものだけでなく、彼の冷静さや読みといった部分も色濃く反映されているのではないか。実際に彼は(PK戦に限らず)どんな状況においてもとてもクールに見える。

身体が大きすぎないため身のこなしはスムーズで、ボックスの外もカバーできる。カバー範囲はもちろん飛び出しの判断/質なども及第点以上で、ラインを押し上げる時間帯の多いリバプールのようなクラブにおいて彼のスタイルは適したものだ。もしも彼のプレーエリアがボックス内に限定されるクラシカルなショットストッパーであればこうはいかなかった。そういった意味では彼もまたアリソンと同じくモダンなGKと言える。

技術的な観点から見ると、ディストリビューションもケレハーの魅力の一つと言っていいだろう。ビルドアップに違和感なく参加できるだけの配球力を備えており、これもまた彼を現代的なGKと位置付けることのできる要素となっている。PKのときと同じように涼しい顔で相手選手のプレッシャーをいなしながらパスを繋ぐプレーからは、彼の技術的な高さだけでなくメンタリティの強さも感じさせる。

ここまで複数の観点からケレハーのGKとしての特徴を見てきたが、彼の最大の特徴は“これといった弱点がない”ことだと筆者は考えている。多くの能力が平均的かそれ以上であり、目立った欠点がない。アリソンというフットボールの歴史上においても最高クラスのGKがライバルである以上は彼がセカンドであるのは致し方ないことだが、アリソンをファーストにケレハーをセカンド(もっと言えばアドリアンをサード)として抱えている現在のGK陣は控えに言っても贅沢というものだろう。実際にユルゲン・クロップは「アリソンは世界最高のGKで、ケレハーは世界最高のセカンドGKだ」と語っている。

しかし、そう考えると個人的にはケレハーのプレータイムの少なさにやや不満が残る。2021-22シーズンは彼の多大な貢献によってリーグカップのタイトルを獲得したが、翌2022-23シーズンは主戦場となるリーグカップで早期敗退したこともあって計4試合の出場に留まっている(リーグカップの2試合、FAカップの1試合、消化試合となったプレミアリーグ最終節の1試合)。

2023-24シーズンはヨーロッパのコンペティションがCLではなくELということもあり、リーグカップだけでなくそちらの方でも出場機会を得ているが、もしこれがCLであればアリソンが起用されていたことだろう。

やや疑問に思うのは、2つある国内カップ戦のうち、ケレハーがメインとして起用されるのがリーグカップのみである点。もう一つのFAカップはアリソンがメインであり、ケレハーがFAカップで登場する機会は前後の試合感覚が短い場合に留まる。

たしかにアリソンとケレハーの間には歴然たるクオリティの差があるが、それはケレハーの能力が低いからではなく、アリソンがあまりにも凄すぎるだけである。イングランドのクラブの試合数が多い理由の一つは2つある国内カップ戦であり、であればその2つともケレハーに任せていいのではないか。

2つの国内カップ戦をどちらもケレハーに任せるというのは、彼に出場機会を与えるだけでなく、アリソンの負担を軽減することにも繋がる。アリソンはGKとしては怪我による離脱が多い点が玉に瑕であり、絶対に欠かしたくない戦力であることを考えると重要度の低いゲームでは極力、起用を控えたいところではある。それを考えれば、リーグカップだけでなくFAカップもケレハーに託すという判断は理にかなっているように思える。

ケレハーは(リーグ内の立ち位置にもよるが)リバプール以外のクラブであれば正守護神の座を託されうるだけの実力者であるため、プレミアリーグの中堅クラブなどからの誘いが後を絶たない。いつ出場機会を求めてクラブを飛び出すかわからないが、彼から今置かれている立場を嘆くような発言は聞こえてこない。クラブ側がその現状に甘えるのもやや違う気がするが、これはケレハーの優れたパーソナリティを象徴しているようにも思える。

これは余談だが、アイルランド代表の監督など外からは移籍を勧める声があるのもまた事実だ。リバプールにとっては都合の悪い意見だが、彼らの立場を考えればそれは致し方ないことだろう。クロップは「ケレハーがアイルランド代表の正守護神でない理由がわからない」と過去に発言したことがあるが、その立場を築けていない最大の理由は出場機会の少なさによる経験値と試合勘の不足だろう。もし私が代表監督の立場であったら「であればもっとケレハーを試合で使ってくれ」と言いたくなるはずだ。

GKたちは1つしかない席を争う一方で、彼らGKグループにはポジション争いの垣根を超えた非常に強い結束があると言われている。GKにはGKにしかわからない世界があるということだろう。アリソンやアドリアンは誰もが認める素晴らしい人格者であり、そしてケレハーもまたチームに不和をもたらすようなタイプではなく、むしろチームのために自分のできる仕事をしっかりとこなし自らを犠牲にできる卓越したパーソナリティの持ち主である。これもまた、彼を控えのGKとして信頼できる一つの理由だろう。

ウィークポイント

画像出典:リバプール公式HP

前述の通り、彼の特徴と強みはいわゆる“GKとしての弱点のなさ”にあるが、裏を返せばこれといった絶対的な武器を持っているわけではないともいえるだろう。グッドではあるが、ベストではない。アリソンとの間にある決定的な差もここにある。ケレハーは素晴らしいGKだが、それはあくまでセカンドGKとして考えたときであり、プレミアリーグやCLといったメジャータイトルの獲得が課せられたメガクラブのファーストGKとして考えるとやはり物足りなさを感じてしまうのは否めない。

そして、これこそがまだリバプールがケレハーを手放さずにいられる要因であると言える。もしもケレハーがアリソンとポジションを争えるような(あるいは、リバプールでなくともメガクラブのファーストGKを任せられるレベルの)実力者であれば、流石に彼をクラブに留めておくのは難しい。メジャータイトルを狙うメガクラブのセカンドGK or 中堅クラブのファーストGKを天秤にかけ、ケレハーは前者を受け入れているのではないか(もちろんそこにはアカデミー時代から所属するリバプールへの愛着などもあるだろう)。

例えば素晴らしいセーブを披露しても弾きどころが悪く結局相手に押し込まれて失点を許してしまったり、絶体絶命の1対1の状況でやや淡泊に失点してしまったりと、独力で土壇場の状況を救えるような理不尽さは持ち合わせていない。そうなるとやはり彼のセービング能力に対して「高いことは高いが…」といったような評価に留まってしまう、というのが正直なところだ。そしてこれはセービングだけでなく、ポジショニングやクロスへの対応、カバー範囲、ディストリビューションなど多くの項目に当てはまる。

最も身近な比較対象がアリソンであるため厳しいものになっている可能性も否めないが、例えばアリソンがクラブを去った後のファーストGKをケレハーに託したいかと言われると、(あくまで筆者は、であるが)ややそれには否定的で彼では心許ないと思うことだろう(もちろん、そのときのリバプールの状況次第。例えばリーグの優勝ではなく4位以内が目標になっているのであればケレハーでも十分と考えるかもしれない)。

このようにここまでケレハーに対して“ファーストGKを任せるようなレベルではない”と評してきたが、それはそれとしてかつてリバプールの守護神としてゴールを守ってきたシモン・ミニョレやロリス・カリウスと比べた場合、ケレハーの方が彼らよりも優秀なGKなのでは、と考えている。つまり、時代やタイミングが違えばケレハーがリバプールの正守護神として君臨している世界線もあったのかもしれない。

最後になるが、ケレハーはセカンドとして考えれば極めて頼りになるGKである。選手として優れたクオリティを持つだけでなく人格的にも素晴らしく、さらに貴重なクラブ育成枠を埋めるホームグロウンの選手である。言葉を選ばずに言えば、リバプールにとって彼以上に都合のいいセカンドGKは存在しないだろう。それゆえに他クラブから数多くの誘いがあるのもまた事実だが、出来る限りクラブに留めたいところだ。もしこれから先もリバプールでプレーしてくれるのであれば、ぜひとも彼により多くの出場機会を与えられることを筆者は望んでいる。

 

エピソード・小ネタ

画像出典:リバプール公式HP

◆ケレハーの出身地はアイルランド第二の都市コーク。「コーク(Cork)」という都市名はアイルランド語で「Corcaigh」と表記し、「沼地」を意味する「コルカッハ(corcach)」を由来とする。1185年にジョン王が都市の建設を勅許しているが、リバプールもまたこのジョン王によって1207年に勅許されている。コークはリバプールと同じく、ケルン(ドイツ)と上海(中国)と姉妹都市である。ただし、アイルランドでリバプールと姉妹都市なのはダブリン。

◆アイリッシュ海に面するリバプールは当然地理的にアイルランドとの繋がりが深い。殊に有名なのはやはり「ジャガイモ飢饉」だろう。この大飢饉によってアイルランドからリバプールへ数十万人以上が移住したとされている。リバプールの人々の訛り(スカウス)はアイルランドなどからの移民の影響が色濃く反映されたものであり、リバプールに住む多くの人々(スカウサー)にアイルランドの血が流れている。

◆前述の通りリバプールとアイルランドは切っても切れない関係であるが、ケレハー以前にリバプールでプレーしたアイリッシュは同国のレジェンドであるロビー・キーンまで遡らなくてはならない。

◆「Kelleher」はアイルランド姓が英語化された綴りで、元の形は「Céileachar」である。意味としては「親愛なる仲間」と言ったところ。地元コークでは多い姓だそう。

◆非常に難読な「Caoimhín」という名前の発音やカタカナでの表記は(揺れはあるものの)主に「クィビーン」や「クィービーン」など。そしてこのCaoimhinが英語化された綴りが「Kevin(ケビン)」である。「Caoimhin」と書いてどうやって「クィビーン」と読むのか、と思わずにはいられないが、「ケビンの起源」と言われれば少しは納得できるかもしれない。姓のケレハーと同じように名前も英語化されたものであればケビン・ケレハーだった、というわけである。ちなみに、Caoimhinは古アイルランド語で「高貴な」を意味する「cóem」と「誕生」を意味する「gein」が組み合わさって出来たものだ。つまり意味としては「高貴な生まれの」と言ったところか。

◆ケレハーはスポーツ一家で育った。体育教師だった父・レイを持ち、兄のフィアクレはかつてセルティックにも所属していたプロフットボーラー(現在はコルチェスターに所属)で、他の兄弟も他競技のプロとして活躍している。

◆リバプールに移る以前は地元のリングマホン・レンジャーズでプレーしていた。14歳まではチームのエースストライカーとして活躍していたが、GKがクラブを突然辞めてしまったため、ケレハーの父がコーチへ「息子をGKで使ってみてほしい」と提案する。コーチ陣はチーム最大の得点源であったケレハーをGKとして起用することに難色を示していたが、最終的にそれを承諾。するとケレハーは瞬く間にGKとしての才能を発揮し、イングランドのクラブからもスカウトが来る選手へと成長したという。

画像出典:リングマホン公式Twitter

◆ケレハーの父であるレイ・ケレハーは2014年に死去している。そしてケレハーがリバプールとサインしたのは、父が亡くなった1年後の2015年のことだった。レイは映画鑑賞が趣味で、お気に入りは『ショーシャンクの空に』だったそう。

◆アイルランド時代にブラックバーン・ローヴァーズとアストン・ヴィラはケレハーとの契約を狙っており、実際にヴィラのアカデミーで何度かプレーもしたそうだが、突如現れたリバプールにケレハーの気持ちが完全に傾き、すぐさまリバプール入りが決まったという。リングマホンの公式Twitterでは、彼がリバプールとサインした際の写真がポストされている。

◆リングマホン時代の恩師であるエディ・ハリントンは今でもケレハーと連絡を取り合っており、食事をすることもあるそう(今では少し非現実的だと感じているそうだが)。ハリントンはケレハーの人間性も高く評価しており、曰く「私たちが募金活動をしていた際、彼はPK戦のゲームに参加し、アイルランド代表のジャージ(おそらくユニフォームを指す)などをプレゼントしてくれた。彼は素晴らしい人間で、(自分のルーツである)私たちのことを決して忘れないだろう」。ちなみにリングマホンの公式Twitterでは、ケレハーが優勝に大きく貢献した2021-22シーズンのリーグカップ決勝で実際に着用したユニフォームとユルゲン・クロップからの手紙がクラブハウスへ届いたことを明かすツイートがある。

◆2021-22シーズンのリーグカップ決勝でスタートするGKがケレハーであることをクロップがアリソンに伝えた際、アリソンは「わかりました。優勝したら壁画にケレハーの顔を加えてあげてください」と返したそう。リバプールのAXAトレーニングセンターのGKエリアにはクラブで優勝カップを掲げた歴代GKたちの壁画があり、アリソンはそこにケレハーを追加することをお願いした、というわけである。また、ケレハーはそのときを回想して「アリソンは決勝で僕がスタートすると知っても嫌な顔を全くせず、それどころかアドバイスと激励をしてくれた」と語っている。」

クィビーン・ケレハーのプレースタイル/プロフィール解説|リバプール選手名鑑リバプールFCラボ - LFCサポーターの"情報"と"情熱"が集う場所で公開された投稿です。

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新スーパーサブの次のステップ https://lfclab.jp/club/player/28861 https://lfclab.jp/club/player/28861#respond Mon, 19 Feb 2024 10:00:00 +0000 https://lfclab.jp/?p=28861 2月10日、アンフィールドでのバーンリー戦で、前半を終えて1-1と苦戦していたLiverpoolは、後半にサブで出場したハービー・エリオットの2アシストを含む大活躍で3-1と快勝した。その日のマッチ・オブ・ザ・デイでは、...

新スーパーサブの次のステップリバプールFCラボ - LFCサポーターの"情報"と"情熱"が集う場所で公開された投稿です。

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2月10日、アンフィールドでのバーンリー戦で、前半を終えて1-1と苦戦していたLiverpoolは、後半にサブで出場したハービー・エリオットの2アシストを含む大活躍で3-1と快勝した。その日のマッチ・オブ・ザ・デイでは、エリオットが話題の中心を占めた。

「エリオットが15歳でフラムの最年少クラブ記録を塗り替えた時には、あの左利きの若手は誰だ?と注目を集めた。Liverpoolに入ってからは、エリオットの才能は間違いなかったが、毎年プレミアリーグとCLで優勝を狙うようなクラブでバリバリ活躍することは難しいものだ。その困難の中で、エリオットはLiverpoolで97試合に到達した」と、アラン・シーラーは語った。

実際にエリオットが歩んできた道は、普通のいばらの道よりもはるかに険しいものだった。2019年夏に16歳でLiverpool入りしたエリオットは、プリシーズンにファーストチームの試合を経験した直後に、3か月前の不徳行為が発覚してFAから14日間の出場停止処分を受けるという最悪のスタートとなった。

Liverpoolファンとして育ったエリオットは、友人宅で数人の仲間で一緒にLiverpool対トットナムのCL決勝戦(Liverpoolが2-0で優勝)をTV観戦している時に、ハリー・ケインを「F*** Monk(※このやろう、という感じの暴言)」と呼んだ、その動画がインターネット上に漏れて、FAの目に止まったという次第だった。まだフラムの選手だった時で、16歳の世間知らずの少年がやったことだったが、ライバル・ファンに絶好のネタを与える事件となった。

その後、エリオットはブラックバーンで大成功を収めたローンを経て、Liverpoolで定着し始めた2021年9月に、リーズ・ユナイテッドでの試合中にひざを脱臼して担架で運ばれる深刻な負傷に倒れてしまった(試合結果は3-0でLiverpoolの勝利)。

18歳のエリオットに対する心からのお見舞いが飛び交う中、エリオットは、自分の負傷のきっかけとなったタックルをした相手パスカル・ストライクに対して、不運な事故だから気にしないでとメッセージを出した。2年前に、ケインに対する不道徳な暴言でFAから処分を受けた若者のイメージとは正反対の、理性的で思いやり溢れる言葉だった。

そして、5カ月間の欠場の後に復帰したエリオットは、2022年2月7日に、アンフィールドでのFAカップ4回戦で、Liverpoolでの初ゴールを記録した(対カーディフシティ、試合結果は3-1でLiverpoolの勝利)。

スタンドにいたお父さんは、感涙をこらえられなかったと明かした。「ハービーは、アカデミーチームに入る前の、庭でボールを蹴っていた頃からLiverpoolファンだった。アンフィールドで、コップの前でゴールを決めたとは、その頃からの夢がかなったというものだ。あのゴールがどれほど大きなものだったか、ハービーの表情を見れば明らかだった」。

「この5カ月間が本人にとってどれほど苦しかったか、たぶん、誰もわからないだろう」。

かくしてエリオットは、苦しい道を克服し、Liverpoolでの出場数100のマイルストーンが見えるところまで到達した。

ファンの間では、今季は特に主としてサブで出てきて試合を変える活躍を見せていたエリオットを、「新スーパーサブ」と称するようになった。これは、オリジナルのスーパーサブであるデビッド・フェアクラフ(1975–1983)が、得点が必要な時に出てきて必ず期待に応えたことから授かった称号で、今でもファンの間で語られるほど根強い支持を受けていた。その現在版がエリオットだった。

「エリオットは、サブで出た時は必ず素晴らしいプレイをする。スタートするよりインパクト・サブとして効果的な戦力だ」と、あるファンが言った。「たぶん、ベンチで試合を見て何をすべきか頭の中で組み立てられる頭脳があるのだろう。まさに新スーパーサブだ」と、ファンは頷き合った。

ファンの言葉を引き取るかのように、マッチ・オブ・ザ・デイのマイカ・リチャーズは語った。「エリオットは、Liverpoolではサブとして使われているが、おそらくプレミアリーグの殆どのチームでは毎試合スタートする主力になる程の才能を発揮している。ただ、Liverpoolのベンチにいるのはもったいないからと出て行くことを考えないで欲しいと私は願っている」。

「悲惨な負傷を乗り越えてより強くなったエリオットは、次のステップに進む能力を持っている選手だ」。

*本記事はご本人のご承諾をいただきkeiko hiranoさんのブログ記事を転載しております。

新スーパーサブの次のステップリバプールFCラボ - LFCサポーターの"情報"と"情熱"が集う場所で公開された投稿です。

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ブレントフォードvリバプール:コナー・ブラッドリーが復帰の決意を語る https://lfclab.jp/news/28868 https://lfclab.jp/news/28868#respond Thu, 15 Feb 2024 10:00:00 +0000 https://lfclab.jp/?p=28868 以下は、本日(2/15)のリバプール・エコー紙の記事です。 ■ブレントフォードvリバプール:コナー・ブラッドリーが復帰の決意を語る コナー・ブラッドリーは、2試合欠場した後で、アクサ・トレーニング・センターに戻ってきまし...

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以下は、本日(2/15)のリバプール・エコー紙の記事です。

■ブレントフォードvリバプール:コナー・ブラッドリーが復帰の決意を語る

コナー・ブラッドリーは、2試合欠場した後で、アクサ・トレーニング・センターに戻ってきました。お父さんの不幸のため休むことになる前は、2試合連続のマン・オブ・ザ・マッチなど大活躍を見せていました。

そして、今回は、またトレント・アレクサンダー・アーノルドが負傷のぶり返しで欠場に入るタイミングと重なったことで、ブラッドリーはライトバックのレギュラーとしてしばらくスタートすることが予測されています。

20歳の若さでお父さんを亡くした不幸の後で、ブレントフォード戦に出る精神的な準備は出来ているか?との質問に、ブラッドリーは答えました。

「もちろんだ。僕は、中断する前の状態に復帰するつもりで頑張る」と、ブラッドリーは語りました。

「僕はとにかく、チームのために自分の全てを出すつもりだ。土曜日の試合に出せてもらえるとしたら、とにかく全力を尽くす」

ブラッドリーは、休みの間にファン投票によるリバプールの1月の最優秀選手賞に輝きました。1月には、ゴールに加えて5アシストを記録しました。

「最後の2試合では良いプレイが出来たと思っている。自分でも満足できるプレイが出来た」

「ファンが僕に投票してくれたというのはとても光栄で、僕にとっては特に大きな意味を感じている」

「チェルシー戦から、スタンドで僕の名前をチャントしてくれているのを聞いて、スペシャルな気持ちになっていた。正直なところ。僕はずっとこのクラブのファンだったので特にスペシャルだ。」

「ファンの方々に対するお礼の言葉が十分に言えないくらいだ」

*本記事はご本人のご承諾をいただきkeiko hiranoさんのブログ記事を転載しております。

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北アイルランドの誇り https://lfclab.jp/club/player/28865 https://lfclab.jp/club/player/28865#respond Sun, 11 Feb 2024 10:00:00 +0000 https://lfclab.jp/?p=28865 1月7日のFAカップ3回戦、アウェイでのアーセナル戦で75分に出場した20歳のコナー・ブラッドリーは、落ち着いたプレイでチームの勝ち抜きに貢献した(試合結果は2-0でLiverpoolの勝利)。今季はそれまでリーグカップ...

北アイルランドの誇りリバプールFCラボ - LFCサポーターの"情報"と"情熱"が集う場所で公開された投稿です。

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1月7日のFAカップ3回戦、アウェイでのアーセナル戦で75分に出場した20歳のコナー・ブラッドリーは、落ち着いたプレイでチームの勝ち抜きに貢献した(試合結果は2-0でLiverpoolの勝利)。今季はそれまでリーグカップとELで3試合に出場していたが、ビッグマッチに投入されて、相手の攻撃を止めまくり攻撃に繋いだブラッドリーは、一気に世間の注目を集める若手となった。

その2日後に、ブラッドリーの母国北アイルランド出身で、元WBAスーパー・IBF世界スーパーバンタム級王者であるカール・フランプトンが、「コナー・ブラッドリーは、ジョージ・ベスト以来の北アイルランド・フットボール界の名士になるだろう」と宣言して話題になった。もちろん、ビッグクラブで頑張る自国の若手フットボーラーに対して同国人ひいきが働くことは当然だが、それにしても僅か20分そこそこの活躍でベストを引き合いに出すのは行き過ぎと、イングランド人ファンやメディアは苦笑した。

しかし、偶然のタイミングでトレント・アレクサンダー・アーノルドが負傷欠場することになり、次の試合だった1月10日のリーグカップ準決勝1戦目対フラムでブラッドリーはライトバックとしてスタートし、トレントの不在中の穴埋め役を果たす意思を表明した(試合結果は2-1でLiverpoolの勝利)。結果的に6試合全てでスタートし、うち5試合目のFAカップ4回戦対ノリッジ(試合結果は5-2でLiverpoolの勝利)と、Liverpoolでの初ゴールを決めたプレミアリーグのチェルシー戦(試合結果は4-1でLiverpoolの勝利)で、連続マン・オブ・ザ・マッチに輝いた。

かくして、母国北アイルランドのボクシング界だけでなく、イングランドのフットボール界の中立のアナリストからもブラッドリー絶賛が飛び交うようになった。BBCのクリス・サットンは、「今から騒ぎ立てるのは早いかもしれないが、Liverpoolほどのビッグクラブで、怖気ることなく堂々とプレイしているブラッドリーは、堅い守りと攻撃力の両方に長けている驚異的な若手だ」と唱えた。TNTスポーツのリオ・ファーディナンドは、「ライトバックの新たなスターが出てきた。ゴールを決めた時のポジショニングはライトバックの域を超えている」と主張した。

北アイルランド西部出身のブラッドリーは、地元のクラブであるセント・パトリックスの少年チームでフットボールを開始し、ダンガノン・スウィフツのアカデミー・チームに進んだ後で、2019年にLiverpoolのアカデミーチーム入りした。1年後に17歳でプロ契約を結び、2021-22季にはカップ戦でファーストチームの5試合を経験した。翌2022-23季は3部のボルトン・ワンダラーズにローンに出たブラッドリーは、53試合に出場し、選手が選ぶ最優秀選手賞に輝く活躍を見せた。2023-24季はLiverpoolのファーストチームで開始したが、負傷のため実質的に戦力として復帰したのは年明けのアーセナル戦となった。

そして、ブラッドリーは止まることなく上昇し続けた。

初ゴールを記録したチェルシー戦の試合後のインタビューで、ユルゲン・クロップは、「休暇先で会ったボルトン・ファンの人たちから、『ブラッドリーを返してくれませんか』と懇願された。無理だ!」と、満面に笑みを浮かべて語った。

その試合のインタビューで、ブラッドリーは語った。「5歳の時から熱烈なLiverpoolファンだった。夢を見てるみたいだ」。

地元でブラッドリーを育てたセント・パトリックスの少年チームのコーチであるローリー・リンチは、「本人は夢を見ているみたいだと言うが、我々も同じだ。毎日頬をつねっている」と、ブラッドリーの言葉を引き取った。

「コナーはきっとイングランドで活躍するようになると思っていた。8歳の頃から才能は明らかだった」と、リンチは少年チーム時代のブラッドリーのエピソードを語った。アンダー11チームの大会で、試合の日に選手5人が風邪で出られなくなり、やむを得ず8歳のブラッドリーを出した。ところがブラッドリーは、期待をはるかに超えるプレイをして、最終的に大会の最優秀選手賞に輝いたという。必然的に、ブラッドリーはイングランドのビッグクラブのスカウトの目に止まるようになった。

いつもLiverpoolのシャツを着て練習していたブラッドリーは、Liverpoolからのスカウトを待っていたという。そしてブラッドリーは、Liverpoolのクラブ史上僅か4人目の北アイルランド出身の選手となり、1954年のサミー・スミス以来70年ぶりの北アイルランド出身のゴールスコアラーとなった。

「今、我がクラブに入ってくる少年たちは、私に質問してくる。コナー・ブラッドリーをコーチしたって本当ですか?と。そうだと答えると、みんな憧れの目つきになる」と、リンチは笑顔で締めくくった。

母国の少年たちの目標になったブラッドリーは、ベスト以来の北アイルランド・フットボール界の名士になる日が来るかもしれない。

RIPコナー・ブラッドリーのお父さん

*本記事はご本人のご承諾をいただきkeiko hiranoさんのブログ記事を転載しております。

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リバプールファンが一生忘れない試合 vsチェルシー(04/05 CL準決勝2nd leg) https://lfclab.jp/match/history/28438 https://lfclab.jp/match/history/28438#respond Sat, 10 Feb 2024 10:00:00 +0000 https://lfclab.jp/?p=28438 リバプールファンである私が 個人的に胸が熱くなったシビれる試合を ただただ紹介していくシリーズです。 ハイライト動画も貼っているので みなさんも動画を見て 胸を熱くし興奮していってください。 それでは今回紹介する、 リバ...

リバプールファンが一生忘れない試合 vsチェルシー(04/05 CL準決勝2nd leg)リバプールFCラボ - LFCサポーターの"情報"と"情熱"が集う場所で公開された投稿です。

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画像出典: talksport.com

リバプールファンである私が
個人的に胸が熱くなったシビれる試合を
ただただ紹介していくシリーズです。
ハイライト動画も貼っているので
みなさんも動画を見て
胸を熱くし興奮していってください。

それでは今回紹介する、
リバプールファン熱狂間違いなしの試合はこちらです。

04/05 CLセミファイナル2nd leg
チェルシー戦

CL決勝をかけた
超重要な一戦だったこの試合。

1st legは
スタンフォードブリッジで
0-0の引き分けだったので、
この試合に勝利した方が決勝に勝ち上がる、
そんな状況でした。

で、リバプールが1-0で勝つんですが、
ルイス・ガルシアが決めた唯一のゴールが
”疑惑のゴール”として
当時大きな物議をかもしました。

一体どんなゴールだったのか。
さっそくハイライトを見てみましょう!

いや~何度見ても
ゴールラインを
超えたのか超えてないのかわからない。
そんなゴールですね。

当時はゴールラインテクノロジーなんて
無かったので、
レフェリーがジャッジするしかありませんでした。

けど、レフェリーは正直わからなかったと思います。
ほんの一瞬の出来事だし、
ライン上で見てるわけでもないし、
数㎝、下手したら数㎜の世界ですから。

それでも即座に
ジャッジをしなければならない状況は
レフェリーにとってキツかったと思います。

ルイス・ガルシアのゴールが
認められたのは、
舞台がアンフィールドだったのは
かなり影響があったんじゃないかと思います。

ルイス・ガルシアが
当然ゴールが決まったかのように喜んで、
それでアンフィールド全体が
大きな歓声を上げていたら
ゴールじゃないって言えないですよ。笑
レフェリーも雰囲気に飲まれたとこはあると思います。

画像出典:LFC公式Twitter

今はゴールラインテクノロジーや
VARがあって正確なジャッジが出来ますが、
(出来てないことも多いですが・・・)
こういう本当に決まったか
どうかわからないゴールで勝ち上がるのも、
なんかドラマチックで良いですね。

この試合で勝ち上がったからこそ
イスタンブールの奇跡に繋がっていきます。
このシーズンはチャンピオンズリーグで
劇的な試合が多かったリバプール。
この試合もそんな試合の1つですね。

画像出典:LFC公式HP

チェルシー戦で活躍したルイス・ガルシアは
このシーズンのCLで大活躍しました。
彼が活躍した印象的な試合が
もう1試合あります。

このチェルシー戦の1つ前の
クォーターファイナル、ユベントス戦です。

2試合合計2-1でリバプールが
勝ち上がるのですが、
ここでも決勝ゴールはルイス・ガルシア。

こっちのゴールは疑惑のゴールではなく、
スーバーゴールですよ!
ハイライト動画があるので、どうぞ!

04/05シーズンは、
クォーターファイナル、
セミファイナルともに
決勝ゴールを決めたのは
ルイス・ガルシアでした。

イスタンブールの奇跡へと続く道のりで
ルイス・ガルシアの活躍は欠かせなかったのです。

イスタンブールの奇跡だけではなく、
その道のりでも思い出深い試合が多かったシーズンでした。

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リバプール4-1チェルシー:コナー・ブラッドリーがプレミアリーグ初ゴールの感激を語る「非現実的だ」 https://lfclab.jp/news/28839 https://lfclab.jp/news/28839#respond Thu, 01 Feb 2024 12:42:00 +0000 https://lfclab.jp/?p=28839 以下は、本日(2/1)のリバプール・エコー紙の記事です。 ■リバプール4-1チェルシー:コナー・ブラッドリーがプレミアリーグ初ゴールの感激を語る「非現実的だ」 昨日のアンフィールドでのチェルシー戦で、ライトバックでスター...

リバプール4-1チェルシー:コナー・ブラッドリーがプレミアリーグ初ゴールの感激を語る「非現実的だ」リバプールFCラボ - LFCサポーターの"情報"と"情熱"が集う場所で公開された投稿です。

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以下は、本日(2/1)のリバプール・エコー紙の記事です。

■リバプール4-1チェルシー:コナー・ブラッドリーがプレミアリーグ初ゴールの感激を語る「非現実的だ」

昨日のアンフィールドでのチェルシー戦で、ライトバックでスタートしたコナー・ブラッドリーは、またもマン・オブ・ザ・マッチのパフォーマンスを見せました。しかも、2アシストに加えて初ゴールが出たのです。

ルイス・ディアスのパスを受けて、ブラッドリーはゴールを決めたのでした。

「(初ゴールについては)正直、何も覚えていない」と、ブラッドリーは語りました。

「記憶にあるのは、コーナーフラグの方に走って行ってひざをついてスライドしたことだ。僕にとって、自分の夢のクラブでゴールできるということは非現実的だ」

「シュートした瞬間に良い感触を受けた。正直。ただ、ネットに入るところは見えなかった。誰かが視界を遮っていたので!だから、みんながジャンプしたのを見て、入ったのだとわかった。」

「非現実的な瞬間だ」

スタンドのファンは、ブラッドリーのパフォーマンスを称賛すべく、ブラッドリーの名前をチャントしました。

「信じられないことだった。僕にとってはひとえに非現実的だ。僕は5歳の時からずっとリバプール・ファンだった。アカデミー・チームから上がってきた。だから、ファンが僕の名前をチャントするのを聞いて、非現実的だと思った。」

「ファンの方々にひたすらお礼したい」

「(チャントを)2-3回、聞いた。プレミアリーグ初スタートを飾ったのはわずか10日目のことだ。だから、僕は今はとにかく頑張り続ける決意に燃えている。本当に嬉しい。」

「大変な時も来ることは知っている。水曜日のように良い時も。とにかく、僕は冷静さを保って頑張り続けるだけだと思っている」。

そしてブラッドリーは、またしてもマン・オブ・ザ・マッチ賞を受賞しました。「たぶん、自分用のトロフィー・キャビネットを作ることが必要になると思う(笑)」。

*本記事はご本人のご承諾をいただきkeiko hiranoさんのブログ記事を転載しております。

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【2023移籍市場】リバプールFC 噂の補強リスト ~FW編~ https://lfclab.jp/transfer/fw https://lfclab.jp/transfer/fw#respond Mon, 29 Jan 2024 15:00:00 +0000 https://lfclab.jp/?p=22404 こんにちは、コークです。リバプール移籍の噂があがった選手を余談ベースでまとめていくシリーズもこのFW編で最後になります。まずは書き切った自分を褒めてあげたい。そして次に謝りたい。サムネイルの人選えぐいですよね。でもね、誰...

【2023移籍市場】リバプールFC 噂の補強リスト ~FW編~リバプールFCラボ - LFCサポーターの"情報"と"情熱"が集う場所で公開された投稿です。

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こんにちは、コークです。リバプール移籍の噂があがった選手を余談ベースでまとめていくシリーズもこのFW編で最後になります。まずは書き切った自分を褒めてあげたい。そして次に謝りたい。サムネイルの人選えぐいですよね。でもね、誰一人リバプールに来るとは思っていません。

じゃあなんでサムネに採用したんだよ、というお言葉はごもっともです。ただクリックしてほしいな~、という気軽な意思でやってしまいました。「飾りじゃないのよ涙は」ならぬ「飾りじゃないのよサムネは」です。こいつらがサムネにいたらクリックしたくなるでしょ?酷すぎるタイトル詐欺は好ましいと思っていませんが、サムネぐらいならいいかなって。話の着地点が見つからなくなってきたので、ここは河田陽菜さんに免じて許してください。

画像出典:『日向坂で会いましょう』 @テレビ東京

さてこのFW編なんですが、ロベルト・フィルミーノがこの夏で去るとはいえ現在のリバプールは前線に十分な選手層とクオリティを兼ね備えており、目立った移籍の噂がありません。そのためリバプールとのリンクがなくはないかな~ぐらいの選手がほとんどなんですが、まぁ大目に見てください。せっかく移籍市場が開くんだし踊らにゃ損というもの。SuchmosのYONCEだって「踊ってるほうが可愛いよ」って言ってるでしょ?バイブス高めてグルーヴィーに行きましょう。

DF編とMF編はこちらから↓

【2024移籍市場】リバプールFC 噂の補強リスト ~MF編~

2024.01.25

【2024移籍市場】リバプールFC 噂の補強リスト ~DF編~

2024.01.20

FWの過去編↓

リバプールFC 噂の補強リスト ~FWの過去編まとめ~

2024.01.15

選手の基本データはドイツの移籍情報サイト「Transfermarkt」を参考にしています。名前の青くなっている部分をタップするとその選手のページに飛ぶので、その選手のことをより詳しく知りたい場合はタップ推奨。また、一口メモの最後に書いてある日付は、その選手の一口メモについて最後に更新した日付です(市場価格だけ更新することがあります)。

それでは行ってみましょ~。

ルイス・エンリケ

画像出典:ficherio

  • 選手名:Luiz Henrique
  • 生年月日:2001年1月2日
  • 所属クラブ:レアル・ベティス
  • 国籍:ブラジル
  • 身長:182cm
  • ポジション:RWG, LWG, AMF, SS, CF
  • 市場価格:€12.00Mill.
  • 契約終了年:2028年6月30日

【一口メモ】あのルイス・エンリケと同名のアタッカー(こちらはLuiz HenriqueでPSGの監督の方はLuis Enriqueだが)。ちなみに監督の方のエンリケは現役時代、極めてユーティリティな選手だったらしい。それはゲームの世界にも反映されており、俺が死ぬほど遊んでいたPSPの「プロサッカークラブをつくろう!6」では超優秀な選手で、ファミ通が算出した能力値はMAXで95.5とかなり高い上に、OMF、RMF、LMF、DMF、RWB、LWB、RWG、LWG、RSB、LSBというGKとCB、CFを除く10ものポジションに適正がある驚異的な選手だった。なので転生するたびに獲得して使っていたのが懐かしい(余談だけど、サカつく6で最強のMFは我らがスティーブン・ジェラード。攻撃的な能力とフィジカル能力が全てS以上で、能力値がカンストの99.9と正真正銘の最強選手)。サカつく6の話はまじで無限に出来るんだけど、それはここら辺にしておいて話を戻そう。こちらのルイス・エンリケも彼ほどではないがユーティリティで、攻撃的なポジションであればポジション問わずプレーすることができる。将来的に右のSBとかやったら俺はまじで泣くと思う。[2023/12/30]

アサン・ディアオ

画像出典:skysports

  • 選手名:Assane Diao
  • 生年月日:2005年11月7日
  • 所属クラブ:レアル・ベティス
  • 国籍:スペイン
  • 身長:185cm
  • ポジション:RWG, LWG
  • 市場価格:€15.00Mill.
  • 契約終了年:2027年6月30日

【一口メモ】サイズのあるWGで、両サイドでプレー可能なベティスの新星。セネガル生まれだがスペインで育ち、世代別代表もスペインを選択している。セネガル出身で両サイドでプレー可能なWGというプロフィールはリバプールのファン的にやはりサディオ・マネを思い起こさせてしまうが、彼はマネ級の選手に到達できるだろうか?あとこれは余談だけど、双子の兄弟にOusseynou Diaoがおり、こちらはカディスに所属している。ちなみにこのOusseynouをGoogle翻訳を使って日本語に直してみたところ、ウッセイノウとなった。実際のところどのような表記になるかのは定かではないが、ウッセイノウという名前には正直なところかなりポテンシャルを感じざるをえない。[2023/12/30]

画像出典:ONE PIECE

ケレム・アクトゥルコール

画像出典:dailysabah

  • 選手名:Kerem Aktürkoğlu
  • 生年月日:1998年10月21日
  • 所属クラブ:ガラタサライ
  • 国籍:トルコ
  • 身長:173cm
  • ポジション:LWG, RWG, SS, AMF
  • 市場価格:€17.00Mill.
  • 契約終了年:2026年6月30日

【一口メモ】左WGをメインに、最近はトップ下でのプレーも多いアクトゥルコール。CLでマンチェスター・ユナイテッド相手に2戦2発を叩き込んだことは記憶に新しい。そんなアクトゥルコールはなんと言っても生年月日が素晴らしいと言わざるをえない。1998年10月21日はなにを隠そう私が好きな櫻坂46の田村保乃と全く同じなのである。正直もうこれだけで彼を応援する理由になる。ちなみにこの1998年10月21日は、これまた私が好きな時代劇ドラマ『暴れん坊将軍』の主題歌(シリーズⅨのOP&シリーズⅩのED)である北島三郎の『未来』がリリースされた日でもある。この曲はまじで神としか言いようがないほどの名曲なのでまじでみんな聴いてくれ。[2023/12/30]

ちょっと好きすぎるから『未来』のMADも載せちゃう。若かりし頃の松平健のかっこよさたるや…。

クリセンシオ・サマーヴィル

画像出典:bbc

  • 選手名:Crysencio Summerville
  • 生年月日:2001年10月30日
  • 所属クラブ:リーズ
  • 国籍:オランダ
  • 身長:174cm
  • ポジション:RWG, LWG
  • 市場価格:€18.00Mill.
  • 契約終了年:2026年6月30日

【一口メモ】終盤戦に(対戦相手に恵まれたこともあって)立て直すまで情けないほど弱かった2022-23シーズンのリバプール。14節にはアンフィールドでリーズに屈辱的な敗戦を喫しているが、その試合で決勝点を決めたのがこのサマーヴィルである。ちなみにこの試合でフィルジル・ファン・ダイクのリバプールにおけるリーグ戦ホーム無敗記録がストップした。あとこれは余談だけど、彼の“Summerville”という姓は一見するとSummerとVilleということで「夏の都市」という意味かと思いきや、実はちょっと違う。この姓は“Somerville”が変化した形であり、Somerは古代ゲルマン人の人名であるSigimarに起源がある。そしてSigimarは「勝利」と「有名」が組み合わさったものだ。つまり、夏とはまるで関係がない(Ville自体は古フランス語で「集落」を意味するので同じだが)。そういうわけで、彼の姓に意味を持たせるのであれば、「夏の都市」ではなく「有名な勝利の都市」といったところだろうか。[2024/1/30]

ジョバンニ・レイナ

画像出典:transfermarkt.com

  • 選手名:Giovanni Reyna
  • 生年月日:2002年11月13日
  • 所属クラブ:ドルトムント
  • 国籍:アメリカ
  • 身長:185cm
  • ポジション:AMF, RWG, LWG
  • 市場価格:€20.00Mill.
  • 契約終了年:2025年6月30日

【一口メモ】ドルトムントが抱える超絶優秀な若手の一人。出てきたのが早かっただけあってまだ20歳である(この11月で21歳)。攻撃的なMFとしてだけでなく、両ワイドでもハイレベルにこなせる点も魅力的。ただ身体が出来上がっていないのか怪我がかなり多く、そこは気になるところ。アメリカ人ということもあってFSG的には彼が宝石のように見えていてもおかしくないが、今すぐ獲得するかと言われれば微妙。そもそもこれから価値が何倍にもなりそうな選手なので、ドルトムントがまだ売りに出さないだろう。というかドルトムントとの交渉で上手く行くビジョンも見えない。興味は確実に持っているだろうけどね。あとこれは余談だけど、彼の名前は父クラウディオのレンジャース時代のチームメイトだったジョバンニ・ファン・ブロンクホルストから名付けられたらしい。生まれは当時クラウディオがプレーしていたこともあってサンダーランドだったりする。[2023/05/30]

マーカス・エドワーズ

画像出典:teamtalk

  • 選手名:Marcus Edwards
  • 生年月日:1998年12月3日
  • 所属クラブ:スポルティングCP
  • 国籍:イングランド
  • 身長:168cm
  • ポジション:RWG, LWG, SS
  • 市場価格:€28.00Mill.
  • 契約終了年:2026年6月30日

【一口メモ】エドワーズと聞くと、リバプール復活の立役者の一人である元スポーツディレクター、マイケル・エドワーズを思い出してしまって涙が止まらない。まぁそれはさておきスポルティングでプレーするこちらのエドワーズはギリシャ系キプロス人の母を持つロンドン生まれロンドン育ちのイングランド人アタッカー。スパーズのアカデミーで育成され、マウリシオ・ポチェッティーノからは「まるでリオネル・メッシのようだ」と評されていたが性格的な問題もあってトップチームには定着できなかった。現在はポルトガルの地で伸び伸びとプレーしているが、イングランドに戻って来る日はあるのだろうか。あとこれは余談だけど、“Edwards”という名前は“エドワードの息子”という意味を持ち、そのエドワード(Edward)は“富”や“繁栄”に“守護者”という言葉が組み合わさって出来ている。「富や繁栄をもたらす守り神」って、それはもうマイケル・エドワーズではないか…?[2024/1/30]

ちなみになんですが、リストはTransfermarktが算出した推定市場価格順に並べています。ここまで6人。次ページ6人です。一体誰がいるんでしょうか。元気よく行ってみましょ~。

【2023移籍市場】リバプールFC 噂の補強リスト ~FW編~リバプールFCラボ - LFCサポーターの"情報"と"情熱"が集う場所で公開された投稿です。

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ユルゲン・クロップ「リバプールを去る決断を下した理由」 https://lfclab.jp/club/manager/28807 https://lfclab.jp/club/manager/28807#respond Sat, 27 Jan 2024 12:00:45 +0000 https://lfclab.jp/?p=28807 [問]あなたがリバプール・ファンにメッセージがあるということでしたが? [JK]私は今季末でこのクラブを去る。それを知ってショックを受ける人がたくさんいるだろうということは理解している。初めてこれを知った人は。だから、私...

ユルゲン・クロップ「リバプールを去る決断を下した理由」リバプールFCラボ - LFCサポーターの"情報"と"情熱"が集う場所で公開された投稿です。

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[問]あなたがリバプール・ファンにメッセージがあるということでしたが?

[JK]私は今季末でこのクラブを去る。それを知ってショックを受ける人がたくさんいるだろうということは理解している。初めてこれを知った人は。だから、私はその決断の背景を説明したいと思っている。説明しようと頑張るつもりだ。

私はこのクラブのことが大好きだ。全てだ。この町が大好きだし、サポーターも大好きだ。チームも大好きだ。スタッフも大好きだ。全てが大好きだ。それでも私は去る決断をしたということだ。その理由は、どう言えばよいか迷うのだが、エネルギーが尽きたという感じだ。今現在は大丈夫だ。この決断を伝えようとしてからしばらくたつが、今は大丈夫だ。

ただ、ずっとこのまま続けることはできないということは分かっている。これまでずっと共にやって来て、信頼関係を築いてきて、お互いに大好きだという気持ちを築いてきたあなた方に対して、私は真実を語る責任があると思っている。

そして、これが真実だ。

 

[問]詳細な説明ありがとうございます。これはファンにとって物凄いニュースです。何故?ということはどうしても気になると思います。ファンが心配することだと思いますが、体調とかは大丈夫でしょうか?

[JK]大丈夫だ。体調は全く問題ない。もちろん、トシと共に少しずつ衰えているが。でも、心配してもらうような状態ではない。

実は、私は今季末で去るという決断を11月にクラブに告げていた。外の人々に対してはもう少し説明が必要だと思う。私は毎試合でタッチラインに立って、そしてトレーニングに出ている。そのような日々を送っている。そして、常に次のことを考えねばならない。シーズン開幕したと同時に、来季の計画を立てねばならない。どのような戦力を補強するか、などだ。

そのような生活に、私は今後ずっと、続けることが出来るだろうかということが疑問になった。これ以上は無理だ、と思う時がくると。というか、その時が来るだろうということを考え始めた。

皆が知っている通り、昨季は大変なシーズンだった。普通のクラブならば、「今までありがとう。さようなら」と言われてクビ切られているようなシーズンだった。でも、このクラブではそれはあり得ない。私にとって、それはものすごく重要なことだった。そのおかげで、チーム再建の計画を進めることが出来た。私が考えていたことはそれだけだ。

そして、今は非常に良いチームだと思う。潜在的に素晴らしいものがある。年齢的にも性格的にも、全てが素晴らしい。そして、私は自分のことを考えた。(今の状態を残して)去るということは100%正解だと。

 

[問]このタイミングで公表する理由は?

[JK]理想の世界では、シーズン末まで秘密を貫いて、優勝杯を取って、そしてシーズンが終わった瞬間にさようならということだ。しかし現実は違う。今の世界は、このようなことを隠し続けることは不可能だ。むしろ、(11月に決まっていたのに)今まで隠せたことの方が驚きだ。

このようなことには大きな影響を伴う。スタッフは早い時期に分かったし、クラブには早々に伝えた。その人々が、事実を知りながら秘密を保つということは大変なことだ。

そして、秘密にしている間はクラブは公には何もできない。必要なことが出来ない。何かやろうとすると、秘密にしていることを明かす必要が出てくるからだ。

長いこと、私はこのクラブで重要な存在として見られてきた。実際は違うのだが、でも世間はそう見ている。そうでなければよかったのにと思うことがあるくらいだ。

だから、私は思った。決断を下すならばちょっと早めの方が良い、と。ちょっと遅れたならば悲惨なことになる可能性がある。遅すぎた、となったら最悪だ。

例えば、来季まで続けたとして、9月になっていきなり体力が尽き果ててもうできない、となったとしたら、大変なことになる。クラブはシーズンの途中でばたばたになってしまう、など。

このクラブは、これまで長いこと欠けて積み上げてきた素晴らしい土台を持っている。今後の可能性を持つクラブだ。唯一、残念なのは、私が体力尽きてしまう状況に至りつつあることだ。

だから、私は出来る限り早いタイミングでみんなに伝えたかった

 

[問]今この時期に公表することでシーズン末までの残り試合に影響はないですか?

[JK]その質問は100%理解できる。そして、私の回答は、そうならないために頑張るのが我々の務めだ、ということだ。ドルトムントでも同じような状況を経験した。バックグラウンドは違ったが、でも、同じような状況だった。それは否定できない。

今日のこの発表の後は、記者会見を開いて説明する必要があると思うし、そのようなことがあると思う。

ただ、それが一段落したら、試合に100%集中する日々に戻る。まだまだ今季末までにやらねばならないことは莫大だ。残り試合は30試合?他のリーグならほぼ1シーズンの全試合、と言ってもいいくらいの試合数が残っている。

どうやり抜くかは我々にかかっている。我々は、チームとして一体化して頑張るということをやり続けているし、今回のことはそれと同じだ。

これまで何度も言ってきたが、今も同じだ。私のために何かする必要はない。私のためにどうの、ということは不要だ。だから、そんなことは考えないで。チームをサポートしてくれることが最も重要だ。

影響があるか?という質問だが、(去ることを伝えた)11月から今までの間に、ネガティブな変化はなかったということはわかると思う。良い方向に変わったことはあったかもしれないが。

大変な決断だったが、同時にほっとしたということもある。このままずっとやり続けるエネルギーがあれば最高なのだが、残念ながら、そうでないので。

ここ数年の間に起こったことは、私がやったことのように世間には見えているかもしれないが、それは違う。多くの人々が力を合わせてやったことだ。だから、私の立場は変わるが、クラブは変わらない。このクラブは安泰で、今後良い方向に向かっている。

私のキャリアを振り返ると、非現実的だ。自分の出身を考えると、リバプールの監督として終われることになるとは、想像できなかったくらいだ。それは、100,000%集中し続けてやっとできたことだ。生活の全てを捧げてやっとできたことだ。私は普通の人間だ。(ノーマル・ガイ)。最初に行った通り、今も普通の人間だ。今は、普通の人間の生活を送っていないだけで。そして、私は普通の人間の生活を、遅すぎたとなる前に、その生活をやりたい。そして、それをやるには今が最適だと思った。来季から、今までと同じだけのハードワークはできないと思ったので。つまり、この仕事を続けるにふさわしい人物ではない、と。

 

[問]決断を告げた時のオーナーの反応はどうでした?

[JK]私はオーナーとの間で良い関係を築いてきたので、オーナーは理解してくれた。私がそれを言うということはどれだけのことか、ということを理解してくれた。ふらふらした状態でとりあえず言ってみよう、という感じではないと。

だから、受諾してくれた。これまでずっと良い関係で理解し合ってきたので。もちろん、喜ばれなかったが。

決断を告げた人の中には、本当にがっかりした人もいる。もちろん、私も嬉しくはない。ただ、正しい決断だと思っている。

他に去るきっかけと言えば?クビになることとか、もしくは体調不良で続けられなくなるとか?そのような理由で、みんながその監督が辞めることを喜ぶような状況で去る、とか。

幸い、というべきか、不運なことに、というべきか、私の場合はそうではない

私は重要な人物だと見られているが、私自身はそう思っていない。記者会見を開いて、正式な発表をして、という一連のことが終わったら、ノリッジ(次の試合)に専念する。その次のチェルシー、アーセナル、と、試合のことに集中する。

私が(この決断のことで)試合に集中できないかもしれないという心配は不要だ。私は間違いなく100%集中する。

 

[問]この決断の発表の後は、通常に戻るということですか?

[JK]その通りだ。しばらくは悲しい顔に出会うことが多いと思うが。このような変化が起こることはそんなにあることではないが、でもあるとしたら最適なタイミングだと思う。今後何が起こるかということは誰も分からないことだ。ただ、土台は素晴らしいものが出来ている。今のチームは本当に素晴らしい。

私が10歳若かったら、大喜びで監督をやるのだが。

残念ながら、私はすでに24年間監督をやってきて、自分の人生について考える時期に差し掛かっている。自分の人生は何か?と。私は分からない。ただ、遅すぎた、となる前にそれをやりたい。

契約更新にサインした時には本当に嬉しかった。その時はそれが最も正しいことだと思った。唯一、わからなかったことは、その時には自分の体力がいつまで続くかということだった。

既に説明したことだが、例えば私はスポーツカーだとする。まともなスポーツカーだ。時速160kmとかで走れるくらいの性能は残っている。ただ、そろそろオーバーホールが必要だと感じていて、それは自分しかわからないことだ。

ただ、今季末までは持つので心配しないで欲しい。それまでは全く問題ない!

 

[問]2022年に契約更新した時は奥さんの影響があったとのことでしたが、奥さんは今回のことでどういってますか?

[JK]説明が必要だった。もちろん、大賛成!という反応ではなかった。何故?と問い詰めれた。今、あなたに説明したような内容を彼女に説明した。プライベートな会話もはさみながら。ただ、概要な同じだ。そして、奥さんは私の決断を尊重してくれた。それが私にとって最も良いことだと分かったので。私はこのようなことを軽い気持ちで決断するような人間ではないことを理解しているので。

そして、賛成してくれた。

これから、いろいろなことが続く。チームをどうするか、などなど。私はそれを楽しんでやれると思っている。今後永遠に続くのではないと分かっているから。

これからのことを考える必要もある。将来的に、また監督として働くことがあるだろうか?今この時点では、ノー、だ。もちろん、この先どのような考えになるかわからないが。ただ、断言できるのは、イングランドの他のチームの監督になることはあり得ないということだ。100%、ない。リバプールに対しての感情が強すぎて、そんなことは絶対に出来ない。私のクラブに対する気持ち、地元の人々、サポーターの人々に対する感情が強すぎて、それは出来ない。私の人生の一角と言っていいくらいだ。私のホームだ。あり得ない。

それ以外のことは?どうだろう?たぶん、自分の性格から考えるといつまでも何もせずにいるとは思えない。ただ、これから1年間の間にどこかのクラブか代表チームの監督になるということはないと思う。

それは出来ないと思っているし、やりたくない。

ちょっと奇妙な感じだ。エネルギーが尽きたから、という説明をしているのに、そのようなことを言うとは。ただ、私はくびになるわけではなく自分の決断だ。自分が、今後の行方として最良のことだと判断して決めたことだ。

そして、今は本当にノリッジ戦を楽しみにしている。ホームの試合だ。そしてチェルシー。ホームだ。近々ホーム・スタンドは完成してフルになる。私がいる間に、楽しみなことがたくさん待っている。本当に楽しみだ。

 

[問]リバプール市への愛情について。フリーダム・オブ・シティ受賞について

[JK]本当に光栄だと思っている。それも含めて、いろんなことを語り合う日が来ると思う。シーズンが終わった時にはじっくり話したい。いつでも言ってくれれば!

6月末まで契約があるので、その後は何でも話が出来る時間ができる!

今日は決断を発表する日だから、必要なことを言うだけにとどめる。あとから時間が出来るので。

私にとって、リバプール市はホームのように感じているだけでなく、ホームそのものだ。それは明らかだ。この市に住んでいることは、私の人生の中の重要な時だ。こんなに素晴らしいことは想像すらしていなかった。本当にスペシャルだ。私を名誉リバプール市民、あるいは名誉スカウサーとしてくれたので。

ただ、今この時点では話すタイミングではないということがたくさんある。

 

 

[問]最後に、ファンに対してのメッセージは?

[JK]ファンへのメッセージとしては、まずは私の決断を受け入れて欲しいということだ。それだけで嬉しいことだ。もう一つ、あるとして、スタジアムで今から私の歌を歌わないで欲しいということだ。そして、これからの試合を私の試合にしないで欲しいということだ。

私がファンの皆さんにお願いしたいことは、チームに対して全面的にサポートして欲しいということで、それは今まで通りだ。私に対してではなく。

最後の試合はちょっと違うかもしれないが。どのスタジアムが最後の試合になるかわからないが。どの国の試合かもわからないが。(お別れをするための)場はくるのだから、今はこれまで通りチームのサポートに専念して欲しい。

世間は、今回のことでいろいろ反応するだろうし、ジョークのネタにしたりするかもしれない。でも、我々はリバプールだ。大変な道を共に歩んできた。私が来る前にもあなた方は大変な道を歩んできたのだから、その強さを見せて欲しい。

このシーズンを、後から振り返った時に微笑んで語れるようなシーズンにしましょう。よろしく!

 

 

*本記事はご本人のご承諾をいただきkeiko hiranoさんのブログ記事を転載しております。

ユルゲン・クロップ「リバプールを去る決断を下した理由」リバプールFCラボ - LFCサポーターの"情報"と"情熱"が集う場所で公開された投稿です。

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