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4冠を目指して戦ったリバプールの21-22シーズン。2022年1月の試合からシーズン終了までをLFCラボのタクヤKOP、イタツ、トリコレッズ、コークの4人で振り返りました。
※本記事は、リバプール雑談ラジオ「リバプールの21-22シーズン後半戦34試合を一気に振り返る(前編)」「リバプールの21-22シーズン後半戦34試合を一気に振り返る(中編)」「リバプールの21-22シーズン後半戦34試合を一気に振り返る(後編)」(2022年6月2日収録)を書き起こして編集したものです。
▼LFCラボのポッドキャスト番組『リバプール雑談ラジオ』配信中
リバプールの21-22シーズン後半戦34試合を振り返ります
タクヤ:前回、2022年1月9日に収録したシーズン前半戦の振り返りでは1月頭のチェルシー戦までについて話をしてきました。今回はその続きです。
【FA杯3回戦】リバプールvsシュルーズベリー・タウン(4-1)
タクヤ:1月9日のシュルーズベリー・タウン戦、FAカップ3回戦から。もうかなり昔っていう感じですけど。
トリコレッズ:でも試合を見たら、これは結構印象的な試合だなと思いました。
タクヤ:若手がすごい出てて、という感じですよね。
トリコレッズ:若手をたくさん出して結構苦しんだ、前半とかはそんな印象もあったんですけど、でも最終的にはゴードンもゴールしてるし、ファビーニョもめちゃめちゃ点を入れているし、年明けのリバプールっぽい感じもまたありました。
イタツ:FAカップの初戦ですよね?
タクヤ:そうです。
コーク:これからの試合でファビーニョが点を決めて助けてくれるんですけど、このファビーニョの2ゴールがこれからの彼の得点力の開花を表すようなものになったのかなという気がします(笑)。
タクヤ:これはでもアンフィールドで先制されているわけですけど、前半で逆転して、終わってみれば4-1で勝利というFAカップの試合でした。
【カラバオ杯準決勝 1stレグ】リバプールvsアーセナル(0-0)
タクヤ:その次もまたカップ戦で、今度はカラバオカップ準決勝です。日程はこの時入れ替わったんでしたっけ?
トリコレッズ:たぶんそうでしたよね。これは本来セカンドレグの試合じゃなかったでしたっけ?
タクヤ:そうですよね、だから先にアンフィールドでやってるんですよね。
トリコレッズ:そうだと思います。
タクヤ:その試合は0-0でスコアレスです。この試合で印象に残ってるシーン、ありますか?
コーク:やっぱりそれはジャカの一発レッドでしょう、ジョタへの跳び蹴りで、相当早い時間だったと思うんですけど。前半の半ばぐらいでジャカがいなくなって、また10人のアーセナルを崩せない、というそんな感じでした。
タクヤ:1人少ない相手にちょっと苦手みたいなそういう印象がありますよね。
コーク:ありますね(笑)。またそれを証明してしまうようなゲームになっちゃったみたいな。
タクヤ:これが実質ファーストレグ的なところですけど、スコアレスでセカンドレグに持ち越しというところです。
【PL第22節】リバプールvsブレントフォード(3-0)
タクヤ:今度はリーグ戦、この頃はもうサラー、マネ、ケイタがアフリカネイションズカップでいない時期に入っているわけですね。状況的にはリーグ戦はその前が、チェルシー戦、レスター戦、スパーズ戦と3試合で勝ちがない状態で迎えたホームのブレントフォード戦でした。この日は、南野選手が誕生日という中での試合でしたね。
イタツ:直前のアーセナル戦で、チャンスがめぐってきたのを南野が外した、というのが結構あったと思うので、それを払拭させてくれるフィルミーノの心遣いでしたね。
タクヤ:この試合は結局3-0で勝っているんですけど、3点目を南野が決めてます。得点者でいうとまたファビーニョが決めてて、オックスレイド=チェンバレン、南野と。サラーとマネがいない中、ここでチェンボも頑張ってるんですよね。
コーク:だからいい雰囲気というか、グループとしての強さみたいなやつを感じますよね、ここで出てきたチェンバレンとか南野が決めてくれるというのは。
タクヤ:確かにそうですね。
イタツ:ファビーニョがエースストライカーになりましたからね(笑)。
タクヤ:謎に点を取ってくれるという(笑)。
コーク:ファビーニョのゴールは44分とすごくいい時間に決めているんですよね。
タクヤ:確かに、コーナーから決めてますね。
コーク:ヘディングで合わせてます。
タクヤ:まあでもこのバースデーゴールはうれしかったですね。フィルミーノのお膳立てと、その後のおんぶと(笑)。あの写真はすごい好きだなあ。
コーク:あれは日本でもだいぶ話題になっている写真でした。
タクヤ:いやあ、最高ですよ。
トリコレッズ:この試合の振り返りの時に僕、言った覚えがあるんですけど、結構難しい体勢で無理やりフィルミーノがボールを返してくれてるんですよね。本当に取らせてくれた感じはしますね。
タクヤ:さっきイタツさんが言っていたように、確か前のアーセナル戦のチャンスで外して結構批判されていた中だったので、ここで取れて良かったです。というところでブレントフォードに勝って、リーグ戦で久々に勝ち点3という試合でしたね。
【カラバオ杯準決勝 2ndレグ】アーセナルvsリバプール(0-2)
タクヤ:次がさっきのカラバオカップのアーセナル戦のセカンドレグ的なやつで、こっちはアウェーですけど0-2で勝っています。ジョタが2ゴールです。
コーク:ジョタはアーセナルに強いですね。
タクヤ:強いですね(笑)。
コーク:割とどの選手もアーセナル戦で点を取ってる印象があるんですけど、特にここ最近のジョタはアーセナルのどの試合でも点を取っているような印象があります。
タクヤ:確かに、この辺の時期のジョタはすごい元気だったなという印象はあります。
トリコレッズ:本当にそうですね。この振り返りに向けて僕もハイライトを全部見直したんですけど、この時期はジョタがすごいですね。シーズン最後にかけて少し調子を落としていましたけど、この時期はすごい切れというのか、スピードというのか、初速とかもすごいあるし、ゴールも決まってるし、本当に調子いい感じがしましたね。
タクヤ:カラバオ、カラバオって今シーズンはわりと言い続けてきていましたけど、この準決勝は前のアンフィールドで0-0だったんで、次のアウェーでどうかなという感じがありましたけど、決勝進出できて良かったなと本当に思ったのを覚えてます。ここで決勝進出を決めたというところで、カップ戦の決勝もだいぶ久々でしたからね。
コーク:確かに。
タクヤ:ついに来た!と思いましたね。しかも南野が活躍しての勝ち上がりだったからそういうところでの期待感もありました。
トリコレッズ:確かちょうどこの頃はまた南野がレンタルに行くんじゃないか、みたいな話もあったりして、カラバオで活躍してたし、カラバオで決勝まで行ったんで残ってほしいな、みたいな話をした覚えもあります。
タクヤ:しましたね。ちょうどここが日付でいうと1月20日なのでまさにそういう時期ですね。
【PL第23節】クリスタル・パレスvsリバプール(1-3)
タクヤ:次がまたリーグ戦、23節のクリスタルパレス戦です。これはアウェーですけど1-3で勝ってますね、というかリーグ戦はこの後ずっと勝ち続けてるんですよね。リバプールの3点はファン・ダイク、オックスレイド=チェンバレン、ファビーニョで、ダイクはコーナーから頭で押し込んでるやつですけど、これはすごいヘッドでしたね。
トリコレッズ:ずいぶんフリーにしてくれたなあという感じもしますけど(笑)。でも今シーズンは、ファンダイクのコーナーキックのヘディングゴールってたくさん見た覚えがなかったので、これはすごい痛快でした。
タクヤ:確かに、本当に痛快なヘッドですよね。
トリコレッズ:突き刺さってますよね。
タクヤ:あとはまたチェンボが決めていると、それもやっぱりいいですよね。リーグ戦としてはサラーとマネがいないのはこの試合までって感じでした。
トリコレッズ:そうでしたっけ。
タクヤ:なので、ちゃんといない間に結果を残しているというのは素晴らしいなと思います。あとまたファビーニョが、これはPKですけど決めていて、だから1月はファビーニョが一番点を決めていたんですよね。
コーク:そうです、1月の月間得点王でした。
タクヤ:すごいなあ、頑張ってるなあ。このファビーニョのPKは、ジョタがVARでPKを取ったやつか。
トリコレッズ:際どいやつですね。
タクヤ:結構あれはあやしいよね、むしろジョタがぶつかりに行ってんじゃないのかって、そんなやつですよね。
コーク:はい、そうです(笑)。
タクヤ:あれか、懐かしいなあ。
トリコレッズ:今見直すと、僕は全然ないと思います(笑)。
タクヤ:そうですよね、よくVARに入ってこれがPKになったなって、しかもすごい時間かけてチェックして。
トリコレッズ:何度も見てるうちに、審判も分かんなくなっちゃったんじゃないかなと思います(笑)。
タクヤ:でも本当に苦手なこの時期をしっかり勝つことはでかいですよね、しかもアウェーのクリスタルパレスで。
トリコレッズ:確かに1月のアウェーでパレス戦って、もういろんなフラグが立ちすぎてますよね。
タクヤ:でもイメージはそんな感じですけど、確かクリスタルパレスにはずっと勝っているんですよね。僕らのイメージの中では苦手意識が強すぎるけど、別に負けてないという。
トリコレッズ:確かに、だから試合内の実況とかで、リバプールはパレス相手に何試合無敗です、みたいなことを言われると毎回意外なんですよ、そんなわけないだろうって思っちゃうんです。
タクヤ:これも試合展開的には2点決めて、その後1点返されているので、その時とかは結構怖い雰囲気がこのスタジアムはありましたね、それも覚えているな。なので最後の1点を決めて試合を終わらせたのは大きいです。
【FA杯4回戦】リバプールvsカーディフ・シティ(3-1)
タクヤ:次がFAカップ4回戦、カーディフ・シティ戦。ここを終えるとサラーとマネが帰ってくるという最後の試合です。南野も先発で、ここでルイス・ディアスが加入してベンチ入り、途中出場して早速アシストを記録しています。
コーク:あのアシストはすごかったです。
タクヤ:ここはエリオットも復帰して…。
トリコレッズ:即ゴールを決めた試合ですね。
タクヤ:だからこの試合もいろいろありましたね、南野も点を取っているし。
トリコレッズ:チアゴも復帰でしたっけねえ? そんな感じですごいこの試合はいいことばかりあるなと思った、その直後にクソ失点した覚えがあるんですけど。
タクヤ:はい(笑)。
コーク:チアゴもお尻を怪我してて、クリスタルパレス戦までは欠場してたので、ここは復帰試合でしたね。
タクヤ:この辺はやはりでかいですね。ディアスがここでスカッドに入って、チアゴも戻ってきていると。次の試合からはサラーとマネ、ケイタもまた来るわけで、ここでシーズン終盤に向けてフルでスタートしたという感じですね。
トリコレッズ:この辺までは本当にサラーもマネもケイタもいなくて、怪我人もいて、スカッド厳しいよって言っていたのに、急にみんな帰ってきて突然強力なスカッドを手に入れたんで、これはびっくりしましたよね(笑)。
タクヤ:本当にそこまで持ちこたえていたメンバーも、やっぱりすごい貢献度が大きいですよね。
トリコレッズ:本当ですね、それこそ1月なんて1位と勝点差11とかあった時期で、最終節まで優勝の可能性をつないだのは、ここの時期のみんなの頑張りというか勝利がすごい効いてるんじゃないですかね。
タクヤ:本当に効いてる気がしますね。でもこの試合は本当にエリオットの復帰ゴールがうれしくてその印象が強いですね。本当に良かったなって、神様はいるんだなってそういう気分にさせてくれた試合ですね。
コーク:そうですね。
【PL第24節】リバプールvsレスター・シティ(2-0)
タクヤ:その次がリーグ戦のレスター戦、これはホームですけど、レスターには前にやられてます。
コーク:負けるはずのない条件みたいなところでリバプールは負けましたからね。
タクヤ:あの時は日程というか、試合過程的にだいぶこっちが有利でしたよね。
コーク:そうなんですよね、確かリバプールは1週間空いていて、レスターは中1日ぐらいでシティ戦の後にリバプールだったので、相当難しい条件だったと思うんですけど。まあ、そういう敗戦もあったんで。
タクヤ:この試合はしっかり2-0で勝利。
トリコレッズ:またジョタですね。
タクヤ:またジョタ、ジョタ、やっぱりすごいですね。
トリコレッズ:この試合の2点目に関しては、マティプのアシストなんですけどめちゃめちゃ冷静なのでぜひ見直していただきたいです(笑)。コーナーキックか何かの流れでたぶん上がっていたはずなんですけど、真ん中で受けて、アウトサイドですっと出すという、すごくおしゃれな感じです。
コーク:ディアスが初先発だったと思うんですけど、すごくいいというか、とても初先発の選手とは思えないぐらいのなじみ方、溶け込み方ですごかったですね。
タクヤ:この試合、前の3人はジョタ、フィルミーノ、ディアスという、そのあと考えるとちょっと珍しい組み合わせですね。
【PL第25節】バーンリーvsリバプール(0-1)
タクヤ:次が25節、アウェーのバーンリー戦、これは覚えてますよ、雨のターフムーアですよね。
トリコレッズ:これこそ最悪の条件って感じですよね。
タクヤ:見るからに寒そうな悪い条件というか、雨のターフムーアって響きが怖いですよね(笑)。
イタツ:毎回、メッシが移籍するならで例えられるやつですよね。
タクヤ:これも点を決めているのがファビーニョなんですね。
コーク:ストライカーな飛び込み方で。
タクヤ:押し込んだやつか。
コーク:なぜここに飛び込んでくるのがファビーニョなのか、というそんな感じのゴールでした(笑)。
タクヤ:でもこういう試合で勝ち切れたのがやっぱり大きいですね。ここで貴重な勝ち点3を積み上げていると。
【CLラウンド16 1stレグ】インテルvsリバプール(0-2)
タクヤ:次がチャンピオンズリーグ、ラウンド16のインテル戦でまずはアウェーです。
イタツ:これは抽選で引き直しとかあったやつですね。
タクヤ:引き直す前はどこでしたっけ?
イタツ:ザルツブルグでしたね。チャンピオンズリーグだけ見るとグループステージでミランとやってたので、まさかのミラノ連戦という感じですね。
タクヤ:確かに。これは前半は0-0ですけど、後半で2点入れているんですね。
イタツ:インテルは相当良いプレーをしていて苦しめられて、アウェーだし0-0でもって思っていたらトントンと取りました。
タクヤ:ボビーのあのヘディングですよね。
イタツ:うつむきながらそらす感じの。
コーク:でもやっぱりインテル側がもたなかった部分というのも多少あるとは思います。ジョタが怪我か何かで下がらざるを得なくなったけど、それでも代わりにフィルミーノを出せるところは、やっぱり厚くなったなという感じはしました。
イタツ:この辺はかなりインテルのことを勉強したのを思い出しました。DAZNとかでミラノダービーが特集されてて勉強になりましたね。
トリコレッズ:僕もそのミラノダービーを見たんですけど、とにかくインテルのユニフォームがかっこいいということを勉強しました(笑)。
イタツ:それはありますね。
タクヤ:ここはアウェーのファーストレグで、0-2はいい結果ですよね。
イタツ:すごすぎますね。
タクヤ:勝ち抜けに大きく前進と。
【PL第26節】リバプールvsノリッジ・シティ(3-1)
タクヤ:次はリーグ26節ノリッジ戦です。
トリコレッズ:これはここなんですね、最近のように感じる試合なんですけど…。
イタツ:これは結構前半がひどかった記憶がありますね。
コーク:よくなかったです。
イタツ:この時期は冬のオリンピックをやっていて、並行して見てた気がします。試合がオリンピックより全然つまんないと思ってて、後半なんとか巻き返したと…。そもそも先制されているんですよね。
タクヤ:この試合はスタメンの前3人がサラー、マネ、ディアスですけど、この時からマネは真ん中をやっているんですかね?
コーク:そうだと思います。
タクヤ:結局、サラー、マネ、ディアスは最終的にはファーストチョイスになっていたと思うので、この辺からなのかなというとこですね。
イタツ:両サイドバックがツィミカス、ゴメスなので、ターンオーバーと言えばターンオーバーと言えたのかもしれないです。結果、内容が悪くて先制されているので、かなり印象としては悪かったですけど、でもサラーの久々のゴールと、ディアスは初ゴールですか?
タクヤ:そうですね。
トリコレッズ:結果的には上出来ですよね。
コーク:ゴールは全部すごかったですからね。
タクヤ:これはマネのゴールがめっちゃすごいやつですよね。
コーク:体をひねってボレー。
タクヤ:トルネードみたいな(笑)。
コーク:サラーもアリソンからのパスを受け取って、かわしてかわしてみたいな感じの、ディアスも一発のスルーパスで抜け出して、ワンタッチかな、チップ気味に抜かして初ゴールみたいな、どのゴールもすごかったです。
タクヤ:すごい、3トップがそろい踏みっていう。この辺になると本当に選手層が豪華だなという感じがかなり出てきてましたよね。これだと、それまでめっちゃ活躍してたジョタがベンチにいるわけですものね。
【PL第19節】リバプールvsリーズ・ユナイテッド(6-0)
タクヤ:次がまたリーグ戦ですけど、リーズ・ユナイテッド戦、これは6-0ですごいですね。
イタツ:突然爆発ですね。しかもサラー、マネが2点ずつ取っていて、あとはマティプとダイクというセンターバックで取っているっていう。
タクヤ:すごいですね。
イタツ:マティプのはついに「進撃のマティプ」が完結した的なやつですよね。
タクヤ:そうですよね、ついに!サラーとのすごいワンツーのやつですね(笑)。
トリコレッズ:長ーいワンツーのやつですね。
タクヤ:長ーい(笑)。あと、サラーはPK 2発なんですね。
コーク:シーズン後半に入ってきてからは、PKでしかなかなか点が奪えない時期が続いちゃいましたね。
タクヤ:ハイライトを見ててもこの辺の時期もそうですけど、ポストに当たっていたりとか、抜け出してゴールキーパーと1対1になっても決まらないみたいな、本当に本調子のスペシャルのサラーだったら全然決めてるよなみたいなそういうシーンもなかなか決まらなかったり、その一歩足りないところはコンディションがやっぱり完全じゃないのかなって思っちゃいますね。まあでもこの試合は6点取ってすごいですよね。
【カラバオ杯決勝】チェルシーvsリバプール(0-0)
タクヤ:次がいよいよカラバオカップの決勝、これはやはり決勝戦は特別だなという試合でした。数日前からすごいワクワクしてましたもん、決勝だ~!っていう。やっぱりウェンブリーというのも特別感があっていいですよね。
イタツ:リーグカップファイナルは10シーズンぶりでしたか。まあでもこれは大変な試合でしたね。
タクヤ:これはすごかったですね。まずチアゴが直前で出れなくなってケイタが出てというそういうアクシデント的なのもあり、カラバオはGKがケラハーというところで、ケラハーもすごい止めてましたよね。
イタツ:止めてましたね。
タクヤ:前半すぐから危ないやつも止めていたし、これは結局延長までやって0-0ですからね。
イタツ:中盤はマティプがゴールしたのに取り消されたり、相手に何度もネットを揺らされたりして心臓に悪い展開でした。
タクヤ:ネットを揺らされたらオフサイドとかで取り消されて、本当に危ない場面は枠を外してくれるという。
イタツ:不思議な試合でした。
タクヤ:でまあPK戦に行くわけですよね。これは今でもなんか覚えているなあ、ケパが出てきてね。
イタツ:PK戦用に出てきて、こんなことあるのかっていう展開ですよね、キッカーが最後まで行くなんて。
タクヤ:でもこのPK戦の序盤の駆け引きはすごかったですよね。
イタツ:ファビーニョとダイク。
タクヤ:ファビーニョ、ダイク、あの人たちのあれはすごいですね。
イタツ:パネンカは結構流行ってるといえば流行っているので、僕の中ではダイクのがとにかくすごかったです。
タクヤ:あれはすごいですよね。
コーク:かっこよかったです。
イタツ:あれはもうかっこよかったですね、なんかもう…。
タクヤ:決めてもずっとにらみ続けるという(笑)。
イタツ:センターバックですけど、今まで見てきたあらゆるPKでベストかもしれないぐらいの。あのケパの片方に寄るあおりを抜きにしても弾道がすごかったんで、そのあおられたほうに決めたことも含めてもうとにかくすごいです。
タクヤ:すごいですよね、あれをやられたらどういう精神状態になるんだろう?
イタツ:その時点で帰りたいです(笑)。
タクヤ:自分から引っかけといてね。
イタツ:でもそこから7人ぐらい続いたんでかわいそうでしたね。それでまたケラハーがひょうひょうとしてて良かったですね。
タクヤ:そうですね、行儀よく待ってるという。
イタツ:最後決めた後も行儀良かったですよね、それがとにかく印象深い。
タクヤ:(笑)。これはでも、チェルシー側からしても、まさかケパが蹴るところまで行くとはって感じですよね。
イタツ:チェルシー側に立つとちょっと残酷すぎますね(笑)。
タクヤ:そうだと思いますね。
イタツ:止めるために出てきて、止められず自分が外して終わるわけですから。
タクヤ:まあでも本当うれしい、うれしい、タイトル獲得でした。
イタツ:最近国内カップはすぐ負けてたんでうれしいですね。
タクヤ:昨シーズンの結果を見てたんですけど、去年は確かアーセナルに早々に負けているんですよね。もう秋ぐらいで負けてて、FAカップも1月にユナイテッドに負けて終わっているんです。
イタツ:ありましたね。
タクヤ:もうでも去年のその頃は、特にFAカップとかはそれどころじゃないから、もう全然FAカップはいいや、みたいなたぶんそんな感じだったと思います(笑)。
トリコレッズ:だって、FAカップみたいなメンバーでリーグ戦をやっていましたものね。
コーク:FAカップのユナイテッド戦とかまじでよく覚えていますよ。マティプを温存して、リースを使って、がんがん裏を取られまくって、その休ませたマティプを出した次のリーグのスパーズ戦でハーフタイムで負傷交代という、そこも合わせて全部覚えてます、その時期は。
イタツ:最悪すぎる(笑)。
コーク:なんのためにカップ戦を休ませたんだっていう(笑)。
タクヤ:それでコークの「マティプは使える時に使え」が…。
コーク:そうそう、はい(笑)。
トリコレッズ:ちょうどその理論が確立した時期でしたよね(笑)。
コーク:懐かしすぎます。
タクヤ:でも、このカラバオ杯の表彰式でタキがカップを掲げたのもうれしかったですね、チーム内得点王ですからね。今回の試合には入ってないけど、レスター戦のタキのゴールがなければここに来てないわけだから、本当に優勝の立役者ですね。
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