【チャント特集~定番編~】リバプールの試合で必ず歌われる曲たち(歌詞付き)

【チャント特集~定番編~】リバプールの試合で必ず歌われる曲たち(歌詞付き)
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タクヤKOP
ビートルズからリバプールFCのサポーターになった珍しいKOPです。戦術的なことはあまり得意でないので、クラブやリバプールという街を色んな角度から掘り下げていきたいと思います。

フットボールにとって、サポーターは欠かせない存在。そんな彼らが試合中に選手たちへ送るメッセージ、それがチャント(応援歌)です。

チャントには、伝統的に歌われるものや、選手固有のもの、相手チームを揶揄するものなど様々なタイプがあります。それらチャントはクラブごと、リーグごとにも特色が異なっており、チャントを知ることでフットボールを彩る奥深い世界はさらに広がります。

ということで、今回はリバプールの超定番チャントをご紹介します。いつも試合中に聞こえてくるあの曲たちです。

※この記事は随時更新してアップデートしていきます。

なお、「チャント(chant)」を読むときのアクセントは、「チャ」なのか「ト」なのか・・。正解は、「チャ」です。

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なお、リバプールのチャント関連では、「BOSS Night(ボスナイト)」というファンイベントが最近存在感を増していますので、必ずチェックしておきましょう。

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You’ll Never Walk Alone

「チャント」という扱いにしてよいのかという気もしますが、定番と言っているからにはこれを入れないわけにはいきません。もはやリバプールの代名詞ともいえるアンセムですね。クラブのクレスト(エンブレム)にも入っていますし、「YNWA」はクラブにとってただの応援歌以上の存在となっています。

原曲は1945年のミュージカル『回転木馬』のために創られた曲で、これをリバプール出身のバンド、Gerry & The Pacemakers(ジェリー&ザ・ペースメイカーズ)がカヴァーし1963年10月に彼らの3枚目のシングルとしてリリース。4週連続でイギリスシングルチャート1位に輝くほど大ヒットを記録しています。

ちなみに、リバプール出身のバンドといえばビートルズですが、1963年11月に「You’ll Never Walk Alone」の連続1位を止めたのはその少し前に発売されていた「She Loves You」です。さらに次の1位は同じくビートルズの「I Want To Hold Your Hand(抱きしめたい)」。そんな時代です。

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この「You’ll Never Walk Alone」は主にキックオフ前と、勝ってる時の試合終了前に歌われます。なお、キックオフ前に歌われるシーンでちゃんと歌を聞かせてくれるかどうかで実況アナウンサーの力量が試されます。

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2019年5月のチャンピオンズリーグ準決勝でバルセロナを破った試合後の感動的なYou’ll Never Walk Alone。

Fields of Anfield Road

All round the Fields of Anfield Road,
Where once we watched the King Kenny play (and could he play),
Steve Heighway on the wing,
We had dreams and songs to sing,
Of the glory round the Fields of Anfield Road.

試合中何度も歌われる超定番曲ですね。「You’ll Never Walk Alone」に次ぐ代表曲で、元はアイルランドのフォークソング「The Fields of Athenry」です。試合中はサビの部分のみ歌われますが、フルコーラスは結構長いのです。この曲は色んなアーティストがカバーしてますが、アイリッシュ・パンクのDropkick Murphysのバージョンがカッコよくて好きです。

↑1行目の「Fields」の部分から手拍子が始まるところが癖になります。あと「and could he play」はちゃんと叫びましょう(笑。

なお、この曲は試合中によく聞く割にメロディと歌詞が覚えにくいですが、そんな方には以下のヒルズボロの悲劇20周年となる2009年に録音されたバージョンを聞き込むのがオススメです。レジェンド達もずらり。。

Poor Scouser Tommy

「Poor Scouser Tommy」はリバプールの歴史の中でも1960年代から歌われる古い歌で、その歌詞や歴史を書くと長くなるので、別記事にまとめています。こちらをご覧ください。

古くから歌われるチャント「Poor Scouser Tommy」とは

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Allez, Allez, Allez

We conquered all of Europe,
And we will never stop,
From Paris on to Turkey,
We’ve won the f*cking lot!
Bob Paisley and Bill Shankly,
The Fields of Anfield Road,
We are loyal?supporters,
And we come from Liverpool!

Allez, allez, allez!
Allez, allez, allez!
Allez, allez, allez!
Allez, allez, allez!

2018年の3月あたりから歌われるようになったこの曲。元はナポリのチャントで、その他のいくつかのクラブでも歌詞をかえて歌われているようです。リバプールのこのバージョンは、とにかく歌詞のメッセージが最高で、覚えやすいメロディも手伝って試合中に何度も何度も繰り返し歌われるようになりました。

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When The Reds Go Marching In

Oh when the Reds, (Oh when the Reds),
Go marching in (Go marching in),
Oh when the Reds go marching in,
I wanna be in that number,
Oh when the Reds go marching in..

キックオフ直後など勢いを付けたい時に歌われることが多い印象の曲。「Oh when the Reds」「Go marching in」の掛け合いのところをちゃんと口ずさめると、とても気持ち良いです。

なお、原曲はご存知「聖者の行進」でサウサンプトンをはじめとして他のプレミアリーグのチームもよく歌いますので、うっかり相手チームが歌っているのに引きずられないようにしないといけません。

Liverpool, Liverpool (Slow)


↑この動画は埋め込み再生ができないのでYouTubeへ移動して再生してください。

Liverpool, Liverpool,
Liverpool, Liverpool,
Liverpool, Liverpool,
Liverpool, Liverpool,
Liverpool, Liverpool,
Liverpool, Liverpool…

ことあるごとに歌われる超定番。「Liverpool」を繰り返すのみです。これは得点が入った直後や入れられた直後に歌われることも多いですね。

Liverpool, Liverpool (Fast)


↑この動画は埋め込み再生ができないのでYouTubeへ移動して再生してください。

Liverpool, Liverpool, Liverpool,
Liverpool, Liverpool, Liverpool,
Liverpool, Liverpool, Liverpool,
Liverpool,
Liverpool!!!

こちらも試合中によく聞く曲ですね。ひたすら「Liverpool」を繰り返します。

Liverpool (Slower)


↑この動画は埋め込み再生ができないのでYouTubeへ移動して再生してください。

Liverpool,
Liverpool,
Liverpool,
Liverpool…

前の2つと似ていますが、こちらも「Liverpool」を繰り返す系でよく試合中に歌われます。コーナーキックなど攻撃を畳み掛けている時に歌われる印象です。

We Are Liverpool Tra La La

We are Liverpool, Tra la la la la,
We are Liverpool, tra la la la la la,
We are Liverpool, tra la la la la,
The best football team in the world – yes we are!

Poetry in motion, tra la la la la,
Poetry in motion, tra la la la la la,
Poetry in motion, tra la la la la,
The best football team in the world – yes we are!

これは2014年、あの優勝争いを繰り広げたシーズンに歌われだしたチャントです。「MAKE US DREAM」のバナーを自然と思い出します。

なお、チャントにも流行り廃りがありその後の18-19シーズン以降などではそれほど歌われなくなっています。

We Love You Liverpool, We Do!

We Love you Liverpool we do. We Love you Liverpool we do.
We Love you Liverpool we do. Oh Liverpool we love you.

試合の中でよく歌われるクラブ愛に溢れた小気味よい曲です。

ちなみに、元々はフルコーラスある長い曲です。BOSS Nightではフルで歌われますね。

Ring Of Fire

De De De De Der,
De De De De Der,
De De De De Der,
De De De De Der…

これはカップ戦、特にチャンピオンズリーグ関連でよく歌われます。原曲はジョニー・キャッシュの「Ring Of Fire」。

We’ve Won It Five Times

We’ve won it five times
We’ve won it five ti-i-imes
In Istanbul, we won it five times

チャンピオンズリーグつながりで、文字通り「俺らは5回優勝したぞ」というチャントです。ヨーロッパの舞台で歌われる他、プレミアリーグでもチャンピオンズリーグを戦うチーム相手だとたまに歌われていました。

このメロディは他サポーターも含めてよく歌詞を変えて歌われる定番チャントですね。

We’ve Won It Six Times

Divock scored in Spain
And the Red’s went fucking insane
14 years and now we’re Kings of Europe once more
We won it 6 times! We won it 6 times
We went to Madrid
And won it 6 times

18-19シーズンの6回目のチャンピオンズリーグ優勝を決めて、BossNightのジェイミー・ウェブスターが創ったSix Timesチャントです。

上のFive Timesの「In Istanbul」を単純に「In Madrid」に変えるだけではなく、細かくアレンジされています。

Bring On Yer Internazionale

Bring on yer Internazionale,
Bring on yer Roma by the score,
Barcelona, Real Madrid,
Who the f**k you trying to kid, Because Liverpool are the team that we adore…

チャンピオンズリーグの試合でよく歌われるチャント。なお、同じメロディで「Bring On Yer Manchester United」というマンチェスター・ユナイテッド戦で歌われるバージョンもあります。

We Are The Champions Champions Of Europe

We are the champions, champions of Europe
We are the champions, champions of Europe

こちらも6回目のチャンピオンズリーグ優勝に歌われるようになったチャント。とにかく声量がすごい!

Justice For The 96

Justice for the 96,
Justice for the 96,
Justice for the 96,
Justice for the 96…

ヒルズボロの悲劇の被害者96人のための曲です。原曲は有名な「Go west」ですね。これは主にヒルズボロの悲劇に関係するタイミングで歌われます。

We Shall Not Be Moved

We shall not,
We shall not be moved,
We shall not,
We shall not be moved,
Like a team that’s going to win the European Cup (Again!),
We shall not be moved

直訳すると「我々は動じない」という曲。18-19シーズン最終節、惜しくも優勝を逃したチームに対して勇気付けるように歌うKOPの姿に感動したのは筆者だけではないはずです。

Liverpool Top Of The League

Liverpool top of the league.
Liverpool Liverpool, top of the league.
Liverpool top of the league.
Liverpool Liverpool, top of the league.

文字通り「リーグのトップにいるぞ(トップを狙え)」というチャント。18-19シーズンの優勝争いをする頃からよく聞くようになりました。

We’re Gonna Win The League

We’re gonna win the league,
We’re gonna win the league,
Now you gotta believe us,
Now you gotta believe,
Now you gotta believe us,
We’re gonna win the league

こちらもリーグ優勝関連。このチャント自体は以前から優勝争い時に歌われていますし、他クラブでも歌われているようです。

優勝争いをすると、歌われる曲も変わってきますね!

ちなみに、クラブワールドカップ優勝後は「We’re Champions Of The World」という歌詞でも歌われていました。

We’ll Be Coming Down The Road!

We’ll be coming
We’ll be coming
We’ll be coming down the road
When you hear the noise of The Billy Shankley Boys
We’ll be coming down the road

とても力強いこの曲は、元はスコットランド代表のチャントでオリジナルは「The Billy Shankley Boys」の部分が「The Tartan Army Boys」になります。

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さて、リバプールの試合中によく聞く定番チャントでした。みなさん全曲歌えますか??

これを機会にチャントをもっと覚えたい!と思ったKOPの方々へ僕も愛用しているオススメのアプリをご紹介します。

FanChants: Football Songs & Soccer Chants
Android版はこちら

これは、まず「Browse」から「UK」>「ENGLAND」>「PREMIER LEAGUE」>「LIVERPOOL」と辿ると、リバプールのチャントがずらりと並ぶ画面へいきます。(iOS版の場合)

【チャント特集~定番編~】リバプールの試合で必ず歌われる応援歌たち

もちろん、今日ご紹介した曲も全部入ってます。

再生中は、歌詞もこうやって表示されますので、繰り返し聞いてチャントを覚えましょう。

【チャント特集~定番編~】リバプールの試合で必ず歌われる応援歌たち

それでは、今度の試合はチャントを口ずさみながら観戦しましょう♪

古くから歌われるチャント「Poor Scouser Tommy」とは

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9 件のコメント

  • 更新ありがとうございます!とっても助かっております。
    ダービーみて知ったのですが、聖者の行進になぞらえた
    Oh Manchester is full of shite
    って歌ってるやつも追加して欲しいです笑

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