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UEFAチャンピオンズリーグ決勝、昨シーズンのレアルマドリード戦の敗戦を糧に2年連続でこの舞台に到達したリバプールFC。相手はトットナムホットスパーズ。スタジアムはマドリード。
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画像出展:UCL公式Twitter
前半キックオフ。ファーストプレー、今季キャリア最高のパフォーマンスで守備面のみならず、最後方からの攻撃をリードしたCBジョエル・マティプがロングボールを蹴り込む。一度は弾き返されたボールを圧倒的な空中戦でハリー・ケインを弾き飛ばしながら力強く前線へ押し戻すのはファン・ダイク。彼が加入して以来、リバプールの最終ラインは生まれ変わった。
そのボールを拾うのはキャプテン、ジョーダン・ヘンダーソン。ファビーニョ加入によりインサイドハーフで躍動し始めた彼がチームを支えたのは今季の後半戦だけでなく、ボトム10に落ちかけた低迷期含めた8年間である。彼が出したパスの先にいるのは今季のベストアタッカーサディオ・マネ。今季得点王を獲得したセネガル人アタッカーは試合前、リバプール加入前マンチェスターUと合意間近だったがユルゲン・クロップからの電話一本アンフィールドに来ることを決めたと語った。マネのプレーからペナルティキックを得る。
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画像出展:UCL公式Twitter
キッカーはクラブのアイコン、モハメド・サラー。今季、激しいマークに苦しみながらも間違いなく彼がいたからこそ逆サイドのマネが輝いた。昨年、涙を流しながら負傷退場したエジプトのキングはその全てを乗せてど真ん中に蹴り込む。リバプール先制。1-0。その後、硬直した展開が続くがリバプールの攻撃を引っ張るのは今季合計23アシストを記録した両サイドバック。アレクサンダー・アーノルドとアンディ・ロバートソン。両サイドから強烈なミドルを放つ。彼らは来季、得点まで獲り始めるのだろうか。
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画像出展:UCL公式Twitter
後半に入って次々にアタッカーを投入するスパーズ。8本放たれた枠内シュートを全てセーブしたのは守護神、アリソン・ベッカー。際どいシュートを完璧な場所に弾き出し、隙あらば最前線にレーザーの様なロングパスを届ける。カリウスの悔しさを背負い、ミニョレに後押しされゴールマウスに立ちはだかる。
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画像出展:UCL公式Twitter
怪我明けながら誰よりも走っていたロベルト・フィルミーノに代わってクロップと抱擁を交わしピッチに入るのは今季幾度となくチームを救ってきたディボック・オリギ。ジェイムズ・ミルナーからのコーナーキックのこぼれ球を迷いなく振り抜き2-0。これでリバプールサポーターが覚えておかなければならない1819シーズンの彼のエピソードがまた1つ増えてしまった。
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そして、今季欧州最少失点を記録した成熟したチームは世界で最も緊張する90分をクリーンシート。英国チーム対決は赤いシャツに軍配が上がる。
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画像出展:UCL公式Twitter
落ち着いた試合展開と対照的な、感情を爆発させる優勝セレモニー。トロフィーを掲げるのはキャプテン・ジョーダン・ヘンダーソン。選手たちに抱えられるのは名将・ユルゲン・クロップ。リバプールFCがUEFAチャンピオンズリーグを制覇。6度目のビッグイヤー獲得。
「我々が世界最強のチームでないことはわかっただろ?」
バルセロナとの1stレグ0-3の敗戦後にユルゲン・クロップが選手たちに語りかけた言葉。そしてこう続けた、
「ただ、まだ世界最強のチームを倒せるかもしれない。もう一回やってみよう!」
彼はすべての敗戦を受け入れ、トライし続け、そして向上していく”最高”のチームを創り上げた。
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マドリードのスタジアムに響き渡るYou’ll Never Walk Alone。その余韻と共にクロップのプロジェクトの序章が幕を閉じた。そして彼の元に集まった”チーム”の歩みは間違いなく次の章へ続いていく。
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