リバプール絶対許さないマン、カルロ・アンチェロッティとの想い出 

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ITATSU

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リバプールFCにまつわるなんでも、ファンも選手も戦術もユニフォームも文化もお金も、気になってしまう浅く広い雑食系サポーターです。
画像はDaily Mailより引用

今年も欧州の頂点を目指す戦いが幕を開ける。
わたしが思う欧州制覇に向けてリバプールが乗り越えなければいけない最大の壁がカルロ・アンチェロッティである。監督として最多の4回優勝を誇る紛れもない名将でありながら、ここまで要所でリバプールへのあたりが激しい監督が他にいるだろうか。

 記憶に新しい昨年決勝での敗戦だけではない。何度もCLで当たったり、同じリーグにまでやってきたり…とにかくリバプールを討ち果す事に執念を燃やしているように見えるリバプールファンはわたしだけではないはず。Wikipedia英語版のCarlo Ancelottiの項目では8箇所もLiverpoolという単語がヒットするほどだ。(?)

今回はCL開幕に合わせ、リベンジャー精神を焚きつけるべく、なぜここまでリバプールを絶対許さない心が彼にあるのか、これまで彼とどんなことをしてきたのか。カルロ・アンチェロッティとリバプールの逢瀬を振り返っていく。
※以下「リバ絶許」=「リバプール絶対許さない」
※※この記事には史実を基にしたフィクションが含まれます。

リバプール 絶対許さない原体験!ホームでの欧州カップファイナル!

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カルロとの出会いは彼の現役時代まで遡る。83-84シーズン。アンチェロッティが所属するASローマはヨーロピアンカップファイナル(現UCL)に進出する。さらに幸いにも会場はホームスタジアム、ローマ・オリンピコ。迎え撃ったのは全盛期を迎えた我らがリバプールである。ご存知の通り、アウェイで空気読まずに勝ったリバプールが4度目の載冠。

アンチェロッティにとってのリバプール絶対許さない原体験であり、全てはここから始まってると推測される。なお、このシーズンの大半を膝の怪我で棒に振っており、決勝戦にも出場できなかった。これはリバプール絶対許さない気持ちの火を大きく燃え上がらせたことだろう。 83−84決勝戦詳細

なお、ASローマはこれ以降ヨーロッパトップコンペティション(ヨーロピアンカップまたはチャンピオンズリーグ)のファイナルに進出していない。ASローマ:欧州での成績

カルロ・アンチェロッティ選手83-84シーズンのスタッツ

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リバ絶許の心に目覚め始めた頃のカルロ

レジェンドチームに訪れた史上最大のリバ絶許事件、イスタンブールの悲劇!

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あまりにも有名な04-05シーズンUCLファイナルである。
リーグとしてもチームとしても最高潮にあったセリエAの雄A.C.ミラン。迎え撃つはリーグで翌年のCL出場権すら得られずワールドクラスの選手なんてそんないない、おらが街のリバプールFC。圧倒的劣勢の下馬評通り、前半でグランデミランが3点ものリード!しかし後半、8分間で3失点するとそのままPK戦にもつれた末に敗北。
数々の名選手を抱えたミランにあってこれは受け入れがたい屈辱だろう。最大のリバプール絶対許さない事件。

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前日会見にて。とんでもないリバ絶許の心が芽生えることを彼はまだ知らない

リバ絶許の心は天運も味方につける!UCLファイナル即リベンジ

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06-07シーズン。早くもカルロにリベンジの機会が訪れる。2年前の決勝戦の再戦が決勝で実現。堅実にしたたかに。最も憎たらしい勝ち方でリベンジを果たした。トーナメント表という努力ではどうにもできない巡り合わせ。アンチェロッティのリバプール絶対許さないパワーは神をも味方につけている。

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リバプールを倒した時、一番いい顔するよねカルロ

まだまだ足りないよ。チェルシー監督に就任。

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2009年、ミランで一時代を築き上げたカルロが次に選んだ挑戦はなんとチェルシー。よりにも寄ってオーナーが面倒なクラブばかり選んでいきながらも、見事に乗りこなしていくのはさすがである。きっちりリバプールにはダブルを達成。プレミアリーグ優勝を果たし、FAカップとの二冠までなし遂げた。これにとどまらず監督2季目ではなんとリバプールのアイドル、フェルナンド・トーレス引き抜きという残虐行為まで実行している。トーレスがいなくなることにばかり気を取られていたが、なんとあの時の監督はアンチェロッティだったのである!

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このあたりからリバプールが世にいう暗黒期に突入していくことは偶然なのだろうか…

CL復帰に沸くリバプールを叩きのめす

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やっと暗黒期を抜けたとリバプールサポーターみんなが思った6年ぶりのチャンピオンズリーグの舞台!

グループリーグで当たることになったのがカルロ率いるレアル・マドリーであった。アンフィールドでロナウド初ゴールを含む3-0と完膚なきまで叩きのめすとホームでも勝利しダブル。リバプールはEL行きを余儀なくされた。

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この頃は余裕過ぎて遊び甲斐がなかったかもしれない

シャビ・アロンソの引退会見でダシにされる

名門を渡り歩くカルロ。ドイツの地ではバイエルン・ミュンヘンを指揮した。王者過ぎてリバプールとは全く縁がない時期だったが、落とし穴があった。リバプールOBであるシャビ・アロンソの引退会見で彼がキャリアを振り返る中、話がリバプール時代に及ぶと「”あんなに素晴らしいファイナル”もあった!」と隣席のカルロをまじまじと見つめながら語ったのだ。(以下動画40秒ごろ〜)

もちろんコミカルな一面として場を盛り上げたが、カルロは内心腸が煮えくり返っていたに違いない。

https://twitter.com/kevwe/status/843425575951896577?s=21&t=eAU3PN1RuVLyWQbkARdhJA

ナポリで2年連続同組に。リバプール苦戦

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またもカルロは運命を引き寄せる。ナポリでCLに出場すると、2年連続でリバプールと同組を引き当てた。「アンチェロッティのリバプール絶対許さないパワーは神をも味方につけている。」リバプールは大苦戦。4戦したうち18-19のホームでの1勝のみ。通算1勝1分2敗。ナポリの、カルロの勝ち越しである。
 しかしこの1勝が生きて、リバプールは決勝トーナメント進出を果たし、最終的に6度目の欧州制覇を成し遂げることになる。その優勝をカルロはどんな目で見ていたのだろうか。

ついにリバプール上陸!

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なんとなんとついに同じ街のライバルクラブの監督に就任。”カルロがやってくるヤァヤァヤァ!”とエバトニアンが沸いていたが知らないが、流石にカルロでもエバトン復活は無理なのではという期待とは裏腹に、結果は上々。無観客試合の影響とはいえ、ダイクが大怪我を負った上に微妙すぎるオフサイド判定によるゴール取り消しで引き分けたグディソンでの一戦や、21世紀アンフィールド初勝利など近年で最も嫌な結果と内容をもたらした。

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ここまでくるとさ!もうわかるでしょ?私の気持ち。とでも言い出しかねない表情に見える。
(実際エバートン監督就任半年後のインタビューでそんなようなことを語っていた! Number web

パリファイナル

21-22シーズン。戦術合戦は最高潮に到達し、特にプレミアの時代だと囁かれる中、チェルシー、マンチェスターシティを超劇的に倒して勝ち上がってきたレアルマドリー。監督はもちろんカルロである。(上記エバートンをサクッと離れた経緯は少し面白かったが。)史上最強!夢の4冠!とこちらも沸くリバプールなら倒せると誰もが思っていた。しかしそれはもうすんごいウノゼロでクラブを14度目の欧州制覇に導いた。

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リバプールを倒した時、やっぺめっちゃいい顔するよねカルロ

そして始まる「アンチェロッティ絶対許さない物語」

私達を苦しめてきた「リバプール絶対許さない物語」は21-22シーズンをもって終焉を迎え、もうカルロからの嫌がらせがなくなることを切に願う。

今回まとめてみてカルロとの蜜月はよく知られたものから意外なところにまで潜んでいたことがわかった。21−22シーズンは4冠未遂、日本人選手在籍、とサッカークラブを応援する身として全てやり尽くしてしまったのではないか、燃え尽きてしまうのではないか、と恥ずかしながら心配になる程充実していた。しかし、シーズンの最後に新しい目標を見つけてくれてカルロには感謝している。アンチェロッティのマドリーに決勝でリベンジするという大いなる野望のため私はこれからもリバプールを応援していこうと思う。

私と同じくカルロ愛打倒カルロに目覚めた方はぜひ共に「アンチェロッティ絶対許さない物語」を始めよう。

https://twitter.com/espnuk/status/1521957786346823688?s=21&t=eAU3PN1RuVLyWQbkARdhJA

いつか絶対リベンジしてやるからな!!

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