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先日、「デイブ・フィリップ氏」と食事を共にする機会に巡り会い、その場でリバプールについていくつか質問をさせて頂いた。彼は快くわかりやすい英語で答えてくれ、LFCラボに記事として載せることも笑顔で承諾してくださった。一部聞き返しながらその場でメモし録音もした上で記事化することができたが、この日ほど学生時代に英語をマスターしておくべきだったと感じた日はない。
A pub in Tokyo. #lfc pic.twitter.com/AM2i4ij4zj
— Dave Phillips (@lovefutebol) 2018年2月22日
さて、デイブ氏のことをご存じない方のためにまず簡単に彼の紹介をする。デイブ氏はリバプール育ちのフットボール識者として現地でも有名。リバプール大学でフットボール経営学MBAを取得している。また、日本のことが大好きで来日は8回目。過去来日した際にたまたま松本山雅FCの試合をスタジアム観戦し、You’ll never walk aloneのフラッグを掲げるサポーターを目にして以来、彼のTwitterプロフィールにも記載がある通り同チームのことも追いかけている。もしフォローしていない方はぜひフォローを。
ではデイブ氏からいただいた回答をどうぞ。
今季、リバプールはチャンピオンズリーグで優勝できるか?
なぜできないと思うんだい?ヨーロッパにリバプールを恐れていないチームはない。シティはリバプールを恐れていて実際に黒星を喫したし、バルセロナも同じように恐れている。バルセロナはチェルシーにも苦戦していたねえ。レアル・マドリーもリバプールとは当たりたくないだろうし、マンチェスター・Uもそうだ。そう、世界で一番退屈なサッカーをするチームね。リバプールの前線は世界トップクラスにあることは明らかで可能性は十分にある。
もし、冬に適正価格で質の高いGKを獲得できたらすべきだった?
検討はすべきだろうが、基本的にクロップは冬に選手を取りたがらない。価格が高いということだけではなく、リバプールのスタイルにフィットするのに時間がかかると考えているからだ。チェンバレンもロバートソンも今でこそ活躍しているが移籍当初は起用されなかった。自分たちのスタイルが独特でそこにフィットするのに時間がかかるとクロップは考えている。GKも例外ではない。夏から取ろうとしていたファン・ダイクは例外だがね。
リバプールはカリウスの代わりを次の夏に獲る?
既にリバプールはアリソンをはじめとする複数のGKとの代理人と話をしているだろう。水面下ではもちろん動いている。加えて、ミニョレのリバプールでのキャリアは終わった。それは明らかだ。つまり少なくともカリウス、ウォードとポジションを争うGKは獲る。あとはカリウス次第だが、No.1GKを取りに行く可能性は高いだろう。間違いなく話は進めている。ただ、今シーズンが終わるまでは新しい選手は入って来ないことは事実なので、クロップが「カリウスがNo1だ」と公言することは理にかなっている。もしこれでカリウスがよいパフォーマンスを見せ始めたらそれ以上のことはない。
ひとりごと
デイブ氏のことは元々フォローしていたが実際にお会いすると誰に対しても気さくでとても頭が良く、とてつもない情報量の持ち主であった。上記の内容以外にも「リバプール大学の各クラスの雰囲気」や「近年の移籍金について」「彼自身の生い立ち」などとても内容の厚い話を雑談の中で聞くことができた。次回来日されるまでにマイイングリッシュスキルをブラッシュアップしより濃度の濃いインタビューを試みたい次第。
また、筆者も彼と同意見でクロップリバプールは今季チャンピオンズリーグを獲れると思っている。もちろん贔屓目ありで。
前回リバプールがCL決勝ラウンドに進んだのは、人間のタイプとしてはクロップとは真反対の位置にいるであろうベニテスがチームを率いてレアルマドリーを5-0で粉砕した0809。ジェラードが「あれは無理だ」と言ったが、陽気なドイツ人がCLに手を掛ける目はあると読んでいる。もちろん贔屓目あり。
— グラッド (@Glad_ynwa) 2018年2月14日
現地の方の声が知れる貴重な記事ですね!やはり来夏はアリソン獲得を目指すのでしょうか?とびきり若いわけではないのでウォードまでもアンフィールドから去ってしまう気が…