リバプールの21-22シーズン後半戦34試合を一気に振り返る【リバプール雑談ラジオ】

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【PL第36節】リバプールvsトッテナム・ホットスパー(1-1)

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タクヤ:すでにカラバオカップは獲っている訳ですけど、この2022年5月に関してはFAカップ決勝と、優勝争いをしているリーグ戦の残り、それと最後の最後にチャンピオンズリーグ決勝があるという、そういうめちゃくちゃすごい1カ月になったわけですね。最初の試合に当たるのがプレミアの36節スパーズ戦、これは結果的には引き分けで終わっている試合ですね。

トリコレッズ:結果から言うと、ここの引き分けは痛かったなと思いますね。

タクヤ:ここを勝てなかったのがやっぱり最終的に響いたな、というところがありますね。

イタツ:結果、スパーズとも2引き分けなので。

コーク:でもポジティブに捉えると、正直敗戦してもおかしくないようなゲームだったんで、まあよくぎりぎり希望をつなぐようなドローで終えたなという感じもありました。なんならそれぐらい良くなかったということでもあると思うんですけど。

タクヤ:結果引き分けですけど、その引き分け方としては先制されて苦しみながら追いついてるという感じなので、後味的にはそんな感じでしたよね。

コーク:引き分けも、追いついてか追い付かれてかでは全然違うので。

タクヤ:全然違いますよね(笑)。とはいえ、ここで勝ててればな、というのはありますけど。

コーク:でも難しいですよね。正直この試合を引き分けで落としちゃって絶望になった後、シティが裏で一回ウェストハムに引き分けてますが、もしスパーズとのゲームでリバプールが勝ったとしたら、シティがあのタイミングでウェストハム相手に落とせたかなという気もするんです。振り返ると、スパーズ戦で落としてなければとは思っちゃうんですけど、まあ38試合なので、このスパーズ戦よりもっと勝ち点を取るべきだった試合はあると思うし、やはりリーグ戦はそういうところが難しいですよね、長いので。

【PL第33節】アストン・ビラvsリバプール(1-2)

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タクヤ:次がまたリーグ戦が続きますけどアストン・ビラ戦、これはアウェーですけど1-2で勝利。ここも結構メンバーを入れ替えているんですよね、次がFAカップ決勝だからっていう感じでしたね。

トリコレッズ:カーティスのリーグ戦スタメンとか、この試合以外であったのかな?ぐらいですよね。

タクヤ:確かに。

イタツ:ワトフォード戦かな?

コーク:それぐらいか。ここら辺になってくると、いきなり先制点を取られるみたいなのがちょっと多かったですね。

イタツ:そうね、どんな試合も逆転するにはエネルギーが必要ですからね。

タクヤ:この試合でファビーニョが負傷交代しているんですね。本当総力戦というか、なんとか勝つっていう。

トリコレッズ:この試合に関しては、ジェラードもビラもかなりビラらしく戦ってきて、リバプールと真正面からぶつかるような形だったので、まあ難しい試合にはなりましたけど、よくちゃんと勝てたなという試合ですね、しっかり逆転して。

タクヤ:ぎりぎり食らいついていくと。そして、マティプもゴールを決めていると。

トリコレッズ:今年はマティプも決めてますね。

タクヤ:今年はね(笑)。

コーク:すぐ取り返して来てくれましたよ、失点はマティプのミスとかじゃなかったけど。3分に先制されて、6分にセンターバックが取り返してきてくれるというのは。

【FA杯決勝】チェルシーvsリバプール(0-0)

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タクヤ:確かに。次がFAカップ決勝です。これはもう間にいろいろありすぎてだいぶ前な気もしますけど、まだそんな日がたってないんですね。

コーク:全然、1カ月もたってないんですね。

タクヤ:これもすごい試合でしたね。ここはファビーニョが出られなかったので、ここでもナビ・ケイタが先発です。カラバオ決勝はチアゴが直前で出れなくてケイタが出てましたけど、今回はチアゴが出ていると。

コーク:リバプールの時間帯とチェルシーの時間帯の両方があったと思うんですけど、開始早々からアーノルドのすごいパスで抜けて、みたいなところもありましたけど、なかなか点が決まらなかったですね。

イタツ:カラバオの時とは両者のチーム状況が違って、チェルシーは苦しい感じだったので、それが表れた前半の最初のうちにリバプールは点が取れそうな感じでしたね。

コーク:モチベーション自体は、正直チェルシーはこの試合ぐらいしか残ってなかったと思うんで、頑張ろうという感じで来たとは思うんですけど、それでも最初はリバプールを圧倒してた時間帯があったんで、その時に心を折るような先制点が取れているとだいぶ違ったのかなみたいな気はしますよね。

タクヤ:そうですよね。

コーク:結果的にこの試合で120分戦っちゃったのが結構響いた、みたいなことを言ってましたね。

タクヤ:確かにな。あとはサラーが負傷交代してたりとか、最後ダイクも下がってますものね。そういう本当に満身創痍というか、だいぶ来てるなっていう。

コーク:ディアスも冬に取ってきて回せるようになって、センターバックもコナテが夏に来て回せるようになって、それでもなおこういう終盤に少し怪我人が出ちゃうような形になったんで、本当にどれだけ過密でタフな日程をこなしてきたか、という感じですよね。

トリコレッズ:この段階でシーズン60試合ぐらいはたぶん超えてますよね、ちょうどそれぐらいかな?

タクヤ:ちょうどそれぐらいです。

コーク:全部で63試合と言っていた気がするので。

タクヤ:そしてこれもまた0-0で延長も決まらず、PKに行くと。

イタツ:PKのマネジメントが話題になっていましたね。リラックスさせるための雰囲気というか、確かにダイクとクロップがめっちゃ談笑してたし。

タクヤ:めっちゃ笑ってましたよね。

イタツ:決めれば勝ちのマネが外しても笑ってましたからね(笑)。それだけ言うとどうなんだっていう感じですけど、それだけリラックスしてる雰囲気ということですよね。そこまで分析というか対策が及んでいるというのは、ちょっとこれは舌を巻きますね。

タクヤ:これもでもめちゃくちゃPKしびれたな~、本当にこれは。

コーク:やっぱりアリソンが本当にすごいですね、こういうゲームでちゃんとPKも止めてくれるとかというのは、本当に。

タクヤ:何も言うことないですね。

トリコレッズ:本当に言うことないです。

イタツ:これで今のスカッドにいるキーパーは全員、チェルシー戦でPKを勝ってるというのが気持ちよかったですね。

タクヤ:それは本当にすごいですよね。まずアドリアンがスーパーカップでしたね。そしてケラハーのカラバオカップ、このFAカップのアリソンと、いや、すごいな。

コーク:リバプールファンだからこんな笑って振り返りますけど、チェルシーファンとかは絶対トラウマじゃないかな。

イタツ:最悪だよね。

タクヤ:PK戦自体も。

コーク:特にチェルシーは、FAカップに限って言えば3年連続決勝で負けているのかな。なのでこういう勝者の裏にはどうしても敗者がいます。

タクヤ:決勝で負けると悔しいよね。

コーク:はい、本当に(笑)。

タクヤ:分かるよ(笑)。でもこのPKは、僕は本当にジョタのすごさを思い知りました。

トリコレッズ:逆に突然厳しい状況に放り込まれたのがジョタでしたよね。

タクヤ:そうそう、PK戦って怖いなって思いますよ、プレッシャーのかかり具合が本当に場面で違うし、本当に急にクルッてなりましたからね。

イタツ:だって出番がない可能性のほうが高かったのに、急に自分が外したら負けになっているのはおかしいですよね(笑)。

タクヤ:そう、急に放り込まれちゃった(笑)。

イタツ:見てれば勝ちだったはずなのに、急に自分が外したら負けになる(笑)。

タクヤ:それでもジョタはすごいところに蹴ってますからね、あれはすごいなって。しかもここまでのシーズンの流れというんですかね、ここ数試合で全然ジョタの名前が出てなかったと思いますけど、そういう中だったので、あそこのPKに行く時はちょっと不安だったんですよ。「この流れ、絶対負けるやつやあ」って感じだったんですけど、ああやって決めるのは本当さすがだなあっていう、ジョタの強さを見ましたね。

トリコレッズ:自分のことに置き換えて考えられないですけど、これだって8万人とか9万人が近くいて、しかも目の前にいるそのうちの半分からブーイングを食らいながらPKを蹴るわけじゃないですか、8000人の前でPKを蹴るふりをしろって言われたって、僕は転ぶと思いますけどね。

タクヤ:実際はもっとテレビというか中継を見てる人もいるし、本当にすごいですよね、恐ろしい。そして最後、ツィミカスですよね(笑)。

トリコレッズ:すごいですね、持ってますよね。

タクヤ:主役になっちゃうんだもんなあ。カラバオの時は出てないのに目立つという感じだったけど、ここはヒーローっぽくなってしっかり目立つっていう。

コーク:だいたいこういう時って、決めたらキーパーのほうに行くじゃないですか。直前にアリソンが止めて、決めれば勝つという状況を作ってくれて、だいたいキーパーのほうに駆けていくのに、アリソン全然行かなかったですからね。それぐらいもう狂喜乱舞だったんだと思うんですけど。

トリコレッズ:自分を出してましたよね、あの瞬間は。

コーク:ツィミカスらしさが出てました。

タクヤ:まあでもよく決めてくれましたね(笑)。いやあ、これで2冠ですね。
この試合で南野がベンチに入れなかったのは残念ではありましたけど、FAカップはベンチ入りが少なすぎますよね。

イタツ:ですね。

コーク:5人交代できるんだから。

タクヤ:でもFAカップもチーム内得点王だから、この2冠への貢献度は本当にすごいですよね。さっきの勝ち上がりの試合のところでも、ノリッジ戦とかはタキの2ゴールで勝っているわけですからね、すごいなあ。

コーク:カップ戦要員みたいな形になって、そこでちゃんと点を取って勝たせていくというのは、そんな簡単じゃないと思いますけどね。

タクヤ:そういうところでしっかり結果を出すから、リーグ戦とかで使いたい主力をうまく休ませられたりという、そういう感じですからね、慌てて出さなくていいとか。なので、FAカップの決勝は5月14日ですけど、4冠のうち2つをここで取り、なおも2つ可能性を残しているというこの辺はもうすごい時期でしたね。

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【PL第37節】サウサンプトンvsリバプール(1-2)

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タクヤ:次がリーグ戦37節サウサンプトン戦で、この辺は日程的にもだいぶ過密なんでなかなか大変でしたよね、すぐ試合だあ、みたいな。これもFAカップ決勝から中2日ですから、相当ターンオーバーしているんですよね。中盤がエリオットとかカーティスとかも出て、アンカーはミルナーですごいですよね(笑)。

トリコレッズ:アンカーミルナー。

タクヤ:アンカーがミルナーで、インサイドハーフがカーティスとエリオットっていう若手。

イタツ:ファイヤーですね。

タクヤ:ファイヤー、おら、行ってこいって。

トリコレッズ:このシーズンって確かシーズン開幕戦が、アンカーミルナー、インサイドがケイタとチェンボだったはずなんですよ。それも相当狂ってんなと思ったんですけど、それより迫力のある組み合わせができるとは思わなかったですね(笑)。

タクヤ:確かに。これはでも本当にすごい入れ替えてますね。両サイドバックもツィミカス、ゴメス、前もジョタ、フィルミーノ、南野、すごいですね。

イタツ:そして南野が結果を出すと。

タクヤ:これも本当、先制点を取られるという苦しい展開ですよね。

コーク:正直このメンバーなんで、失点覚悟みたいなところもあったかどうか分からないですけど、失点をしちゃっても立ち直って反撃に出るメンタリティーの部分、そっちのほうが大事だなと思ったんです。失点しないことよりも失点しても前を向いて取り返しにいく姿勢みたいなところが大事だったと思うので。わりと早い段階で南野が同点ゴールを決めてくれたというのは本当に大きかったと思います。

タクヤ:それは大きいですよね、本当に。これ、リードされて前半を折り返しとかだと、なんとなくこのメンバーとかだとどんどんしょぼんって行っちゃってもおかしくなさそうな感じもするし、あそこで取れたのは相当大きかったと思いますね。

コーク:本当は投入したくないけど、ディアスとかチアゴとか出さざるを得ない状況になっちゃってたかもしれないので。

タクヤ:そういうことですよね。

トリコレッズ:またこのシュートも簡単じゃないですよね。簡単じゃないどころか、めっちゃすごいですよね。

タクヤ:すごいですね。

トリコレッズ:今シーズンは、結構南野の決めてるゴールがみんな、わりとスーパーなゴールが多いですよ。

タクヤ:スーパーですね(笑)。そして逆転ゴールはマティプと。

トリコレッズ:ちょっと笑っちゃいますね。

タクヤ:これもすごいですよね、よく反応したなという感じもしますし。

トリコレッズ:これまでのヘディングゴール史上、最も労力の少ないヘディングゴールだった気がします。

タクヤ:確かに、飛んでもいないって(笑)。

トリコレッズ:そう、よいしょとお辞儀したら入る、すごくかわいらしいシュートでした。

タクヤ:まあ本当にギリギリの勝利でした。この時点ではシティは37節を終えてたので、これでサウサンプトン戦でリバプールが勝って、1差のまま最終節に向かうという感じでしたよね。

コーク:そうですね。

【PL第38節】リバプールvsウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ(3-1)

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タクヤ:次が最終節なわけですけど、いやあ、この最終節もなかなかしびれましたね。これはな~、夢見たな~。

コーク:見ましたね。

トリコレッズ:本当にこの試合はどの瞬間もドラマがありましたね。

タクヤ:これはちょっと忘れられないな~。本当にずっと最終節までいけばっていう、可能性を残していればそこはもうジェラードだからっていう。ジェラード、コウチーニョがなんとかしてくれるというふうに思っていたので、あの展開は本当すごいですよね。エティハド・スタジアムでシティ相手に0-2にしてるっていう。

トリコレッズ:そうですね。

タクヤ:いやあ、それは夢見るよ。リバプールも先制しときたかったですけどね。

コーク:3試合連続、これでリーグ戦は早い時間帯に先制されてるんで、わざとかっていうぐらい背水の陣を自分たちで(笑)。

タクヤ:(苦笑)。

コーク:ちょっと他会場の結果が、どれだけ自分たちに影響を及ぼすか分からないですけど、リバプールが大量リードでウルブスに勝っていたら、もしかしたらシティ側にいらぬプレッシャーを与えてなかなか逆転弾を決められなかったかなと考えちゃうんで、ちょっと逆転弾が遅かったかなという気はしちゃいますね。

タクヤ:その辺は何かある気はするな。

コーク:シティ側の会場の雰囲気は知らないですけど、少なくてもリバプールファンは、自分たちが点を取った時以上に、シティが点を取られた時のほうが喜んでたりしますから。シティが負けないとどうしようもなかったんで、それも分かるんですけど。

タクヤ:シティ側もたぶんウルブスが先制した時は、かなり沸いてたような気がするな。

コーク:そりゃそうですよね。

タクヤ:あの5分間での3点は、悪夢でしたね。

コーク:自分はシティ戦の映像は流してなかったんです。タイムラインと実況の方たちのやつだけで、能動的に仕入れようとしてなかったんですけど、だから結果的に訳が分からない状態になっていました。3点を取った後に追いついたみたいな情報があったと思ったら、なんかオフサイドで取り消されたみたいやつになって。

タクヤ:あれね。

コーク:そういうのもあったんで、まじでよく分かんない状態になっていました。

タクヤ:あれは本当になんだったんだって感じですね。あれは振り返りの時にイタツさんと言ってましたけど、本当罪深いですね。

コーク:そうなんです、夢を見させちゃうから良くないですよね、期待を残しちゃう(笑)。

タクヤ:本当に「おおっ」って思いましたもん、あの時、「え!そうなの?」って。

イタツ:完全に誤報って振り替えの時に言ったんですけど、実はちゃんとあったみたいですね、ネットを揺らしたけどみたいな。

タクヤ:あったの?そうなんだ。

イタツ:僕が誤報を流してしまいました。

タクヤ:なるほど(笑)。そんなシーンがあったのか、頑張ってたんだな、アストン・ビラも。コルチーニョが決めた時にはもうこれは本当に「来たな」と思いましたよ。でも自力の可能性がなかったので、この結果はしょうがないって言えばしょうがないですよね、悔しいけど。

コーク:自力で勝てば決まるポジションを自分たちで作って迎えるかですよ。

タクヤ:リバプールも最後勝ったのは立派でしたけど、これは本当に悔しいけど2位でシーズン終了というのが、今シーズンのプレミアリーグでしたね。いやあ、悔しい。

【CL決勝】リバプールvsレアル・マドリード(0-1)

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タクヤ:そんな感じなので、残りのチャンピオンズリーグ、これはもうなんとしてもという感じでしたが、これについてはもう記憶に新しいというかつい最近の話なんですけど、これも悔しかったですね。

コーク:18-19シーズンがほぼ同じようなシチュエーションでスパーズとの決勝を控えてリーグでシティに及ばずという感じで、あの時はCL優勝してくれて、今回も同じような形でCLを獲ってくれればみたいなところはあったんですけど、今回はちょっとこっちも駄目でしたね。

タクヤ:これも本当に悔しい悔しい負けでしたけど、これで全63試合が終わりました。これで34試合を一気に振り返ったという感じですけど、いやあ、すごい旅でしたね。

イタツ:こんなシーズンは普通ないですね。

タクヤ:ないっすね。

イタツ:もし4冠なんて成し遂げていたら、ファンとして味わうものを全部味わっちゃうみたいな感じになっちゃっていたんで、宿題が残ったのはいいことと捉えておきたいですね。特に僕はもう絶対にアンチェロッティのレアルにCL決勝で勝つという目標ができたので、そうそう叶いそうにない目標なので、これは長い生涯趣味ができたなという感じですね(笑)。

タクヤ:アンチェロッティ、絶対許さないマン(笑)。

イタツ:許さないですね、ちょっとアンチェロッティのことを調べようと思ってます。

タクヤ:まあでもそうなりますよね、僕もアンチェロッティ絶対許さないマンです。

イタツ:あの決勝の戦い方はすごかったです。

タクヤ:本当にすごかったですね。…いやあ、駄目だ、思いだすと(笑)。

イタツ:そうなんですよ、まだあんまり切り替えられてないというか、パレードは素晴らしかったんですけど。

タクヤ:確かに、パレードでちょっと救われましたね。あれは本当にやってくれて良かったですね。

イタツ:無駄にカルヴィン・ハリスが来るっていう(笑)。今年一番驚いたかもしれないです。

タクヤ:本当、4冠を目指して戦った今シーズン、特にこの最後の5月はFAカップ決勝もあり、すごかったですね。

トリコレッズ:本当に試合も次々くるし、そういう意味でやってる側も見てる側も過酷でしたし、感情の波もかなり大変でしたね。

タクヤ:ここまで来ると順調なわけでもないというか、本当にギリギリの戦いで怪我人も出しながら、さっきのセインツ戦みたいに大幅にメンバーを入れ替えてなんとか勝つとか、本当にいろいろありましたよね。それでも食らい付いていくというところはすごかったな。また実際FAカップも勝って、リーグも本当あと一歩のところですからね。

コーク:そうなんですよね。

タクヤ:つかみかけたと言ってもいいところまで来てたのに、滑り落ちていきましたね。最後、チャンピオンズリーグ決勝は残念でしたけど、この4冠を賭けて戦った2022年5月のことはずっと忘れないと思いますね、強烈に刻まれましたね。

トリコレッズ:そうですね。

シーズン後半戦のMVPは?

タクヤ:そんなすごい後半戦でしたけど、この21-22シーズン後半戦のMVPを選んでいきたいなと思います。まずコークからどうぞ。

コーク:僕は、後半戦だけのMVPはルイス・ディアス1択です。ディアス以外は考えられないぐらい彼はすごかったですね。正直言って、ポルトと戦ってディアスを見てるはずなのに、ここまですごい選手だとはちょっと思わなかったし、当初来てくれたことはうれしかったけど、このレベルまでリバプールに貢献してくれるとは全然思ってなかったので、冬に獲ってきてこの半年足らずですけど衝撃がすごかったので、ディアス1択です。

タクヤ:トリコさん、お願いします。

トリコレッズ:僕はファビーニョですかね。いるといないでの守備的な面での安定感の違いというのはかなり大きく感じたと思います。特に後半戦というか1月ごろはもうめちゃめちゃ点も取ってましたし、そういうところでもすごく貢献してくれたなという感じがしますね。不在が非常に響く選手というか、そういう意味で存在感の大きさはかなりあったんじゃないかなと思います。

タクヤ:じゃあイタツさん。

イタツ:これは来季への期待メッセージも含めなんですけど、僕もファビーニョにしようと思っていて、今期残った課題としては中盤の層なのかなというのはマドリード戦も含めて思っていて、その中で守備がもっとできるミッドフィルダーはもう一人欲しいし、点が取れるミッドフィルダーがもう一人欲しいとなると、1月のファビーニョと4月のファビーニョが欲しいなというぐらい、ファビーニョ1人で足りない部分が表現されていた時もあったので、下期のMVPはファビーニョにあげたいという感じですね。

タクヤ:僕はディアスと迷いつつもマネかなあ、マネも後半戦はすごかったですよね。

コーク:すごかったですね。

イタツ:すごいです。

タクヤ:サラーが前半戦はすごすぎてマネはかなり影を潜めていたし、実際すごい低調だったと思うんですけど、見事に復活したなっていう。すごかったですよね。マネが本当に爆発してくれたんで最後の快進撃があったと思うし、もちろんディアスとかがいたからこそ、というのもありますけど。

コーク:得点とか数字の面では及ばないところがあったとしても、代表にも行きながら全く怪我をせずこれだけの試合数をこなして、あれだけ貢献してくれるというのは相当すごいことだと思います。

タクヤ:すごいですよね、なのでマネにあげたいかなというところですね。ではだいぶ長くやってきましたけど、それぞれ最後にこの21-22シーズン後半戦のまとめをさっきと同じ順番でお願いできればと思います。

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21-22シーズン後半戦のまとめ

コーク:この後半戦は、リバプールを応援してきた中でも特別な後半戦だったし、やはりどうしても後味だけで言ったら、もしかしたら去年のほうがいい後味で終われたかもしれないんですけど、それでも夢を見るって大切だし、こういう痛みみたいなものもフットボールを見る上では大事なのかなという面白い部分だと思うので、笑顔では終われなかったけど、前を向いてまた楽しいシーズンがやってきてくれることを願う、そんな感じですかね。

タクヤ:ではトリコさん、お願いします。

トリコレッズ:僕は、今回この振り返りのために後半戦の試合ハイライトを全部見て、勝敗とかも全部書いたんですけど、めちゃめちゃ勝っているんですよね。ということでリーグ戦は無敗ですし、カップ戦でもCLのセカンドレグとか、まあ大丈夫というところで負けてたりするので、要はガチンコ勝負で負けたというのって正直最後の試合だけなんですよね。そういう意味で考えると信じられないような後半戦だったと思いますし、本当に楽しかったですね。

タクヤ:うんうん。

トリコレッズ:めちゃくちゃ強いリバプールをずっと見られたし、その中でもう一つ思ったのが、時期によって結構ヒーロー、功労者が違うということ。さっき言ったようにファビーニョは1月に点を取りまくっているとか、その後はケイタがいい時期があったり、チアゴがいい時期、マネがいい時期、ディアスがすごいとかいろいろあって、そういういろんなチームとしての色みたいなのも見れたし、日替わりヒーローみたいなのが出てくれば、その都度いろんな選手のこと好きになって盛り上がれるので、そういう意味で言ってもこの後半戦はすごく素晴らしいかなと思いました。

タクヤ:なるほど。

トリコレッズ:最後にある意味課題が出たというのも、ポジティブに捉えることもできるかなと思っていて、これに関しては今後もたぶんどんどん議論していくことになると思うのでさらっとにとどめておくと、やっぱりレアル・マドリードと戦って負けたということに対して、じゃあリバプールが今後レアルに勝つためにはどの道を行けばいいのか。要するにシティ的な道か、レアル的な道か、その2つが基本的にはあると思うんですけど、そのどっちに行けばいいのかみたいなのを、たぶん改めて突き付けられた結果だったと思いますし、それを補強なり戦術なりで、リバプールが来シーズンに向けてどう乗り越えていくのかがすごく楽しみです。

タクヤ:ありがとうございます。じゃイタツさん。

イタツ:もう本当にお二人と似たことを思っていたので、素晴らしい言語化能力だなと思ったんですけど。本当に見たことのない景色をたくさん見た上で最後にまた課題が出てきたというか、最後のマドリード戦は今までのサッカー観が変わるような負けだったので、そんなことがこの期に及んで起こるというのは面白いことでもありますし、悔しいというか、いろんな感情が渦巻いてますけど、本当にそういう稀有なシーズンでしたね。

タクヤ:そうですね。

イタツ:なので、無名の選手を育てようみたいなスタンスでしたけど、やっぱりすごい選手を取ってこなきゃいけないのかなとちょっと思ったりもしますし、やっぱり強者同士として当たってもマドリードにかなわなかったっていうのがかなりショックなので、負けない戦いというのはカップ戦に向いてるのかと思いきや、カップ戦もリーグ戦も獲れなかったわけなので、今後どうしていくのかというのは非常に楽しみですね。とても貴重な経験をした1シーズンだったと思います。

タクヤ:イタツさんはユニフオームをいっぱい買いましたね。

イタツ:ちょっと明るみに出せないぐらい持ってますね、埋蔵ユニです。

タクヤ:スペシャルなシーズンだったと。

イタツ:そうですね、そんなデザインを気に入ってないのに、こんなたくさん持っているのはおかしいですね(笑)。

タクヤ:本当、この後半戦と区切っている1月のところから考えると、当時はまさか4冠を目指すことになるとは思ってなかったですけど、始まってみたらこんなことになるとは、というところで、本当に誇張なしで一生記憶に残る年になったんじゃないかなという感じだし、タイトルが全てではないですけど、やっぱりタイトル争いに興奮するっていうのはファン冥利に尽きるかなというのを実感しますね。やっぱりタイトル争いは楽しいですね。

イタツ:たぎりますね。

タクヤ:たぎりますね。本当に強いリバプールを見られたのが何よりうれしかったし、その強さが、単純に勢いだけじゃなくてしっかり積み上げたものでこの強さがなされているなというのを感じられるのも、またうれしいというところだし、出てくればみんな活躍するし、それもまたうれしいなと思いますね。

イタツ:うん。

タクヤ:あとは結構途中のところとかでも思ってましたけど、わりと後半で修正してしっかり勝ち越すとか、そういうのも多かったと思うので、監督、コーチ、控えで出てくるメンバー、やはりその辺があってこその成績だなと思うんで、その辺も素晴らしかったですね。

トリコレッズ:特にクロップの修正力みたいなのって、今シーズンは結構強く感じたなと思いましたね。

タクヤ:すごかったですよね。

トリコレッズ:それこそビジャレアル戦の後半みたいな、結構がらっと変える戦術変更ってあまりクロップはイメージがなかったので、そこはすごいなと思いました。

タクヤ:結構逆転勝ちも多かったんじゃないかな。特に最後のほうはそうだったりしますけど、途中もそういう修正力みたいなのは実際そうだなと思いつつも、逆に裏を返すと途中で修正力が求められる展開にもなっているんだなあというのもあるので、来シーズンはそうならないように最初から圧倒して勝つみたいな試合がもっと増えるといいのかなっていうのも同時に思いますね。でも、さっきも言ったけど、本当にパレードで救われますね。

トリコレッズ:やる前は、もしCL決勝で負けたらそんな気持ちでパレードを見るのか?と思ったんですけど、あって良かったですよね。

タクヤ:本当に良かったですね。

イタツ:本当にあれにふさわしいシーズンでした、本当にあれぐらい祝福されるべきシーズンだったと思います。

タクヤ:本当にすごいですよ、国内カップ2冠もなかなかできることじゃないですから。それに加えて、プレミアリーグ2位、チャンピオンズリーグも準優勝というところで、そこはもう悔しいの一言に尽きますけど、それはもう次穫るしかないですね。なので来シーズンはそれをダブルしましょう、という目標ですね。

トリコレッズ:やっぱりこれまでもリーグを1ポイント差で落とした年とCLを落とした年の次の年はどっちも優勝してるので、そうなると来季は2冠だね、ということですね。

タクヤ:それに乗っかりましょう!

※本記事は、リバプール雑談ラジオ「リバプールの21-22シーズン後半戦34試合を一気に振り返る(前編)」「リバプールの21-22シーズン後半戦34試合を一気に振り返る(中編)」「リバプールの21-22シーズン後半戦34試合を一気に振り返る(後編)」(2022年6月2日収録)を書き起こして編集したものです。

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