クリスタルパレス戦のセットプレー考察〜ゾーンディフェンスの弱点〜

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Takekick

Takekick

リバプールサポーター、サッカー好きが高じて英国留学、大学ではサッカー部。現在は仕事で豪州駐在中。

試合自体は非常に残念なモノとなりました。チャンスも作れていたし、PKだろと思うシーンもあった事を考えると、コーナーで失点さえしなければと悔やまれます。アラダイスのチームは昔の荒さが薄まり、ソリッドなチーム作ってきますね・・・。ベンテケはやはりこういったチームだとハマるなと、改めて獲得した選手が戦術に適応出来るかは重要だと再確認。

 

一点目は相手の右サイドへのパスをダイレクトに処理され、ダイレクトパスが非常に綺麗に決まり、カバイエから完璧なクロスがベンテケに送られるという不運とも言えるし、ゲーゲンプレスで左サイドに人が集まった事によるシステムエラーを突かれたとも言えるし、不用意に前に出ないでロブレンが身体をぶつけてカバイエのスピードを落とすべきだったし、真ん中のDFは全速力でバイタルをケアしに行くべきだったとも言えますが、個人的には2本のパスが綺麗に決まった不運と言えなくもない失点と考えています。

2点目はセットプレーによる失点。今シーズンはプレミア34試合で42点も取られており、パッと見でも1試合1点は覚悟しないといけないと言う絶望的な数値。そのうち流れからが26点、セットプレーからは12点。当然流れからの失点も減らすべきですが、セットプレーからの失点は上位6チームでダントツです。

失点シーン、チャン(結構批判されているので悲しい・・・。)が悪いのではなく、Zoneでの守備そのものの欠点ではないかと思い、辛いけど失点シーンを繰り返し見てみました。

失点シーンでのチャンの役割はベンテケの動きを妨害するだと思うのですが、コーナーがヘボくフィルミーニョがクリアすると判断し進路妨害を止めてロブレンに任せる感じになっています。結局ニアのところでクリアしきれずに流れてしまい、凄くアホっぽい失点シーンとなってしまいました・・・。まぁチャンは当初の役割を遂行していない時点で、結局擁護出来ない結果になりましたが、Zoneで守っている以上フィルミーニョもファーストボールのクリアを確実にすべきだったとは思っています。

Zoneで守ると一発目のクリアが失敗するとラインが崩れて相手選手への対応が後手に回る傾向があり、今シーズンのセットプレーからの失点は、大抵セカンドボールへの対応であり、解決策としては、最初のクリアの精度アップ及び遠くへクリアする事と、もう少しセカンドボールになった際のZoneから人への意識の切り替えを早くする事かと思います。

 

クラシコみてますが、個々のクオリティは抜群ですね。CL参加したらこんなチームと当たる訳で、SB、CB、WG、STは能力だけでなく、戦術に馴染む即戦力を獲得しないとリーグとの両立は厳しいですね。

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