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以下は、昨日(5/20)のリバプール・エコー紙の記事です。
■マリオ・ゲッツェが「ユルゲン・クロップのスペシャルさ」を明かす(植毛のエピソード含む)
マリオ・ゲッツェは、ドルトムント時代にお世話になったユルゲン・クロップについて語りました。もちろん、クロップが17歳のゲッツェを見出してファーストチーム・デビューを与え、育てたことは有名な話です。
「彼は僕にとって最初の監督だった。僕を信頼してくれて、僕をデビューさせてくれた人」と、ゲッツェは語りました。
「リバプール監督になった今の彼を見るとおかしい。彼はとても自然な人だから。メディアの前でも地を出す人だから」
「彼は本当に自然に自分を出す人で、言いたいことは何でも言ってしまう人。」
「もちろん、多くの人は、彼がタッチラインに立っている姿しか見たことがないと思うが」
「そして、彼にはとても真面目な面もある。僕が17-18歳だった頃に、トレーニングで100%出さないことでもあろうものなら、ものすごく怖い顔で怒られた。僕のところに走ってきて、僕に顔を突き付けて怒鳴った」
「彼が叫んだ言葉は、正直、正確に翻訳(ドイツ語から英語に)することはできない。歯をむき出して叫ぶんだ。『もっとまじめにやれ!全力でやれ!******!いいか!』という感じ」
「そうかと思えば、トレーニングが終わった時には本当に静かになっている。僕のところに来てくれて、『マリオ、元気か?人生について話しをしよう!最近どうだい?』という感じで」
「彼は、僕をどう扱えば良いのかをすっかり分かっていたと思う。僕が本来の力を発揮できるためにはどのように接すれば良いのか、ということを。」
「彼は本当に素晴らしいコーチだが、それ以上に彼の人格が、特に若手選手にとってはとても重要だった」
ゲッツェは、クロップが植毛した時の逸話を明かしました。
「僕は、彼ほどに本当に面白い人間、という監督には出会ったことがない」。
「あの植毛の話は絶対に忘れないと思う。夏休みにデュッセルドルフでひょっこり彼と出会った。その時、彼は、植毛のスペシャリストのところに来たのだと話してくれた」
「ドイツで物凄いニュースになった話だ。でも、彼は本当に面白かった。笑いながら僕に話してくれた。植毛したらどんなにかっこよく見えるようになるか、ということを!」
「そして、さよならの挨拶をして去ろうとした時に、彼はウィンクして言った。マリオ、大丈夫だよ。連絡先は控えてあるから!と。僕は、誰の連絡先のことですかと聞くと、植毛のスペシャリストの連絡先だという。君も数年後には必要になるかもしれないから、と!」
「そう言って、彼は爆笑しながら去って行った。」
「圧倒的多数の人々は、植毛をするという話はひた隠しするし、知られた時には恥ずかしさで大変なことになる。でも、彼は全くオープンで、ジョークにしてしまう。何事にもポジティブな人で、周囲の人々にもポジティブな影響を与える人。」
「僕は彼に深く感謝している。彼が僕をスタートさせてくれて、ドルトムントで一緒に偉大な仕事を達成させてくれた人」
*本記事はご本人のご承諾をいただきkeiko hiranoさんのブログ記事を転載しております。
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