最新記事 by 平野 圭子 (全て見る)
- 究極のゴールはバロンドール? - 2024年11月03日 日曜日 2:10 PM
- アラン・ハンセン(すっかり回復)が古巣パーティック・シッスルで記念式典に登場、スタンドのファンから盛大な拍手を受ける - 2024年10月22日 火曜日 12:00 AM
- リバプールvチェルシー:コナー・ブラッドリーが昨季のチェルシー戦2試合のスペシャルな思い出を語る - 2024年10月21日 月曜日 12:00 AM
以下は、4/19のリバプール・エコー紙の記事です。
■リーズ1-1リバプール:ユルゲン・クロップが試合後のインタビューでスーパー・リーグ反対を唱える
エランド・ロードでのリーズ・ユナイテッド戦で、試合前のウォームアップ中にリーズ・ユナイテッドの選手たちが着ていた「スーパー・リーグ反対」のスローガンを掲げたT-シャツは、リバプールの控室にも置かれていたのでした。
これは、「Champions League, Earn It(※お金で買うのではなく試合に勝ってCL出場権を得なさい、という意味)」と書かれた白いTシャツです。
「昨日(※スーパー・リーグ創立が発表された日)、我々は事前には何も聞かされていなかった。私は決定に何も関与していないし、事前情報も特になかった。私は選手たちに、知っている限りのことを全て話して、とにかく試合に集中しよう、と言った」。
「そして、エランド・ロードのウォームアップ中に、あのTシャツを見た。あのTシャツに書かれていることを我々がわざわざ読まされる必要もないと思った。誰かが、わざわざ教えてあげる必要があると思ったとしたら、それはジョークでしょ、という感じだ」
「そして、エランド・ロードの控室に入って、あのTシャツを見た。我々としてはあのTシャツを着る必要はないと思った。リーズ・ユナイテッドの人が置いたのだとしたら、ありがとう、でも我々には不要です、という感じだ。『出場するために試合に勝ちなさい』ということは、我々は教えてもらわなくても知っていた。自分たちが必要なのでは?と思った」。
スーパー・リーグについて意見を問われてクロップは答えました。クロップは2019年に既に「スーパー・リーグ反対」の意見表明をしています。
「私の意見は変わっていない」とクロップは答えました。
「今回の件は、昨日初めて聞いた。今日のビッグ・マッチに備えている時に。そして、我々はそれに関する通達を少しだけ受けた。報道されている内容程度のものだが。もちろん、この件は困難な問題だ」
「みんなが反対しているということは知っているし、私は理解できる。ただ、私はそれについて話せることはない。私は決定に全く関わっていないので。選手たちも同じだ。我々は何も知らない」
「我々としては、この件がどのように発展するかを見るしかないと思っている」
「私は今53歳で、プロとして働き始めた時からCLは存在した。その時からCLは目標だった。監督になってからは、チームをCLに出場させることが目標だった。私はCLに何も不満はない。競争が激しいというシステムは良いことだと思っている」
「ウエストハムが来季のCLに出場するかもしれない、ということは、私はとても良いことだと思っている。もちろん、我々がウエストハムより上の順位で終わってウエストハムではなく我々が出るために頑張るが。ただ、ウエストハムがCL出場のチャンスがあるということ自体が良いことだと思っている」
「私が良くないと思っていることは、この件についてリバプールについての批判として言われているいくつかのことだ。」
「フットボールの最も重要な要素はチームとファンだ」
「ファンがアンフィールドにバナー(※スーパー・リーグ反対のバナーをアンフィールドに門に掲げたもの)を貼っているのを見た。私が理解できないのは、選手たちはこの件については何も悪くないのに、ということだ。我々チーム一行は来季のCL出場権を得るために全力を賭けているだけなのに」。
「そして、他のクラブの人々やメディアの人々が、You’ll Never Walk Aloneについて何か言って批判していることも、好きじゃない。今この大変な時に、一人で歩かねばならない、ということは正しくないことだ。今はみんなで力を合わせて困難を乗り越えるべき時だから」
「我々が自分たちで解決できる問題というのもいくつかある(※CL出場権を得るために上位に入ること、の意味だと思えます)。でも、(スーパー・リーグについては)チームやファンの責任ではない」
*本記事はご本人のご承諾をいただきkeiko hiranoさんのブログ記事を転載しております。
コメントを残す