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イングランドU21代表FWのドミニク・ソランケ(19)がチェルシーからリバプールに加入することが正式発表されました。移籍金は£3mと報じられています。
transfermarktによると、ソランケはチェルシーのユース出身で1516シーズンにフィテッセにローン移籍。エールディビジでフルシーズンを過ごし25試合7ゴール1アシストの結果を残しています。1617シーズンはチェルシーにローンバックしましたがプレミアリーグでの出場機会はありませんでした。
WhoScoerdでは、攻撃面ではショートパスとドリブルを好むプレースタイルでセットプレーのキッカーを務めることができる、守備面ではタックルは少なめな一方でファール数は多めというポイントが記載されています。この情報のみだと守備面の特徴把握は困難ですが、クロップリバプールが獲得する以上前線からのプレッシングを行う上でポジティブな動きができる選手だと推察できます。
攻撃面に話を戻すと、以下のプレー動画で前線でボールを受けた時の振る舞いを確認できます。荒削り感が見え隠れする中で、一瞬の抜け出しからの狭いエリアでのドリブル、判断の早いラストパスとフィニッシュからは確かにポテンシャルの高さを感じます。
チェルシーで出場機会を得ることができなかったことが、移籍の引き金になった可能性が高いですがリバプールでも状況が大きく変わるとは考えられません。移籍までの背景はこれからインタビューなどで明かされるかと思いますが、2012年に本人がアンフィールドとKOPを讃えるツイートをしていることが気になります。リバプールに対して強い魅力を感じていた、もしくはクロップが惚れ込み説得したなどのストーリーが背後にあるのかもしれません。
Anfield is one Amazing Stadium, the fans are quality!
— Dom Solanke (@DomSolanke) 2012年9月23日
大物獲得への期待感を胸にはじまったリバプールの2017年夏の移籍市場は、ナビ・ケイタでもファン・ダイクでもなく、誰もがノーマークだったドミニク・ソランケという男で幕を開けました。移籍市場のメインディッシュはまだ先だとは思われますが、実にクロップらしい開戦であり、まずはリスクのない地に足のついた堅実な一手を打つことに成功したという印象です。
19歳のソランケがリバプールでどんなキャリアを築いていくのか、期待をしながら見守っていくこととしましょう。
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