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シリーズの最終回は「センターバック」についてです。今回も現戦力の確認と、来シーズンに向けて新戦力は必要かどうかなどを考察していきたいと思います。
まずは、現在リバプールでCBとしてプレーできる選手を確認してみましょう。
- デヤン・ロヴレン
- ジョエル・マティプ
- ラグナル・クラヴァン
- ジョー・ゴメス
- ルーカス・レイヴァ※
以上の5人になるでしょうか。エムレ・ジャンも対応可ですが、本人の意向もありクロップ就任後は中盤に固定されています(3バックであればCBの一角として有効なオプションになるかも?)。そして、上記の選手に加えて現在ローンに出ている、ママドゥ・サコ(クリスタルパレス)とアンドレ・ウィズダム(レッドブル・ザルツブルグ)が夏には一度リバプールに戻ってくることになります。
CBの枠が4~5で、夏に新戦力を1枚加えるとなると、少なくとも2人はリバプールを去ることになります。ロヴレンとマティプは残留確実で、信頼のおける控えとして貴重なクラヴァンも濃厚。ローンの可能性はあるものの、基本的には残留が既定路線のゴメスも残るとなれば、ルーカス、サコ、ウィズダムが売却候補となりそうです。ただ、ルーカスのCB起用はあくまで弥縫策であり、去就そのものは不透明ですが彼はCBの頭数に入れなくてもいいかもしれません。
サコのリバプール残留は相当厳しいでしょう。クロップはまだチャンスはあるという旨の発言をしていますが、彼が「サコはノーチャンスだ。リバプールでプレーすることは二度とないよ。」などというような監督ではないということはKOPの共通認識だと思います。地元紙エコーは、クラブ側はサコの移籍金に£3000万を要求するだろうと報じていますが、さすがにこの額での売却は望み薄で、£2000万以上で売却できれば成功でしょう。欧州列強の代表クラスでプレミアでの実績あり、貴重な左利き、とクリーンな状態で市場に出回れば争奪戦必死の人気銘柄になることは間違いないと思います。
ウィズダムの残留も芽がないように思います。毎シーズン違うチームにローンに行き修業を積んでいますが、もうローン移籍で成長を待つという段階は過ぎたでしょう。そろそろ完全移籍で袂を分かつべきで、それが彼のためにもなるはずです。
ロヴレン、マティプ、クラヴァンについて
現在、リバプールでレギュラークラスのCBは上記の3人で、ロヴレンはフィジカル型、マティプはバランス型、クラヴァンはテクニカル型というように分類できます。基本的にファーストセットはロヴレンとマティプになりますが、2人とも怪我がちで、相性は良いのですが揃って出場することはあまりありません。クラヴァンも控えとしては優秀ですが、やはり彼ら2人に比べると総合力で見劣りしていることは否めず、特にスピードのなさは致命的な欠点と言えるでしょう。
新戦力について
獲得すべきは足元の技術よりもフィジカルに優れたタイプです。やはりプレミアを闘っていくうえで強靭なフィジカル能力は必要不可欠。噂にあがるフィルジル・ファン・ダイク(サウサンプトン)は怪物級のフィジカルを備えたCBですが、さすがに£5000万は払いすぎで、もしも本当にその値段で買うつもりならば、£3000万ほどで獲得できるコスタス・マノラス(ASローマ)を推奨したいです。ほぼ無敵の対人戦、爆発的なスピード、ビルドアップは得意なわけではありませんが一定水準の足元と、ファン・ダイクと比べても遜色ありません。ローマは適切なオファーがあれば放出を容認する構えで、上記の額であれば獲得できる可能性は大いにあるかと。
ただ、もちろんダイクが良いCBであることは間違いないですし、彼を£5000万払ってでも獲得したい!という意気込みはサポーター目線であれば非常に嬉しいことだと思います。投資額を考えてもCBが夏の補強の目玉になる可能性は高いのではないでしょうか。
リバプールのCBは不安定だと言われていますし、それは認めざるをえませんが、筆者はロヴレンとマティプがシーズンを通してコンビを組めれば堅牢を築けると考えています。いずれにせよ補強は必要ですが、GKの補強はせずにシモン・ミニョレとロリス・カリウスの2枚体制でいく公算が高くなった今、既存のCBにはGKに仕事をさせないぐらいのパフォーマンスを見せてほしいところです。
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