とまとま
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そんなにララーナいりますか?世界中にイケメンが増加するのはいいが、8人もララーナが増えるのは困る。
さて、そんな冗談は置いておく。見出しに【3人の個性派に、8人のララーナがいればチームはできる】と銘打たせてもらった。字面通りの意味だ。中には既にピンッ!と、頭の片隅にある記憶が、呼び起こされている方もいるのかもしれない。2002年に開催された日韓W杯は、皆さん言うまでもなくご存じだろう。そこで当時日本代表監督のトルシエが述べた言葉から引用したものである。
”明神智和”という男。「知ってる~」と心の中で呟いた柏レイソル・ガンバ大阪のファン、この男に当時の監督であるトルシエは【3人の個性派に、8人の明神がいればチームはできる】とのニュアンスの言葉を残している。それにしても海外の監督ないし、選手はこういったユーモアな発言はもちろん、皮肉も非常に見応え・聞き応えがあり、そういった面の戦いもよくある。面白い。頭の回転が速い。友達に一人ぐらい欲しい存在だ。
この監督の発言からも、明神は当時の日本代表には欠かせない存在であり、Jリーグを見ている方でなくとも、馴染み深い選手だと推測できる。というか知っておいてほしい。ガンバ大阪を応援している筆者からしても、明神には何度も助けられ、そのキャプテンシーは言わずと知れた日本屈指の選手だと確信が持てるほど偉大な選手である。
だが、今回の主役はアダム・ララーナである。世界中6400万人いると推測されるララーナ愛好家の皆さん、必要な時は「Google翻訳」
ポリバレントな能力
これは複数のポジションをこなすことの意で、当時(’02年)W杯を控えたトルシエ元日本代表監督は「ポリバレントな能力」を重視した選手を好んでいた。そこで挙がったのが当時、日本代表には不可欠な”明神智和”という男である。
ララーナとともに、複数のポジションをこなす。ララーナの持ち味は筆者が思うに、ボールタッチの柔らかさ、懐の深さと他にも挙げるべき特徴はあるがここまでにしておく。DFからすると非常に対応しずらい。独特。この一言が大きくあてはまる。跋扈した選手であるとともに、今のクロップサッカーには欠かせない一人だ。
ポリバレントな能力のある選手はいそうで、あまりいないのが現状であるにも関わらず、ララーナは普遍的なスタイル以外にも付加価値的な側面が別にあり、大きく貢献している。中盤が主なポジションで、2シャドーの右や3センターの右を担ったりしている。ボールタッチが独特と上記で述べたが、何しろ走る。とにかく走る。そんでもって2億万の輝きを燦然とさせるイケメン戦士。無尽蔵な体力を持つことをよく、”スタミナお化け”と形容されるが、私の中で”スタミナお化け”とはララーナのことを意味するぐらい、試合を見ていると驚かされる。
よく実況・解説陣が試合中「クロップのサッカーは走ることが大前提ですからねえ~」と言う。そんなこと既に分かっている。ララーナ以外にも中盤含め前線は、マークを顧みないほど相手選手を追い込み、ボールを奪取する。
先日のトッテナム戦でもかなりの存在感を発揮していた。まだご覧になっていない方は是非その試合に目を通していただきたい。イケメンがあそこまで必死ボールに食らいつく姿。かっこいい。存在だけで絵になる。徒競走にでも出場すれば、他の男の子には目もくれないほど女の子の視線を独り占めだ。とにかくなんだろうか、神様はとんでもない賜物をこの世に与えた次第である。
何度も言う。クロップのサッカーは走りが大きく念頭にある。今後、仮にCLを舞台に戦うともなれば、必然的に日程の面で大きく左右されるシーズンになる。我々応援している身になれば、この上なく快哉を叫ぶに違いない。
一方で、ララーナには重要な試合こそポリバレントな能力だ。CLともなれば一概には言えないが、格上と評されるチームとの対戦は不可欠。H&Aの短期決戦、得失点差でも決まってしまう別名、精神破壊トーナメント。グループリーグ3位になるともれなくELへ。その下の4位はそのリーグの恥だ。そんな、短期で大きな試合をこなすために、ララーナを格上相手に、ポジションを変えながら使っていく必要がある。クオリティは既に実証済みで申し分ない。流動的に動き、対戦相手を翻弄させる走り・ボールタッチなど、様々な動きを今以上にララーナには求めたい。そういった意味でトルシエの言葉を借り、ララーナ8人と個性派3人と銘打った。チームの核はヘンダーソンやマネ、コウチーニョではなく、”アダム・ララーナ”なのだと。
6400万人のララーナ愛好家のみなさんいかがだろうか。彼はもう決して若くはない年齢であり、今後ベテランの域に達していく。しかし、年々ないし、試合ごとに成長を遂げていると私は見てて感じる部分がある。それはクロップの指導方法や個人の意識から生まれているのかもしれない。
最後に
今回、「リバプールFCラボ」という素晴らしいサイトの運営に、微力ながら携わることができることを喜ばしく思っております。そして今回初めての記事を書かせていただきました。
また、このような機会を頂いたことに最大限の謝意を表したいという所存です。誠にありがとうございます。
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