とまとま
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皆さまお久しぶりです。前回から、かなりの間隔が空いての記事になります。その間クラブは、サラーの加入やコウチーニョとバルセロナとの関係の中でのイザコザ。第三者として傍観する立場ではなく、今回は自クラブがそのやりとりに関わるということで私を含め、神経を尖らせる日々を過ごしていることと察します。移籍金、クラブの立ち位置、ブランド、監督の手腕、CLまたはELの欧州カップなど、移籍に関わる選手とクラブにとって様々なクリア条件があります。
そんな移籍市場で有利に働くCLの舞台を獲得し、今季は昨季以上のパフォーマンスを待たれる状況です。CLブランドはやはり大きいものです。ビジネスの面でも大きな役割を期待できるが、題が逸れてしまうので割愛。
CLの組み合わせ
The complete 2017/18 UEFA Champions League Group Stage draw!
Most exciting group?#UCLdraw pic.twitter.com/Jf9ebJrJ9t
— #UCLdraw (@ChampionsLeague) 2017年8月24日
【グループE】
- スパルタク・モスクワ (ロシア)
- セビージャ (スペイン)
- リバプール (イングランド)
- マリボル (スロベニア)
この4チームが相対する結果になった。当たりの組み合わせか、と言いたいがリバプールはそういう訳にはいかないのが現状だ。マリボル、スパルタクはダークホースになり得る可能性もある。引かれた形での崩しが上手くいかないリバプールにとって、厳しい戦いが待ち受けることになるのは想像がつきやすい。昨季がそうであるからだ。ただ、POでのホッフェンハイム戦では守備陣が不安視される中、得意の形で得点を挙げることができている。
また、リバプールはホームでは要塞化しており、対戦相手にとって独特の雰囲気を漂わせるアンフィールドでの戦いは、言うまでもなく次元が異なるに違いない。圧倒的な違いを生み出している。もちろん結果にも表れている。鍵はアウェーで如何に失点を抑えるか、そして負けないかだ。前回出場した際との違いは、前線のクオリティーが飛びぬけて高いことだ。一方守備はまだまだ改善が必要である。マティプは申し分ないが、ロヴレンの評価は波があり難しい。中盤もララーナが怪我で欠いている上、コウチーニョの不在でフィルミーノを8番のポジションで起用する案も出てきている。ここはクロップやブバチを含めコーチ陣の腕の見せ所でもある。
各チームのスタッツ
「マリボル???初めて聞く名前。」失礼ながら私は素直にこう思った。同じリアクションの方もいると思う。せっかくなのでリバプールが戦うチームの簡単な数字をまとめてみることにした。この数字はあくまで昨季(16/17シーズン)の結果であり、参考程度として見ていただきたい。
ちなみに今シーズン既に、スパルタクは7試合消化(8/25現在)して10位。マリボルは6試合消化(8/25現在)して2位につけている。スパルタクは低調気味である。
(2016/2017の勝敗を平均化)
《Soccer STATS.comを参照》
全体=ホームゲームとアウェーゲームの平均
ホーム=ホームゲームでの平均勝ち点と勝敗
アウェー=ホーム同様
ピンク=最上位 黄=最下位
※勝敗は1を最大とする
リーグごとに差があれどスパルタク、マリボルは侮れない強敵になるだろうと予想できる。それぞれリーグ優勝を果たしており、勢いそのままにCLに臨むことがうかがえる。
簡単に順を追って見ていきたい。
まず、セビージャだ。リーグ戦は4位とリバプールと順位に変わりはない。しかし、4チームの中ではアウェーに弱く、アンフィールドで勝ち点を落とすことはもってのほかである。
次にスパルタク。この4チーム内では1番バランスが取れている。また、ホームでは圧倒的な強さを誇っており、最低でも勝ち点1を持って帰りたいところ。平均勝ち点も2.8と勝ちに最も近い数字になっている。
最後に未知数のマリボルだ。アウェーでの引き分けが多く、負けないサッカーをするのかと予想できる。11/12のアポエルの事例があるように、決して油断してはならない相手である。
得失点の詳細
(2016/2017の得失点を平均化)
《Soccer STATS.comを参照》
全体=ホームゲームとアウェーゲームの得失点の平均
ホーム=ホームゲームでの平均得失点
アウェー=ホーム同様
ピンク=最上位 黄=最下位
今度は更に掘り下げて見てみる。先ほどと同様にこちらもリーグ戦の結果を基に作成したものである。リバプールを見ると他チームよりも突出して得点の割合が多いが、ホームでの失点数は残念ながら一番だ。特にセットプレーでの失点に頭を悩ますリバプール。今季は多少なりとも改善しなければならない。
上記同様に順に見ていきたい。
セビージャから。そのリバプールを上回る失点数を誇るアウェーでの数字には、はっきり言って驚かされた。だが改善次第では脅威になることもあり得る上に、勝ち進んでいくことがうかがえる。
次にスパルタク。こちらは得点が最下位だが、失点も少ない。非常に堅実である。ホームでの失点は0.4と、かなり難敵になる恐れがあり、難しい戦いを強いられることが予想される。
最後にマリボル。スパルタク同様、得点も失点も少なく難しい試合になることが予想される。一番落としてはいけない相手でホーム・アウェー共に勝ち点3は絶対である。ただ油断してはならない。
最後に
簡単にまとめてはみたが、これはあくまでリーグ戦で昨季の数字である。CLともなると戦い方が変わる上に日程もタイトである。選手の起用やコンディション、移動など国内で戦うのとはまた違う。冒頭でも記したが、参考程度になれば幸いである。もちろん私はリバプールがまずはグループを勝ち抜けしてもらうことを祈っている。選手の成長、そして補強。まだ始まったばかりで楽しみが大きい反面、怪我による離脱が多くならなければ良いと、こちらも願っている。
それでは。
・参考した資料
Soccer STATS.com(http://www.soccerstats.com/)
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