リバプールFC 2024-25シーズン・レビュー ~GK&DF編~

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コーク

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選手の分析記事や移籍の噂を メインに好き勝手書きます。 ハンネとアイコンは大好きな コカ・コーラから。

こんにちは、コークです。

2024-25シーズンにおいてリバプールは20回目のリーグ制覇を成し遂げ、見事リーグ最多優勝回数の座に返り咲きました。生きているうちにリバプールのリーグ優勝が見れたらいいな、なんてわりと本気で思っている時期もありましたが、2回目が見れちゃいました。ここからはもう毎年見たい。

そんなこんなで本題ですが、今回はリバプールの選手たちのシーズン・レビューをしていきたいと思います。最初は何段階かに分けて評価し、それを元にその採点に至った理由を書くよくあるスタイルで行こうと思っていたんですが、ちょっとありきたりだしせっかく文字数の制限がないんだから思い切ってざっくりとした振り返り、その選手の今後、そして余談など、まぁそんな感じのことを無責任に書いて行くことにしました。

本当は全選手一気に書くつもりだったんですが、このスタイルだと一人ひとりが思ったより長くなってしまったのでGK & DF編とMF & FW編の二部構成にしたいと思います。ちなみに後者はまだ一切手をつけていないので、そちらは書き終わり次第UPします。

前置きが長くなりましたが、それでは本編をどうぞ~。

GK

アリソン・ベッカー

画像出典:LFC公式HP

昔、アリソンが世界最高のGKである理由として、「目立った弱点がないというか、全ての能力が高いから」と書いたことがある。一つひとつの能力を比べていくと、アリソン以上にセービングが上手い選手や、キックの上手い選手はいる。前者ならヤン・オブラク、後者ならエデルソン・モラエスといったところか。しかし、見劣りするとはいえアリソンのセービングやディストリビューションも一級品だ。というか、彼以上を探す方が難しい。で、ここからが最高である理由。オブラクにせよ、エデルソンにせよ、その出来はチームのスタイルに恩恵を受けている。マンチェスター・シティでオブラクがプレーしたら、あるいはアトレティコ・マドリーでエデルソンがプレーしたら、両者共に今ほどの活躍を披露するのは難しいだろう。しかし、アリソンならそのどちらのチームでプレーしても彼らに負けない高いパフォーマンスを発揮するはずだ。

なんでも出来るし、なんでも出来るレベルがめちゃくちゃ高い総合力No.1。それがアリソンというGKなので、監督がユルゲン・クロップからアーネ・スロットに代わっても当然なんの違和感もなくプレーし、神のままだった。序盤はファン・ダイクでさえフィットしきっていない感じもあったのでその凄さが際立つ。

例年同様に今季も怪我で離脱する期間があり、戻ってきてから(彼基準で)やや低調な試合もあったので一部のファンから衰えを指摘されることもあったが、相変わらず守備範囲は広いし、1対1は無敵だし、理不尽なセーブもできるし、シーズンを通して見ればやはり神と言わざるをえない出来だったといえる。

来季はおそらくギオルギ・ママルダシュヴィリがリバプールに合流し、彼と正守護神の座を争うことになるだろう。少なくとも来季に関しては総合力で上を行くアリソンが負ける未来はあまり見えないのだが、もしそうなったとしたらいい意味で驚きだ。

クィビーン・ケレハー

画像出典:LFC公式HP

正守護神としてプレーしたいと願い続けてもアリソンがいるから叶わず、だからといって移籍できるわけでもない。その上、クラブはアリソンの後任としてママルダシュヴィリを獲得した。心中お察しする。例年以上に移籍したいと強く思いながら過ごした一年だったことだろう。それでも、気持ちを切り替えてセカンドGKとしてやるべきことを淡々とやったケレハーはやはり大いなる賞賛に値する。

ママルダシュヴィリはアリソンとの正守護神争いどんと来い!という姿勢でファンに感銘を与えているが、彼の肝っ玉のデカさはそもそもアリソンが健在のリバプールに移籍を決めた時点で分かっていたことだ。個人的に気になるのは加入後、正守護神争いに負けて控えを担うことになった場合の振る舞い方。控えである現状を受け入れ、不満を漏らしたり不和を生んだりすることなくチームのために働けるか。ケレハーはその点において極めて理想的なセカンドGKだった。

願わくは最後にケレハーと共にリーグカップのタイトルを勝ち獲って送り出したかったが、そう上手くもいかないのがこの世界。今夏の退団は不可避だと思うが、これまで控えに甘んじていた分、新天地では正守護神として思う存分プレーして幸せになってほしい。今までありがとう、リバプールのアカデミーが生み出した世界最高のセカンドGK。

ヴィテツラフ・ヤロシュ

画像出典:LFC公式HP

正直あんまり書くことないんだけど、サードGKとしての役割はしっかり果たしていたと思う。特にプレミアリーグ第7節のクリスタルパレス戦は、ケレハーがスカッド外の状態で先発のアリソンが負傷してしまったので急遽途中出場。簡単なシチュエーションではなかったはずだが、虎の子の一点を守り切るのにしっかりと貢献してくれた。

そんなヤロシュだが、来シーズンもサードGKとして過ごすのだろうか。まぁ、目の前でアリソンとママルダシュヴィリというバケモン2人がドンパチやってるのを見るだけでも成長に繋がるだろう。ただ個人的には、サードGKに伸び盛りの選手を置くのはどうかなって気もしている。たしかに枠とコスト的にメリットは大きいけど、若手選手のことを考えるとローンでも試合に出られるところに行かせ、こういう枠は30歳あたりを超えたベテラン(HGだと◎)に任せる方が健全ではないか。数年後にアリソンが退団し、成長したヤロシュがセカンドGKに収まったら非常に奇麗な流れ(要するにアリソン&ケレハー体制の新バージョン)だが、本人はそれで満足なのか?と思わずにいられない。まぁ本人がいいならこっちも別に文句なんてあるわけないので、来季もよろしくお願いします。

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