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日曜日に開催されるマンチェスター・シティ戦を前にした、記者会見でのクロップ監督のコメントです。
お互いトップ4を争っているこの試合の重要性について
※写真はゲッティイメージズより埋め込み
「こういう試合は重要だが、プレミアリーグで重要でない試合なんてないだろう? マンチェスター・シティのクオリティーの高さは誰もが知るところだ。チャンピオンズリーグでモナコに敗退したから・・・と考える人もいるだろうが、私はいいプレーをしていたと思うよ。モナコは信じられないくらいスキルレベルが高いチームだ。選手たちは若くて才能豊かでね。2試合とも素晴らしかったし、シティは第2戦の後半は楽に勝てたようにも思うよ。だが、彼らも人間だね。チャンスを逃し過ぎてしまったようだ。敗退してしまったが、クオリティーは相変わらず高い。リーグ戦では調子もいい。だから、我々のほうが有利だなどとは考えていないよ。まあ、そう思われるのは悪くはないがね。」
「確かに、彼らにとっても我々はやっかいな相手だろうね。だが、ベストを発揮できなければそうはならない。向こうは強いし、とにかく優れている。少しでも受け身になったらやられるだろうね。戦術面で大きなチャレンジになるだろうから、楽しみにしているよ。シーズンにおいては重要な局面だ。だが、プレッシャーになるようなことは考えたくない。勝てば2ポイント上回るが、向こうは1試合か2試合少ない。勝てなきゃ4ポイント差になってしまうから、勝つ方がいいに決まっている。まあ、勝つかもしれないし、引き分けに終わるかもしれない。大きなチャンスととらえているが、自分たちにプレッシャーをかけるようなことは考えたくないね。」
ここまでのトップチーム相手の成績について
「もっといい成績を残している相手もいると思うが、相手に好きなことをさせないということについては、そうだな、確かに我々はアイデアを持っていると思う。だが、別に天才的な何かではなく、ハードワークしているだけだ。試合の重要な局面で常に勝たないとね。一つでも負けたらやられるよ。」
「トップチーム相手の時はいつも上手くいく感じがする。だが、シティは最も難しい相手なんだ。違うように思っている人もいるようだがね。ペップ・グアルディオラのスタイルがどうだとか。だが、相手は真のフットボールをするチームだ。守るのは難しい。多くのチームは分かっているだろう。ただ、ボールを持てば少しはスペースがあるだろう。それを上手く使うことができれるといいね。やるべきことは分かっている。それがちゃんとできるかどうか、この場ではっきりとは言えないが、とにかく上手くできるよう全力を尽くすだけだ。そうすれば、観ていて楽しめる素晴らしい試合になるだろう。」
シティはチャンピオンズリーグに敗退したので、対戦するには良いタイミングでしょうか?
※写真はゲッティイメージズより埋め込み
「だといいね! だが、まあ、わからんよ。私が試合日程を決められるわけではない。私だってこんな風にチャンピオンズリーグで敗退したら、それは落ち込むだろう。ペップもそう見えたじゃないか。だが、彼はいみじくも『ここから学ぶんだ』と言っていた。あんな風に負けてしまって、できることはそれだけだ。まったく見ごたえのある2試合だった。モナコは国内リーグでもチャンピオンズリーグでも絶好調だ。」
「シティが後半、やり方を変えのは良かったと思う。だが、モナコはあらゆる状況に対して備えていたようだ。シティはスターリングをウィングとして使うようにしたのは良かったと思う。彼らと戦うのはいつだってチャレンジだ。彼らにとってこの敗戦がどんな影響を持つかとか、どんな気分でいるかとか、そんなことはまったく分からないね。私にどうにかできることでもない。私の関心事は、自分たちがどれだけできるかだよ。フットボールにこそ集中しないとね。向こうも落ち込んでいるというより、やり返したい気持ちでいっぱいじゃないのかな?」
グアルディオラと、イングランドの試合の激しさについて
「ペップ・グアルディオラがいた時のバルセロナは完ぺきだった。監督のプランを実行できる選手が揃っていた。これはもう最高の、飛び抜けたコンビネーションだった。バイエルン・ミュンヘンに詳しい人たちは分かるだろうが、バイエルンにも最高の選手たちたちがいた。年齢的にもピークの選手たちがいた上に、ワールドクラスの監督がいたんだ。ただ、当時ドイツには二番手になるチームがいなかった。ドルトムントはそうなろうとしたが、できなかった。そして彼はイングランドにやってきたが、違いの大きさを感じているだろうね。」
「プレミアリーグは世界で最も困難なリーグだ。多くのチームには財力があって、素晴らしい選手たちがいる。イングランドで優勝するのは間違いなく困難だよ。さらにほかの国と違うのは、結果がすべてという点だ。どうやって勝ったかなんて誰も気にしない。だが、他の国ではそうはいかない。プレースタイルによってはスタジアムはガラガラになったりもする。だが、イングランドでは違うよね。全員引いて守るだけ、なんていうのも許される。そんな状況に、彼も馴れないといけないのだろうね。そして我々もだ。時には我々だって、そんな戦法で戦わなければならないこともある。ここでは勝つためにどんなことだってやらなければならない。まあ、文化の違いだな。」
「だが、彼のクオリティーは信じて疑わない。本当に尊敬している。何度も戦っているからこそ言えるんだが、彼のチームとやるのは本当に困難なんだよ。」
※本記事はLFC公式Facebook(日本語版)より許可を頂いて引用しています。
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