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本記事はLFC公式Facebook(日本語版)より許可を頂いて引用しています。
素晴らしい試合でしたね?
「そう言っていいだろうね。まずはローマのことを賞賛しなければならないだろう。素晴らしいパフォーマンス、素晴らしい反撃を見せ、素晴らしく勇敢なフットボールをしてきた。相手がリスクを冒して出てくることは分かっていたし、それに対して我々は完璧な形で先制ゴールを決めて相手に打撃を与えた。その後で我々は自分たちの手で相手にゴールを与えてしまった。不運だったと言えるが、ちょっとバタバタしてしまったね。それでも我々は2点目を決めたんだが、3点目を決めて試合を終わらせない限り、相手が反撃を止めようとしないのは明らかなことだったんだがね。」
「リズムが試合中に崩れるようなことはほぼなかったし、試合はコントロールできていた。ただ、特に攻防の激しい時間帯がそうだったんだが、素晴らしいカウンターはできても、そこからフィニッシュまで持っていくには忍耐力が十分ではなかった。我々の手落ちがあったせいで試合はオープンなままだったが、それじゃあ何だって起こってしまうんだ。中盤の3人はかなり孤立してしまっていた。1-0の時点で、相手に主導権を譲ってしまった。相手の中盤は4人で、こちらは3人。こうなるとピッチが広すぎるということになってしまって、相手はパスを出しやすくなり、我々は走り回らなければならなくなる。相手はボックス内でそういう状況を作り出し、我々は深く守らざるを得なかった。普段なら20回くらいは相手をオフサイトにできていたんだがね。」
「相手は更に距離のあるところから3点目を決め、4点目はPKだった。あの場面に関しては色々聞かされたんだが、まだ観直していないんだ。まぁここまで本来の力を出せなかったのは初めてのことだと言っていいだろう。だから、我々には運が必要で、幸いにもそれがあったんだ。そうは言っても、チャンピオンズ・リーグここまでの戦いを考えれば、決勝進出に値するはずさ。ただ、試合前にも言ったが、ローマだってそれに値していただろうがね。」
「どちらのチームも、さらに延長戦の15分2度を戦うとなったらクレイジーだと思っただろうね。そうなったら何が起こったか見当もつかないよ!本当にクレイジーだ。2戦合計で7-6なんてクレイジーさ。だが、我々は予選からCLを戦って、今じゃ決勝進出だ。選手たちには本当に満足しているし、クラブにとっても本当に満足できることだ。ファンにとっても本当に満足できることだろう。これまで素晴らしい道のりを進んできて、次はキエフだ。クレイジーに聞こえるかもしれないが、それが事実さ。」
レッズにとって決勝進出はどんな意味があるでしょう?
「かつてリーグカップ決勝に進んだんだが、そこでは勝つことができなかった。それ以来、街中で皆さんから“決勝に連れて行ってくれてありがとう”って言ってもらえなくてね。ヨーロッパ・リーグの決勝に進んだこともあるんだがね。だが、そういう試合で私はこれまで優勝トロフィーを目にする機会はなかった。残念ながら、メルウッドには準優勝のメダルは飾ってもらえないんだ。とにかくそういう試合だ。まだやるべき仕事は残っている。私も何度か経験しているが、決勝に進むことは本当に素晴らしいことなんだ。だが、優勝はもっと素晴らしいことさ。我々はそれを目指して準備するよ。」
「この大会でレアル・マドリーよりも経験があるはずがない。あのチームは過去5年で4回決勝に進んでいるが、その頃の選手がまだ一緒にやっているんだ。だから、経験について話せば、相手には経験があるが、我々にはないってことになる。まぁ我々は気合を入れて臨むよ。その試合を楽しみにはしているが、その前にプレミア・リーグがもう2試合残っていて、そこでもチャンピオンズ・リーグ準決勝のようなプレーをしなければならない。それがまずやるべき仕事だ。その後で決勝に向けて2週間準備をする。その時間は活かしたいね。」
決勝進出はリバプールにとっても驚きですか?
「私も何度かチャンピオンズ・リーグに参加してきたよ。レアル・マドリーやバルセロナ、バイエルンでもなければ、チャンピオンズ・リーグ決勝を想定しておくことなんかできないさ。彼らは4強の常連なんだ。そこまで進むのは彼らにとっても普通じゃないんだろうが、我々よりはずっと普通のことと言っていいだろう。我々は予選からプレーしてきた。ホッフェンハイムが相手だ。ただ、この大会のことも分かってたし、この大会で繰り広げられるフットボールが我々に合っていることも分かっていた。それは決して我々にとって悪いことじゃないさ。」
「とは言え、ここまで大変なことばかりだった。ホッフェンハイムとは2試合戦った。グループ・ステージでは良い戦いをやってはいたが、最終節のスパルタク・モスクワ戦は勝たなければならなかった。ポルト戦では5-0で勝利したが、あれはちょっと奇妙なものだったね。それから、マンチェスター・シティ戦は難しい試合だった。そしてローマ戦だ。改めてローマとエウゼビオ・ディ・フランチェスコには最大限の賛辞を贈りたい。素晴らしい仕事ぶりだよ。本当に良いフットボール・チームだし、本当に良いフットボールをしていた。多くの人はイングランド・フットボールが世界で一番だって言う。それは正しいのかもしれないが、イタリアのフットボールはどうだい。ユベントスはレアル・マドリーを追い詰め、ローマも我々を追い詰めた。本当に大きな賞賛を贈りたいね。」
今シーズンの残りについては?
「現時点の我々は世界のフットボールで最も層の厚いスカッドを持っているか?そんなことはない。そんなもの持っちゃいない。だから、難しいものになるだろう。こんなスカッドで決勝まで進むこと自体、異例なことさ。我々はシーズンを通して様々なダメージを負ってきた。何かというと大事な時に怪我人が出たとかそういうことさ。本当に厳しいよ。それでも続けていかなければならない。来シーズンのチャンピオンズ・リーグ出場権はまだ手にしちゃいないんだ。週末のチェルシー戦は我々にとってとても重要な試合になる。今夜の結果は選手たちに捧げたい。クールだったよ。選手たちが酒を飲むことはないが、ちょっとだけ夜更かしするかもしれないね。それで明日はリカバリだ。」
「その後でチェルシーへ行って、改めてすべての力を出し尽くして戦う。それが人生と言うものさ。ブライトン戦はその後1週間はあるが、こちらもやはり重要な試合だ。素晴らしいフットボールをやっていたからと言って、チャンピオンズ・リーグ決勝に進める訳じゃない。他のチームよりもどれほど良いフットボールをやっていたとしてもだ。そんなことは不可能で、時には苦しまなければならないこともある。そういうものだし、そのことに問題はない。我々もそういうことを乗り越えてきた。今夜の試合だってそうさ。我々が試合を終わらせられなかったから、ああいうことになったんだ。3ゴールを決めてさえれば良かったんだし、それはできたはずなんだが、実際にはできなかった。それは我々自身のせいだ。だが、それは批判すべきことか?そんなことはない。選手たちはずっと限界を超えたことをやっているんだ。そのことを私は本当に誇りに思う。だが、同じようなことを後3試合やらなければならないし、それができれば、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ出場権を得られるだろう。決勝では我々は良い対戦相手になれるよ。まず最初にそうならなければならないね。それから何が起こるのか見てみようってことさ。」
サディオ・マネにとってはベスト・ゲームでしたか?
「そんなことはないだろうね。このクラブでの彼のベストじゃあなかった。サディオ・マネはとてつもない選手で、ビックリするくらい重要な選手だ。ただ、サディオだけじゃなくて、モーだけでも、ボビーだけでもない。今夜は3人のミッドフィルダーがベストだったと本当に思う。彼らはマージー川ほども広いギャップを埋めなければならなかったんだ。もちろん、そんなことは実際には不可能だがね。ただ、我々はもっと良いプレーができるんだ。サディオだって、素晴らしいプレーをしていたし、1ゴールを決めて、他にも決定機に関わっていた。だが、カウンターではモーやボビー、サディオだったらもっと上手くできることを我々全員が知っている。今夜は忍耐力が十分とは言えなかった。改善の余地はあるが、それは別に問題じゃない。我々は短期的にも将来的にも改善していかなければならないが、我々ならできるさ。いずれにせよ、彼はチームのとても大切な一員だ。彼のことは大好きだし、彼ならもっと良いプレーができるよ。」
記事全文はこちら(英語)
http://www.liverpoolfc.com/…/300462-jurgen-klopp-liverpool-…