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本記事はLFC公式Facebook(日本語版)より許可を頂いて引用しています。
マンチェスター・シティ戦後のユルゲン・クロップ監督のコメントをご紹介します。
ハーフタイムでフィルミーノとサラーのポジションを替えた意図は?
「前半のうちにやっていたことなんだがね。ハーフタイムにはもう少ししっかり言い聞かせた。モーはあまり試合に入れていなかったので、前半のうちに変更を加えたんだ。別にモーが問題だった訳じゃなく、最初からプレッシャーを受けてずっと守備に追われていたことが問題だったんだ。それでモーにはシティの守備陣を相手に勝負してもらおうと思った。ずっと2対1でプレーするのはあまりクールとは言えないからね。それでも、選手たちは解決策を見つけ出して、前半のうちに2、3度の決定機は作った。一番だったのは前半の終盤だね。1-0というのは最悪なスタートだったかもしれないが、その問題に対する回答は既に出ていた。相手はもっとゴールを決めることだってできただろうし、そうなったら厳しくなっていただろう。その点は疑いない。ゴールを認められなくてペップが不満だったのも想像できるよ。これまでは準決勝のことは念頭になかったんだが、2試合を終えて、我々がそこに進んだことは当然の結果だと言える。マン・シティを相手に5-1だ。普通はこんな数字は不可能だよ。選手はそれをやり遂げたんだ。私も満足だよ。」
サラーのゴールで勝利を確信しましたか?
「そんなことは考えもしなかったね。今は考えるのに十分な時間はあるがね。そういうことを考える時間は必要じゃなかったんだ。ハーフタイムには、ゴールを決めさえすれば雰囲気も変わるぞということは選手たちに伝えた。3-0でリードしていたことはやはり大きかったと思う。マン・シティがリスクを負って攻勢に来たことは明らかだった。それが吉と出る可能性はあったが、彼らがゴールを決められなければ、逆に我々のチャンスになることもハッキリしていた。ハーフタイムの時点で3-0でリードされていたら、私もナーバスになっていたかもしれない。ただ、そうであっても我々が1つか2つゴールを決めるチャンスがあることは分かっていた。前半から少し変更を加える必要があることは分かっていた。もっとコンパクトにして、セカンドボールを拾えるようにね。実際にコンパクトにして、セカンドボールを拾えるようにもなって、ボールを持った時にはもっと良いフットボールをする必要もあった。後半はずっと良くはなった。それでも厳しいことには変わりなかったが、シティに対して脅威となり続けることができた。彼らだってボールを失ったら、そこからの守備は大変だってことは分かっているからね。とにかく、選手たちは準決勝進出に値していたよ。」
この大会のどの相手でも倒せそうですか?
「シティは現時点で世界最高のチームだ。これは本当に思っている。それでも彼らを倒せることは分かっていた。別に我々の方が優れたチームだという意味じゃなくて、フットボールはそういうものだってことだ。それがフットボールのクールなところだし、まだまだやれると思っている。もちろん、難しいことだとは思うよ。だが、我々は準決勝に進んだんだし、今はこの瞬間を楽しむべきだろう。リバプールは久々の準決勝進出だし、私も久々だ。それが一緒に準決勝に進んだんだからね。かなりクールな瞬間だと思うし、本当に満足しているよ。」
サディオ・マネのチームへの影響力はいかがでしたか?
「素晴らしい活躍を見せてくれたね。今日は彼の誕生日だったんだが、素晴らしいパフォーマンスで自分にプレゼントを贈っていたね。我々にとっては大切な存在だ。彼がイエローカードをもらった時は私はよく見ていなかったんだが、彼はスリップしてしまったことは確かだと思う。不運だったね。それから、シティのように激しく攻撃してくるチームを相手に、果敢にプレッシングを仕掛けていったが、彼がもう一枚イエローをもらうようなことはなかった。本当にクールだよ。モーが最初にゴールを決めたが、私は選手全員が大好きだ。全員が良かった。だが、ボビー・フィルミーノとサディオの攻撃的なウィングとしてのハードワークが肝だった。それがフットボールというものさ。モーは昨日の時点でフィットしていたから、誰もが彼の決定力に期待を寄せるかもしれないが、彼も100%という訳ではなかったからね。こういう時は自分の筋肉に対する自信を改めて深めていくところから始めなければならないんだ。サディオ・マネは現時点で素晴らしい調子を維持しているし、間違いなく我々のことをとても助けてくれている。選手たちの調子が良くなければ、準決勝に進むことなんかできないさ。今夜の彼らはとてもハードに戦ってくれた。信じられないくらいにね。出だしは本当に難しいものではあったが、人生における最高のレッスンだったと言える。誰だっていつも物事がうまく始まって、そこからさらに良くなっていくことを望むものさ。あまり良いスタートではなかったかもしれないが、それでも我々はまだここにいる。これは学ぶべき教訓と言っていいんじゃないかな。」
序盤に失点してからの巻き返しには満足ですか?
「実は今夜ここでの前半よりは、アンフィールドでの後半の方が好きだよ。ただ、我々は変わることなく成熟した戦いを見せられた。これは事実だと思う。選手たちはこういう状況の戦い方にどんどん慣れてきている。過去数ヵ月は皆さんにあれこれ悪く言われてきたものだが、それは我々が良い時にはどんな相手も倒すのに、そうでもない時は酷い失点をして負けているからさ。我々はそれを改善しようとやって来たんだが、それは全部自信に関わることなんだ。自分がやっていることに対して確たる自信を持つということだよ。我々はそれをやって来たんだが、まぁ対戦相手はいつもこんな感じの強敵ばかりだからね。ボールがボックスの周りだとか中に入ってきたら、それに対して守備をしなければならない訳だが、そういうことが頻繁に起こっていい訳じゃない。我々はまだ成長過程にある。それでも十分良いチームだとは思うがね。」
ローマがバルセロナを撃破したことについてはいかがですか?
「ここに来る途中で誰かから聞いたんだが、本当に冗談を言っているのかと思ったよ。別にローマをリスペクトしていないという訳じゃない。むしろその逆さ。彼らは素晴らしいチームだよ。特にエディン・ジェコは凄いよ。彼らはモー・サラーを失ったのに準決勝に進んでいる。これはかなり凄いことさ。試合に関しては私が言えることはない。試合前にそういう結果を期待してはいなかったが、可能なことだとは思っていた。この大会はかなりフェアなものだが、普通であれば決勝はマンチェスター・シティとバルセロナだなって思うかもしれない。それが今ではそのどちらもが敗退している。それでもまだローマと我々に加えて、強力なチームが2ついる訳だ。何が起こるのかを見ていくことになるだろうが、それは今夜考えなければならないことじゃないよ。」
リバプールは欧州のトップクラブと肩を並べたと言えますか?
「他所との比較にはまったく関心はない。バルセロナ、バイエルン、レアル・マドリー。どこも過去20年で多くのものを勝ち取ってきた。そして我々はクラブとして何も勝ち取ってきてはいない。一晩で勝者になることなんてない。たまにそういうことが起きるかもしれないが、それは偶然だったり、ちょっとした運だったり、そういうことでしかないんだ。我々にできることは成長していくことだけさ。プレミア・リーグはとても厳しいところだし、チャンピオンズ・リーグもとても厳しいところさ。この試合のインテンシティがどれほどのものかなんて試合前には想像もつかないだろう。試合前にはいろんな人がメッセージを私にくれたよ。“あそこで試合を観るよ”とか“そこで試合を観るよ”とか“友人たちとビールを飲みながら観るよ”とかね。私だって本当はビールを飲みながら、チャンピオンズ・リーグを観たいさ。残念ながらいつも仕事だからそれは叶わないんだ。それはまぁいいんだがね。とにかく、この大会にどこが出ているとかは気に留めたりしない。我々はここにいて、我々はそれに値しているし、そのことに本当に満足しているんだ。これまで、我々は戦ってこの機会を得てきたんだが、その機会を活かすのは難しいことなんだ。それでも、それが我々がやるべきことだ。準決勝で我々と対戦することになる相手にだって、彼らなりの目標があるだろう。彼らにだって野心はあるんだからね。」
記事全文はこちら(英語)
http://www.liverpoolfc.com/…/297306-jurgen-klopp-liverpool-…