ナサニエル・フィリップスのプレースタイル/プロフィール解説|リバプール選手名鑑

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かぴばろ
2018頃からの新参者です。池袋エリアのサウナに割と出没しがちです。体重だけならマティプとファンダイクに肩を並べられるおデブです。

基本プロフィール

画像出典:nathaniel_phillips(Instagram)

  • 選手名:ナサニエル・フィリップス
  • 生年月日:1997年3月21日
  • 国籍:イングランド
  • 身長:190cm
  • ポジション:CB
  • 背番号:47
  • クラブキャリア:リバプール(ENG/19-20~), シュツットガルト(GER/loan:19-20), ボーンマス(ENG/loan:21-22)
  • 市場価格:€ 6.00Mill.
  • 契約終了年:2025年6月30日

プレースタイル

ハードな守備を身上とする典型的なファイタータイプのCB。その部分を全面に押し出すプレースタイルは、強さと巧さの2面を見せていくことが求められがちな近年のプレミアリーグにおいてはある意味珍しいタイプと言えるかもしれない。

ストロングポイント

画像出典:nathaniel_phillips(Instagram)

彼の特徴で最も目を引くのが、対人守備での粘り強さ。流血も厭わない捨て身精神の守備で相手にぶつかり、球際の競り合いでは簡単にボールを持たせ続けない。

ボールを奪う際の足を出すタイミングも絶妙で、自分より優れたスピードを持つ相手に対して程良いタイミングでのスライディングタックルを試みてボールを奪ったり、相手が味方からパスを受け取ろうとする寸前に素早く足を出してインターセプトしたりと、ピンチの芽を摘み取る。

自チームが相手チームに押されている状況でのポジショニングも悪くなく、最終ライン際すんでのところで相手のチャンスボールを確実にクリアし、失点の数を少しでも抑えるプレーに持ち味を見出す。

190cmの長身に加えて優れた跳躍力も兼ね備えており、空中戦の強さには定評がある。この点に於いてはプレミアリーグの並みいる猛者たちと互角に渡り合うことができていると言っても過言ではなく、彼がヘディングで勇猛果敢に相手ストライカーと勝負をする様は数々のKOPの記憶に焼き付いていることだろう。

とりわけフィルジル・ファンダイクら主力CB陣が相次いで離脱したことによりレギュラーに抜擢された2020-21シーズンの働きは記憶に新しい。ウェストハム戦では最多となる9つのクリアを記録し、上々なパフォーマンスを発揮した。

激しいぶつかり合いを持ち味とするキャラクターはかつて所属したデヤン・ロブレン(現リヨン所属)、マルティン・シュクルテルらを彷彿とさせ、前述の20-21シーズンの活躍もあったことからKOPの間ではある種熱烈な人気を誇っている。

ウィークポイント

画像出典:@LFC(Twitter)

対人守備の強さには持ち味を見出す反面でシンプルなスピードに欠けているため、快速型のFWに裏を突かれた時のリスクが大きい。

ストロングポイントで述べたスライディングタックルの機会が多いというのも裏を返せばそうせざるを得ない状況になっているケースが多々あるということであり、恐らくそういったケースの中にはファン・ダイクら他の選手であればスライディングをせずとも容易く対応していた可能性があるシーンも少なくない。

また、足元の技術もリバプールというチームに於いて求められる水準を考えた場合、それに満たないラインにある。時折こちらが驚くような意外性のある巧いプレーを見せないことは無いものの、それを恒常的に発揮できる能力があるかと問われれば疑問が残る。

彼自身の守備的能力が決して低いとは思わないが、プレミアリーグの上位を争うべきレベルのクラブに於いて求められるCBの資質を備えているかという目線で見ると厳しいと言わざるを得ないのが現状であり、その課題は主にスピードや足元の技術という結論に行き着く。

そのため、特にリバプールのように最終ラインが高い位置を陣取ってゲームを作っていくチームに於いてはCBに置くのが割とリスキーなタイプであり、バックアッパーという現状も致し方ないと言える。

ただ、主力CB陣の全滅騒動があった20-21シーズンにリース・ウィリアムズと共にチームを支え続け、CL出場権の獲得に大きく貢献したという実績は揺るがなく存在するため、起用方法さえ考えれば一線級の舞台でも喰らいつけるだけの選手ではあるだろう。

エピソード・小ネタ

画像出典: nathaniel_phillips(Instagram)

◆愛称はナット。ナサニエルという名前はヘブライ語で神の賜物(natan{彼は与える}+el{神})という意味がある。

◆父親は元プロサッカー選手のジミー・フィリップス。かつてミドルズブラやボルトン・ワンダラーズ等で左サイドバックやセンターバックとしてプレーした。また、2019-20シーズンにはボルトンの監督を務めていた。

◆父親の影響故かナット自身もボルトンのアカデミーでプレーしており、後にリバプールのアカデミーへと移籍した。

◆2019年にプロ契約を締結したが、1997年生まれであるためこの時点で満22歳。ユース上がりのプロサッカー選手としては遅咲きの部類に入る。

◆2019年はドイツ2部のシュツットガルトにローン移籍していたが、リバプールの怪我人事情から同年の年末に急遽復帰。翌2020年の1月にはFAカップにてリバプールでのデビューを果たしたが、その同月にまたもやシュツットガルトへ再度ローン移籍で戻るという慌ただしい2ヶ月を過ごした。

◆先述の如くシュツットガルトへのローン移籍歴があるが、日本代表の遠藤航ともその間の在籍歴が被っている。そのため、彼のInstagramの相互フォローには遠藤と南野拓実という2人の日本人選手がいる。

◆モリー・ムーリッシュという女性と交際しているという噂があるが、彼女は何とあの世界的人気バンド、oasisの元メンバーであるリアム・ギャラガーの娘。リアムと言えばご存知の方も多いとは思われるが、リバプールのライバルの1つであるマンチェスター・シティの熱狂的ファンでもある。ただ、モリー自身はナットと交際する前であろう2019年にアンフィールドで観戦している様子をInstagramにあげていたことから、そもそも既にKOPだった可能性がある。

◆ストロングポイントにて流血も厭わないプレーと記載したが、それにしても流血する数が多い。とりわけ顔に負傷を負った彼とリースが涙ぐんだ目で肩を組んでいる1枚は20-21シーズンを象徴するものとしてKOPの脳裏に刻まれているのではないだろうか。

画像出典:liverpooloffside.sbnation.com

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