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基本プロフィール

Jordan Henderson:LFC公式Twitterより
- 選手名:ジョーダン・ヘンダーソン
- 生年月日:1990年6月17日
- 国籍:イングランド
- 身長:182cm
- ポジション:MF
- 背番号:14
- チームキャリア:サンダーランド→(コヴェントリー)→リバプール
- 市場価格:28,00 Mill.€
- 契約終了年:2020年
プレースタイル
ストロングポイント
中盤の底からチームを操るコンダクター。ビルドアップ時、CBからのボールはほとんど彼が受けるため、1試合あたりのパス回数は成功率も含めてプレミア随一である。
独特の丁寧なフォームから鋭く正確なパスを繰り出し、何気ないパスからも彼のパスの質の高さがうかがえる。ビルドアップに加えて、素早いサイドチェンジや攻撃のスイッチを入れる楔のパス、ため息の出るようなミドルスルーパス、とやや後方から攻撃を操る。チームのコンダクターでありキャプテンとして今やチームに欠かせない存在となっている。
攻撃面での貢献に加えて、体を張った守備にも奮闘しており、多くのピンチの芽を摘んできた。フィジカル面はさほど強くないが、腰から相手の前に入り込む守備でうまく立ち回っていると言える。ゲーゲンプレスのインサイドハーフ部隊がかわされた際、チームはピンチを迎える可能性が高まっていることは周知であるが、冷静にアンカーの位置で食い止めることができる選手がいると、この戦術を用いる上で大きなアドバンテージとなる。タックル数に関してもプレミア随一である。
インテリジェンスにも優れ、ビルドアップの際のボールの受ける位置や、体の向きも工夫されている。試合中に相手のなんらかの策によりチームがはめ込まれた際は、自らのポジショニングの工夫により解決を図るプレーも見受けられるなど、ピッチ上に問題点に気付き解決できる選手がいることは重要である。
また16-17シーズン前半戦vsチェルシーで、クルトワを嘲笑うかのようなミドルシュートを決めたことはファンの記憶に深く残っている。リバプールの攻撃が手詰まりになった際、少し低い位置からミドルシュートの武器があることは大きい。
ウィークポイント
12-13シーズンにロジャース監督が就任した際、ジョー・アレンが重用された理由のように、動きならボールを受けたり、ドリブルでボールを運ぶといったプレーはあまり得意としていない。ボールコントロールの技術には優れてるのでアンカーの位置で致命的なボールの失い方をすることは少ないかもしれないが、フィジカルで押されるようなハイプレスを掻い潜れるほどの敏捷性は備えていないので、ターゲットにされると厳しいものがある。
ポジション取りと体の入れ方、タイミングである程度は補えているが、従来の純粋なディフェンシブミッドフィルダーとしてのフィジカル能力はないため、彼だけに守備を任せるのは心もとない。幸い、両インサイドハーフ(ララーナ、ジニ、ジャンetc)の選手はバランスをみて守備にも奮闘出来る選手であるため(というよりクロップがそういう選手でなければ使わないのではあるが)3選手の組織的なバランスの整った守備により補えてはいるのだが、現在は少なくなった1.5~2列目あたりで攻撃を操ってくる選手がいた際には手を焼く可能性もある。
エピソード・小ネタ
・リバプールの3FW(マネ フィルミーノ コウチーニョ)に対しては「3人はワールドクラスだ。攻めの理解力があるだけでなく仕事も効率的で、あらゆる場面において貢献している。3人が完璧な仕事をした場合、誰も止めることはできないね」とチームの攻撃力にはキャプテン自ら自信を持っている。
・今でこそチームキャプテンを任せられているが、ロジャース時代初期には「移籍先を探してもよい」と事実上の戦力外通告を受けフルハムのデンプシーとトレードされる寸前まで話が進んだ。
・リバプール移籍後にもサンダーランドのリーグ杯決勝を通常席で観戦するほどのサンダーランドのファンである。
参考サイト
transfermarkt:世界のサッカー選手の移籍情報を中心としたデータベースサイトです。
WhoScored:欧州サッカーのスタッツや最新ニュースが掲載されているサイトです。
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