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~Meet the Academy~
リバプールのアカデミーには数多くの有望な若手選手がいます。
そういった若手選手をご紹介するシリーズ『Meet the Academy』今回はマンチェスター生まれのストライカー、オケラ・シモンズにフォーカスを当てます。
17歳のフットボーラーに対する質問リストの中に“審判資格を持っているのか?”というものは普通ないことでしょう。
ですが、それはまさにU18のストライカーであるオケラ・シモンズと会話をする中で投げかけた質問でした。
「一週間くらい前なんだけど、チームのうちの8人が試験を受けて全員が合格してね。屋内で行われた試合の中でお互いに審判を務める形で試験を受けたんだけど、二日後に全員の合格が分かったんだ。」
「アカデミーの全員、学校やらトレーニングのスケジュールが違うから、皆が受けた訳じゃないんだけどね。それでも、僕以外にリアム・コイル、アンソニー・ドリスコル=グレノン、アダム・ルイス、リアム・ミラー、グレン・マコーリー、ベン・ウィリアムズ、それとマーレー・ブレアが合格したんだ。」
「土曜日の朝には、ちょっとお金を稼ごうと思ってU12チームの試合で審判をやったんだ。確か30ポンドくらいもらえたよ。それでも、その話を知った連中が『俺もやりたい!』って言ってきたね。」
「僕だって同じように言うだろうね。だって臨時収入でしょ。それに良い経験になるとも思うし。マッチデイの様子を観ることができるんだからね。」
「それと選手としては審判の視点から試合を観ることはないからね。だから、審判がどういう風に試合を観ているのか、どう感じて、どんなジャッジをしなきゃならないのかとか、そういうことを理解するのはいいと思うんだ。」
「今までは考えたこともなかったよ。審判なんて退屈だって思っていたからね。でも、実際にやってみると楽しかった。魅力的な仕事だと思ったし、皆楽しんでやれてたよ。」
シモンズはその他にも様々な質問に答えています。
Q.最初はこれしかないと思うけど、話を聞いた誰もが君がドレッシング・ルームの音楽担当だって言ってたよ。
「ははは。多分そうだね。いろんなジャンルの音楽を聴いて楽しんでいるんだ。自分のお気に入りってのは持ってるんだけど、それを聴いて、あとはアダムに聞いたりリアムに聞いて曲を選んでかけるんだ。僕は皆の為にやっているんだよ!皆が好きな曲をかけているんだからね。皆も楽しんでるよ。」
Q.どういう経緯でその役に就いたの?
「僕がダンスが好きなのは誰もが知っていることで、いつも歌ってるんだ。それで誰かがスピーカーを持っていたら『それに繋げて僕の音楽をかけてよ』って真っ先に言うんだ。皆も僕がかける曲を憶えてくれるようになってね。もう一度かけると、そこから好きな曲を見つけてくれるのさ。」
Q.君が試合前に聴く曲は何?
「いくつかあるよ。たまにドレイクの“Take Care”ってちょっと古いアルバムをかけたりもする。これはリアムとアダムの為だよ!ヤン・ダンダは2000年代のRnBが好きだね。リアンはハードコアのロンドンラップが好きなんだけど、それを好きじゃないチームメイトもいる。でも、アイツが気に入っているんであれば、それを聴いてアイツも気分が上がるでしょ。」
「皆、気分を上げる為にリクエストしてくれるんだ。誰だって気分が上がればそれが良いに決まってるよね。そうして集中できればいいと思うんだ。誰もがプレーする準備ができる訳さ。プレーする準備ができていれば、勝つチャンスだって増えるでしょ?」
Q.音楽はフットボール以外で一番情熱がある?
「だね。自分の音楽が大好きなんだ。今はそれを聴くのを楽しんでいるだけさ。またマンチェスターの友達と一緒に曲を作ってみたいと思っているよ。」
Q.じゃあフットボールはどこをサポートしてきたの?
「実はマン・ユナイテッド。家族のほぼ全員がシティをサポートしてるんだけどね。僕は違うことがしたかったんだ。皆それが気に入らなくてね。怒られたもんさ!ダービーの時なんか、家はもうカオスだね!」
Q.リバプールに加入したのはいつ?
「ここに来たのは10歳か11歳の頃。U11のシーズン終わりに正式に契約にサインして、14歳の頃から奨学金をもらえるようになった。もっと小さい頃はユナイテッドやシティ相手にサンデーリーグのチームでプレーしてたよ。」
Q.自分はどんなタイプのストライカーだと思う?
「そうだなあ~スキルがあって、強くて、時にはクレバーなこともできる。チームプレーヤーでもあるよ。」
Q.自分の改善点は?
「フィニッシュだね。時々集中を欠いてしまうんだ。あと時間をかけずに慌ててしまうこともある。そこは改善しないとね。ピッチ上で落ち落ち着いて、ゴールまでそうする必要があると思う。シュートを躊躇したり慌てたりしないでね。」
Q.一番好きな選手は誰?
「3人いるんだけど、ずっと一番好きなのはロナウド。ブラジルのね。彼のプレーが本当に好きなんだ。彼が成し遂げたことすべてが凄いし、いつの日か彼みたいになりたいね。あとはティエリ・アンリとネイマールも本当に好きだよ。」
Q.じゃあ自分と比較して今のプレミア・リーグで1人選ぶとしたら誰?
「僕は前線の選手だけど、ウィングだったり10番のポジションでもプレーするんだ。で、9番として考えるとセルヒオ・アグエロが好きだよ。とても鋭い動きをするし、フィニッシュはトップレベル。他の選手ともチームプレーができるし。シュートして良い時なのかパスの方が良いのかが分かっているよね。クレバーな選手だね。」
「後は左ウィングならアザール、右ウィングならマネかな。10番は良い選手が沢山いるけど、僕はポグバが好きだね。」
Q.リバプールのチームの中では?
「オリギが好きだね。鋭い動きをするし技術もあるし。とても素早くてフィニッシュも上手い。僕は彼と似たようなところがあると思うんだ。だから、彼がどんなプレーをするのか注目して観るんだ。そこから何かを得たいと思ってね。でも、彼と同じようなプレーに自分を変えたいとは思わないんだ。誰かのコピーじゃなくて、自分のやり方でやりたいからね。」
Q.今まで観た最高の試合は何?
「この前のバルサ対PSGは今まで観てきた中でも一番面白い試合だったね!その日は遅くまでトレーニングをしたんで、最初はコーチの部屋でテレビで観たんだ。僕は『バルサが5-0で勝つんじゃない?』って言ったら皆は『それはないよ』って感じでね。」
「それから家に帰ったんだけど、カバーニがゴールを決めたのを観てガッカリしたね。でも、バルサなら6ゴール決めるんじゃないかって確信はあったよ。88分でネイマールがフリーキックを決めて、そこから2ゴール決めた時には、もう絶叫しちゃったね!」
「特にバルサをサポートしている訳じゃないんだけど、大騒ぎしちゃったよ。寮のおばさんには『どうしたの?』って笑われたけどね。」
Q.フットボールでの究極の目標は何?
「ワールドカップで優勝したいし、チャンピオンズ・リーグでもプレーしたいし、プレミア・リーグに定着できるようになりたい。プレミア・リーグのタイトルも獲りたい。全部で勝ちたいね。勝つことが好きだし、負けることは好きじゃないからね。」
Q.フットボール以外で好きなスポーツは?
「あんまりないかな。子供の頃は体操をしていたけど、フットボールを選んで辞めたんだ。それでもバスケットボールは好きかな。ちょっとだけプレーもするけど、そう悪くないと思うね。夏になって家に帰ると、友達とバスケットボールやフットボールをやるんだ。」
「でも、NBAは観ないんだ。時間がないんだ。次の日にはトレーニングがあるし、夜ふかしは好きじゃないんだ。」
Q.好きなテレビ番組は?
「ビッグバン・セオリー。毎日欠かさず観ているよ。」
Q.好きな食べ物は?
「難しいなあ。母さんが料理上手でね。カリビアン料理かな。ヤギとお米とローストポテトに茹でた野菜のカレー。言っているだけで口の中が唾液でいっぱいになっちゃうよ!」
Q.リバプールFCを3つの言葉で表すとすると?
「伝説的でユニーク、名誉。」
Q.3つの言葉で自分を表すとすると?
「才能、面白い、活発。かな。」
※本記事はLFC公式Facebook(日本語版)より許可を頂いて引用しています。
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