リバプールのアカデミー、リアム・ミラー(17)の紹介~Meet the Academy~

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~Meet the Academy~

リバプールのアカデミーには数多くの有望な若手選手がいます。
そういった若手選手をご紹介するシリーズ『Meet the Academy』今回はカナダ人フォワードのリアム・ミラーにフォーカスを当てます。

まず、ミラーはリバプールにやって来て間もない頃を振り返ってくれました。

 

「皆、今まで以上にフィジカルの強さを要求されるぞって言ってたんだけど、僕は信じていなかったんだ。ところが最初のトレーニング・セッションでガツンとやられたよ。」

「ロンドンにいた頃は、ひたすら素早くプレーしてポゼッションしろって感じだった。『もっと早く!もっとだ!パスをどんどん回せ!』って感じだったよ。でも、最初にここに来た時にジョージ・ジョンストンに叩きのめされたね。『マジかよ!』って思ったね。」

ですが、既に十代の早い時期にまったく新しい国で生活するという難しい経験をしてきたミラーにとっては、さほど問題ではありませんでした。

タフな初日を経験してから数ヶ月後、ミラーはブラックバーン・ローバーズ戦においてデビュー戦でありながらハットトリックを決めてみせると、それから9ヶ月後にはプロ契約を結んで、キャリアの新たな一歩を踏み出しました。

この若きフォワードのキャリアは順風満帆に見えましたが、決して簡単なものではありませんでした。

トロントからフラム、そしてリバプールまで彼が歩んできた道程を振り返ったミラーはこう語りました。

「イングランドのフットボールに適応するにはしばらく時間がかかったけど、それでも良い2年半だったと思う。」

「ここでの試合にちゃんと適応できるまでは、本当の意味でのスタートは切れていなかったと思う。カナダのフットボールは本当にスローだったからね。イングランドに来た時、ここのプレーはとても速く感じたし、それに適応するのはなかなか難しかった。フラムではとても成長できたし、感謝しているよ。」

「カナダでは僕はいつもベストだったけど、イングランドに来てからはそうはいかなかった。僕が一番になるのは難しかったね。決して自分が一番って訳じゃないんだって思った。周りに適応して、そういうことを受け入れるには、少し時間がかかったね。」

マージーサイドでの最初のシーズンを終えて、ミラーは様々な質問に答えてくれました。

 

Q.素晴らしいスタートを切ったけど、怪我のせいで長く欠場してしまったね。

「大腿四頭筋が15cmくらい裂けちゃったんだ。怪我に対応するのはメンタル的に本当にきつかった。それまで怪我なんかしなかったからね。動揺してしまって、プレーできない日もあった。チームが好調だったのは見ていて嬉しかったけど、自分もプレーしたいって思っていたよ。」

Q.そんな中でポジティブなことはあった?

「フィジカル的にずっと強くなれたし、それまで以上に多くのことができるようになれたね。怪我をしたのは、フットボール人生の中でも一番最悪なことだった。プレーできないってのが最悪だったね。でも、フィジカル面で成長できたことは良かったことだと思う。フィジオやスポーツ科学部門の皆には本当に助けてもらえた。怪我をした時には、今の自分くらいにフィットして強くなれるなんて全然思えなかったね。ここに来たばかりの頃の僕は細っちょだったけど、大きく成長できたと思う。ずっと強くなれたよ。」

Q.シーズンを通してはどうだった?

「良かったと思うよ。自分は最高のシーズンを過ごせた訳じゃないけど、最悪って訳でもなかった。ポジティブなことがあればネガティブなことだってあるさ。今はようやくプレーできるようになったけど、そんなに心配もしていない。長い怪我から復帰したばかりだし、自分の本来のレベルに戻るには時間がかかるだろうね。」

Q.ゴールもいくつか決めているね

「今シーズンは6ゴールか7ゴールかな。正確な数字は覚えてないけど。僕のベスト・シーズンは多分昨シーズンだったんじゃないかな。32試合くらいに出て45か50ゴールくらい決めたんだ。シュートを打てばゴールが決まるって感じだった。そんな昨シーズンと比べたら、そりゃ今シーズンは嬉しいものじゃないさ。でも、昨シーズンは4、5年一緒にやってきたチームにいたからね。だから、自分のところにボールが来るタイミングが分かっていたんだ。僕が学ぶことはたくさんあるし、時間もかかるだろう。フラムでだって適応するのに時間はかかった。だから、来シーズンはもっと良いシーズンになると思うんだ。理解もずっと深まるだろうしね。」

Q.ポジション争いは君の役に立っている?

「それが原動力になるんだ。僕たちは全員、毎日自分のポジションの為に競わなくちゃいけないんだからね。選手の成長に役立つことさ。楽をしたけりゃ、毎週のトレーニングで手を抜くことだってできるさ。でも、ポジションを望むのであれば、他の皆より自分が優れていることを証明しなくちゃならないんだ。」

Q.前線のいろんなポジションでプレーするのはどう?

「そのおかげでプレーできる多くのオプションが与えられるってことだね。シーズン開幕の頃は9番としてプレーしたけど、そのうち左サイドでプレーするようになった。いろんなポジションでプレーするのは成長の助けになるし、必要な時にはアドバイスももらえる。成長に役立つことばかりだね。」

Q.最終的にはどこでプレーするだろう?

「3、4年くらい同じ質問をされてきたけど、9番になるのかウィンガーになるのかは分からないね。9番だともっとゴールを決めることで貢献できるだろうけど、ウィンガーだったらもっと試合にインパクトを残せるような貢献ができると思っているよ。でも、本当にどうなるか分からないよ!9番でプレーすることもあるだろうし、ウィングでプレーすることもあるだろうし。でも、正直に言うと、プレーできればどこだっていいんだ。僕の成長に役立つことだし、他のポジションでどうプレーすればいいのか教えてもらえる。ユルゲンの前線3人はいつも動き回っているし、あんな感じになるのかな。まぁいつの日かウィングでプレーすることになるんじゃないかって思うよ。」

Q.メルウッドでトレーニングする機会もあったね

「毎週あそこにいるのが普通になってきているね。ペップ・ラインダースと一緒にトレーニングして、クロップがそれを見守っている。良い経験だよ。そこにいるだけで良い経験になる。自信にも繋がるしね。本当にとても特別なことでもしない限り、若手を使わない監督だっている。彼らを納得させるには時間が必要なんだ。でも、ユルゲンは若手にとってとても良い人だよ。この前のクリスタル・パレス戦でベンチにブリュースターがいたでしょ。自分のことのように嬉しくて、大騒ぎしちゃったよ。いつの日か僕も、ね。」

Q.その為には何が必要だと思う?

「メンタル面の改善が必要だね。フィットしていると思うし、技術的にも戦術的にも問題はないと思う。でも、メンタル面はちょっと改善が必要だと思う。ミスをした時にうまく対処できるようにね。時々考えすぎちゃうことがある。そんな時にもプレーに集中する必要があるんだ。今はそういったことに取り組んでいるところさ。リセットだね。何かミスをしてもリセット。そのことを考えるのは止めにして違うことを考えるんだ。チャンスでミスしたり、ボールを奪われても、あまり考えないようにするのさ。」

Q.来シーズンの目標は決めている?

 

「来シーズンはU23チームに入りたい。プレシーズンでファースト・チームと一緒にツアーを回れたら素晴らしいことだけど、どうなるかは誰にも分からないからね。でも、来シーズン18歳になった頃にはトップのゴールスコアラーになっていたい。今シーズンの僕の目標だったんだけど、怪我のせいでストップしちゃったしね。」

Q.自分のゴールの中でベストは?

「憶えているゴールの一つはフラムでのことかな。マット・オライリーってヤツがいたんだけど、そいつが酷いミスをしてね。そこへ僕が走りこんでいって、25ヤードくらいのところからボレーを打ったら決まったんだ!皆驚いた顔をしていて、僕は笑いをこらえるのに苦労したよ!」

Q.今まで観た最高の試合は何?

「最近あったバルセロナvsPSGだね!」

Q.フットボール以外で好きなスポーツは?

「バスケット・ボールだね。トロント・ラプターズのファンで、よく試合を観ているよ。」

Q.好きなテレビ番組は?

「“サウスパーク”が好き。お気に入りの一つだね。“ビッグバン・セオリー”や“ジ・オフィス”も好きだったよ。」

Q.好きな食べ物は?

「チキン料理。これに限るね。」

Q.よく聴く音楽は?

「ロンドンで育ったせいか、グライムをよく聴くね。ちょっとしたグライム・ガイってところだね。」

Q.3つの言葉で自分を表すとすると?

「難しい質問だね!思いやり、情熱的、すばしっこい。そんなところかな。」

Q.では、LFCを3つの言葉で表すとすると?

「情熱的。それとハード。あとは思いやり。ここの皆は本当によくしてくれるからね。」

 

※本記事はLFC公式Facebook(日本語版)より許可を頂いて引用しています。

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~Meet the Academy~

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Liverpool FCさんの投稿 2017年5月19日

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