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基本プロフィール
- 選手名:サディオ・マネ
- 生年月日:1992年 4月10日
- 国籍:セネガル
- 身長:175cm
- ポジション:FW
- 背番号:10
- チームキャリア:メス → レッドブル ザルツブルク (12/13〜) → サウサンプトン (14/15〜) → リバプールFC (16/17〜)
- 市場価格 £1億2000万
- 契約終了年 2023年 6月30日
プレースタイル
基本ポジションは、サイドアタッカー。
ストロングポイント
セネガル代表FWの凄みは大きく分けて3つだ。
- 圧倒的なスピード
- 卓越した技術と身体能力
- サッカーIQの高さ
1つ目はマネの1番の強みだろう。
相手を一瞬で置き去りにする圧倒的な初速に叶うものはいない。少しでもスペースを空けてしまうと、気づけば赤い10番はそこにいる。
サイドの選手にありがちなのが、ドリブルやダッシュで抜けるスペースが縦か横かで絞られているという部分だ。しかし、マネは縦へ振り切るも可、カットインで中央をこじ開けるも可、2つのギアを持っていると言えば分かりやすいだろうか。
相手にとってはどちらへ抜けるかが分からない難敵である。マネとの1 on 1の局面を迎えた暁には、白旗を挙げるのが懸命だろう。
2つ目は技術と身体能力の高さ。アフリカ人特有の、身体に無理の効く身体能力の高さを兼ね備えるだけでなく、スキルフルな1面も持ち合わせている。
逆足精度も非常に優れており、加入初年度のアーセナルとの開幕戦で見せた、左足から放たれたショットガンのようなシュートは圧巻であった。
トラップやファーストタッチのクオリティはピカイチであり、味方が少しズレたパスを出したとしても身体能力を活かしながら厳しい体勢でも足元にしっかりと収められる。
3つ目はサッカーIQの高さだ。
彼は個人ではなく、常にチームで戦っていることを意識している。必要な時には中盤の位置まで降りてきてゲームメイクをすることも厭わない。
カウンターの時にはフリーランをしながら相手をブロックして味方のスペースを空けたり、斜めに走り抜けることで新たなスペースを作ったりと、チームにとって何が最優先なのかを考えながらプレーできる。
前線からインテンシティを高く持って相手のディフェンスラインに圧力をかけていくゲーゲンプレッシングが醍醐味とされるリバプール。ファーストディフェンダーとしての役割を持ち、相手の選択肢を減らすために的確なポジショニングからプレッシングを掛けることができ、周りの状況を的確に判断できているプレーヤーだ。
ウィークポイント
19/20シーズンのバロンドール候補トップ5に選ばれたプレーヤーに、ウィークポイントを探ったとしても、多くは出てこない。
唯一挙げられるとすれば、クロスからのチャンスメイクが多くないことだろう。普段マネはフィニッシャーとしての役割を担っているため、ゴール近くでは自らがゴールを決めるためにポジショニングを取っていることが多い。
主にプレーしている左サイドでも、同サイドの相方的存在であるSBのロバートソンに攻撃参加が出来るよう中央よりにプレーしているため、クロスをあげる局面は滅多に見られないのだ。
エピソード・小ネタ
・マネはセネガルのセディーという、人口が約24000人程の小さな村で産まれた。両親は多くの子供を抱えており、財政的にも非常に厳しい状況だったため、基本的には叔父と暮らしていたという。
2002年のワールドカップで母国であるセネガルが準決勝に進出したのを見て、自分の状況を変えられるのはサッカーだけだと常に考えて、村一番のプレーヤーになるために必死に練習したという。
首都ダカールのクラブでテストを受ける機会が与えられたのだが、そのときに身につけていたのはボロボロの服に穴の空いたスパイクだった。周りには驚かれたという。しかし、プレーが評価されて合格を勝ち取り、間もなくフランスのスカウトの目に留まり、フランス行きの切符を手にしたのだった。
当時、息子であるマネがサッカー選手になることを常に懐疑的に見ていた家族には、なにも伝えずにフランスへ飛んだという。
・プレミアリーグ最速ハットトリック記録保持者。元リバプールのロビー・ファウラーの持つ4分33秒の記録を打ち破り、アストン・ヴィラ相手に2分56秒の記録を打ち立てた。
・敬虔なイスラム教徒で、同郷であるモハメド・サラーと共に、ロッカールームにあるイスラム教徒用の部屋で試合前には必ず祈りを捧げているという。
・セネガルでは「小さなダイヤモンド」という呼び名で国民から親しまれている。
参考サイト
transfermarkt:世界のサッカー選手の移籍情報を中心としたデータベースサイトです。
WhoScored:欧州サッカーのスタッツや最新ニュースが掲載されているサイトです。
[初回投稿日:2017年7月21日]
[最終更新日:2020年7月28日]
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