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【PL第30節】アーセナルvsリバプール(0-3)
タクヤ:そんな久々の試合はアウェーのアーセナル戦で、0-3で完勝です。この試合の3点のゴールはジョタ、サラー、ジョタ。前のウルブス戦もジョタが点を決めていますので、ジョタが戻ってきてようやく点を取り始めたなという感じでしたね。
トリコレッズ:前半戦の振り返りの時も言いましたけど、今シーズン、ジョタは出ると点取っていますよね。
イタツ:この前の代表戦でも2試合で3ゴールを決めて、リーグ戦でも2ゴール。
タクヤ:すごいですね。
イタツ:かなりえぐい活躍ですね。
コーク:しかも64分に入ってすぐなんですよね。でも1点目はアーノルドのクロスも本当にすごかったですね。
タクヤ:クロスに頭で合わせてという感じでしたね。2点目はサラーで、サラーもなんだかんだコンスタントに取っているんですよね。
トリコレッズ:この2点目も、右サイドでボールを受けて、相手と競り合いつつボックスの中へ入っていって、ゴールキーパーとの1対1を股抜き、右足で制したという感じですけど、この落ち着きとかシュートパターンの多さとか、その辺が毎シーズン20点近く取り続けられる秘訣というか、サラーの能力はすごいですね。
タクヤ:この試合も中盤はファビーニョで、センターバックはカバク&ナット。リーグ戦だとその前の節のウルブス戦からそんな感じでやってましたね。
トリコレッズ:このぐらいの時期でカバクとナットがお互いのコンビネーションもだいぶできて、ちょっと安定してきたという感じでしたよね。
【CL準々決勝 1stレグ】レアル・マドリードvsリバプール(3-1)
タクヤ:この後がチャンピオンズリーグのレアル・マドリー戦です。まずはアウェーでしたが、リバプールとしてはCLになんとか望みをかけてという感じだったのと、3年前の決勝のこともあったので力が入る試合でした。結果的には、前半シュート0で、かなり力の差を見せつけられたなという感じでしたね。
イタツ:そうですね。
タクヤ:ケイタが先発で出たという部分でいろいろ言われていましたけど、結果的に前半で代えているんですよね。
イタツ:いつもと違うスタメンというのはすごく良かったですけど、あまり効果はなかったというか、マドリーのスピード感ある攻撃に後手後手だったので、クロップもたまらずという感じでしたね。
コーク:この時の振り返りのラジオでも言ったんですけど、バルセロナ戦の時と決定的に違うのは、あの時も3-0だったけどそんな3点差がつくほどの試合だったかなという感じでしたけど、今回は3-1というスコア以上に力の差を感じた試合だったかなと思います。
タクヤ:4点目を取られそうでしたからね(苦笑)。
イタツ:リバプールは後半入ってすぐは良かったですよね。
タクヤ:リズムが変わったなという感じで後半に入れて、実際51分にサラーのゴールが決まってます。
イタツ:ここで2-2になっていたら、分からなかったかもしれないですけど。
タクヤ:その後もいくつかチャンスはあったので、そこが決まっていればなというところは正直ありましたね。このサラーのゴールは嬉しかったです。
イタツ:因縁なので。
タクヤ:想いがこもっている感じがして良かったです。
【PL第31節】リバプールvsアストン・ビラ(2-1)
次がホーム、アンフィールドでのアストン・ヴィラ戦ですが、ここまでアンフィールドでは6連敗中、この後のチャンピオンズリーグでアンフィールドにレアルを迎えるということもあり、悪い流れをなんとか断ち切っておかないといけないところです。かつシーズン前半で7点取られて負けているアストン・ビラという因縁めいた対戦カードでしたが、ここで2-1で勝っています。
イタツ:これも先制されているんですよね。7点のうち3点取ったワトキンスにまた取られている。
タクヤ:43分に失点して、前半のアディショナルタイムにボビーが点を決めているけど、これはVARでオフサイド、取り消しになって、前半は負けて折り返したんですよね。
イタツ:でもこの日はそれまでの流れより良い感じで攻められた印象があって、実際今振り返られるスタッツのゴール期待値は2.29と、ここ最近では一番高い感じになっているので雰囲気としては悪くない感じだったのかなと思います。
タクヤ:後半57分にサラーが決めて追いつき、その後かなり猛攻を仕掛けていたと思いますけどなかなか決まらずという中、最後の最後90分にアレクサンダー=アーノルドのあのすごいミドルですよね。
イタツ:見直しましたけど、これはすごいシュートですね。
タクヤ:あれだけ密集しているのに、すごいですよね。
イタツ:しかも90プラス1分と。僕もハイライトを見直したんですけど、雰囲気を変えたスーパーゴールはこれだったかもしれないです。
トリコレッズ:確かに。
コーク:連敗を止めたという言い方をしたら、このシュートが決まってなくても引き分けで連敗自体は止まっている。でも引き分けで終わるか、勝つかでは全然違うし、このシュートで本当にこの試合までのフラストレーションが結構消化された感じはありました。
イタツ:チャンピオンズリーグのライプツィヒ戦は相手のミス絡みだったり、ごちゃっとした中でサラーが詰めたり、みたいなものが多い中でのまごうことなきミドルシュートだったので、ジェラード感ありましたね。トレントがクレストにキスしていたのが本当に熱いシーンでした。
タクヤ:本当に文字通りチームに勝ち点3を与えたスーパーゴールでしたね。本当に、後々振り返って、ここ同点引き分けだったのか、勝ちだったのかでもうだいぶ違いますね。
コーク:このゴールが決まった後にサウスゲートが映されて。代表を落選させられていたということもあってたぶんアーノルドも気合が入っていただろうし、決めたのも地元のアーノルドというところで結構全てが…。
タクヤ:確かに、そうですね。
イタツ:結構サウスゲートカメラワーク、ここから頻発しましたよね。
タクヤ:よく来ていますからね。
イタツ:カメラマンは撮ることに集中しているのでしょうけど、スイッチャーが相当意地悪な気持ちでこれをやっていますよね。ちょっと今想像して面白くなっちゃいました。
タクヤ:これが相当久しぶりのアンフィールドでの勝利ですよね?
イタツ:これが4月10日で、最後に勝ったのが12月17日のスパーズ戦ですね。
タクヤ:すごいですね。2021年になって勝っていなかったということですからね。
イタツ:4月まで。
タクヤ:すごい。
コーク:タクヤさん、このタイミングで「あけましておめでとうございます」と言っていませんでしたか?
タクヤ:言った気がする。なんなら今また言いそうになっていたし(笑)。そんなに勝てなかったんですね。でもまだこの時のリーグ順位としては6位なんですよね。
【CL準々決勝 2ndレグ】リバプールvsレアル・マドリード(0-0)
タクヤ:久々にアンフィールドで勝った後ですけど、レアルをアンフィールドに迎えてのセカンドレグ。この試合は本当に点を取って勝つしかないというところで試合開始からだいぶ攻めていましたけど、これはなかなか1点が遠かった試合でしたね。
イタツ:開始早々のサラーのチャンスが決まっていれば、違う世界になっていた感じが強いですね。完全にバルサ戦とかぶります。
タクヤ:この試合は何度もあったチャンスが決まらずに0-0で試合が終わって、リバプールはここでチャンピオンズリーグ敗退ということになりました。これについては、もうしょうがないという感じでしたね。
イタツ:こういう試合展開になると、ファーストレグで3失点しているのが重たくなってきましたよね。
【PL第32節】リーズ・ユナイテッドvsリバプール(1-1)
タクヤ:もうCLを敗退したので、リバプールとしてはなんとかトップ4入りをするしかないという中だったんですけど、この試合の後、次のリーズ戦の直前に例のスーパーリーグ構想の話が出ました。この試合はマンデーナイトだったのでリバプールだけ試合があったんですけど、その話が出たのでかなり混乱した中での試合でした。この試合は、メンバー的にはナットが怪我をしていたのでファビーニョがセンターバックということになっています。マネのゴールで先制はするんですけど、最後の最後でコーナーキックから決められて1-1で試合終了と、この試合はなかなかに複雑なものがありましたね。
イタツ:レアル戦が終わった後の絶望感が強かったので、「4位、もう無理じゃん」という中で目の前の試合で勝ち点を落とすという。しかもスーパーリーグでこの試合を勝つ必要があったのか、なかったのかみたいな、もう本当によく分からないという感じでしたね。
タクヤ:ただおこなわれている試合を見ると、選手は本当に頑張ってプレーしていたので、我々としてはその選手たちを応援するという、もう本当にそんな感じです。
イタツ:90分集中した後にスーパーリーグとかが頭をよぎると「なんだったんだろう?」となったりもして、もやもやしましたね。
タクヤ:結局スーパーリーグの話は48時間でリバプールは抜けてということになり、次の試合になると、いろいろあったけど仕切り直してトップ4を目指す戦い、という感じになっていたので、リーズ戦はなんだったんだという思いは強かったですけど(苦笑)。
【PL第33節】リバプールvsニューカッスル・ユナイテッド(1-1)
次がホームのニューカッスル・ユナイテッド戦です。これも結局1-1で引き分けるわけですけど、ここでもナットがまだ出られなかったので、センターバックがファビーニョという試合でした。トリコさん、この辺はメンバー的にはしょうがないという感じですか?
トリコレッズ:この時はそう思いますね。結果的にはファビーニョをアンカーに置いたことで最終的にはバランスが取れたわけですけど。この段階ではその解決策も見つかっていなかったですし、ファビーニョは確かに今シーズン、センターバックにかなり慣れてきていいプレーも見せていたので、この辺だと仕方なかった感じがしますね。
タクヤ:このリーズ戦とニューカッスル戦は、ファビーニョをセンターバックにしてカバクと組んで、リースはベンチというところでしたかね。
イタツ:カバク、ちょっとつらいですね、結果が出てないのはだいたい相方がセンターバックではないような気がしますね。
タクヤ:確かに。結局、この試合が最後の出場ですよね。
イタツ:そうなりますね。この試合で怪我をしたということですかね。
タクヤ:怪我ですね。ナット、カバクで組めていた数試合はある程度良かったという感じはありますけど、相方がころころ変わるとそれはきついですよね。
トリコレッズ:それこそナット、カバクの時代がもう少し続いていたら、カバクも何か違ったかもしれないし、と今言っても仕方ないですけど、ちょっとかわいそうな感じはしますよね。
タクヤ:結局、この試合が今シーズン最後に勝ち点を落とした試合ですね。
イタツ:この試合も終わった後のむしゃくしゃ感が半端なかったです(苦笑)。こんなチーム、絶対4位は無理だと思いましたね。
コーク:僕もこの2引き分けはどっちもひどい試合だったので、絶対駄目だと思いました。
タクヤ:次、本来はマンチェスター・ユナイテッド戦ですけど、抗議活動があって試合が延期になりました。
イタツ:初めての出来事でしたね。
タクヤ:ちょうどSNSのボイコットもあって、そう考えるとこの頃は結構いろいろありましたよね。
イタツ:これ以上話題は要らないというぐらいどんどん話題があって、ゴールデンウィークの締めに楽しもうと思っていたので、かなりいらつきました。
タクヤ:確かに。遠い昔に感じますが、今月の出来事ですもんね。
トリコレッズ:そうか(苦笑)。
【PL第35節】リバプールvsサウサンプトン(2-0)
タクヤ:その分ちょっと間が空いてということになりますけど、35節が先に来てアンフィールドでのサウサンプトン戦です。ここでナットが復帰し、カバクが怪我をしているのでナット&リースという組み合わせになっていると。
トリコレッズ:単純にカバクとナットが入れ替わりになったので、そこだけ代えてファビーニョはセンターバックのままかなと思ったんですけど、ここはリースを入れたんですよね。その理由がよく分からないけど、結果的にはそれがシーズン最終盤のブーストにつながりましたよね。
タクヤ:本当にそうだと思います。たぶん皆さんもそう思っていると思いますけど、ファビーニョが中盤で出ることでチアゴが活きていますよね。それが相当大きかったのかなと思いますね。
トリコレッズ:ビルドアップの局面でも、ファビーニョ、チアゴという二つの発射台があることで相手の的も絞りにくくなりますし、チアゴ自身もファビーニョが後ろにいてくれるので思い切って前に行けるシーンとかもたくさん増えてきました。やっぱり中盤の安定感とチアゴが自由にプレーできるのは一番大事なことなのだなと思いましたね。
イタツ:この頃ぐらいからチアゴはどんどんフィット感が高まってきた様子を見せつけてきていて、実際この試合もゴールをあげるし、試合後にクラブ公式が発信するプレー集『Showreel』で、チアゴが取り上げられたりするようになってきましたね。
タクヤ:2点目はまさにチアゴですけど、これが加入後初ゴールでいいシーンでしたね。決めた後にベンチを指さしているというのはもう胸熱な感じで何とも言えない。チアゴのプレーはエレガントだけどかなり熱くて、そこが魅力的だなと思いますね。
イタツ:チアゴ・アルカンタラですからね。あのチアゴ・アルカンタラがベンチのことも考えてやってくれているという(笑)。
タクヤ:いいですよね。この1点目はマネの点ですけど、アリソンのビッグセーブからつながってという感じで、なかなかすごい点でしたよね。
コーク:今シーズンはあまりいい調子でなかった中で、マネにしかできないような体の使い方のゴールでしたね。
タクヤ:2試合連続引き分けの後で、ここで勝てたというのは結構大きかったですね。
イタツ:1点差で推移してまた追いつかれるのかとすごいトラウマがよぎりましたけど…。
タクヤ:本当にそうでした。
イタツ:最後チアゴが決めてくれて本当に良かった。
【PL第34節】マンチェスター・ユナイテッドvsリバプール(2-4)
タクヤ:その後にマンチェスター・ユナイテッド戦が来るわけですけど、結果的にすごい日程になっていて、かつここも抗議活動はあったんですけど、この日は予定どおりに開催と…。
イタツ:不戦勝みたいな話もありましたけど結局過密日程で開催されることになって、4位争いに影響するみたいこともあり、かなりごちゃごちゃしていましたよね。リバプールは全勝マストみたいな感じで。
タクヤ:この試合については色々あると思いますけど、2-4で勝利。これほど気持ちいい試合はなかったなと。
イタツ:今期ベストかもしれない。
トリコレッズ:なんと言ってもナット劇場ですよね。
イタツ:ナット劇場が開幕したという感じがありますね(笑)。
コーク:ここからどんどんナット劇場が加速していきますからね。
タクヤ:この試合も含めて残り4試合というところでしたけど、ここからがすごかったですね。この試合ではまず先制されるわけですけど、この先制点はナットがオウンゴール気味に絡んだというところでしたね。
イタツ:今見ても楽しく見られるほどに、かなり豪快に蹴り込んでいましたね。
タクヤ:(笑)。その後、PK獲得未遂もありましたね。
イタツ:(笑)。体がでかいから。
タクヤ:VARで普通に取り消されて、その後34分に、コーナーの流れからナットがすごくごちゃついたところから外にドリブルで逃げて、ドリブルシュートを打つという。
トリコレッズ:やっぱりすごいですね。何度見ても、ナットのドリブルシュートというのは、想像を絶するものがありますね(笑)。
タクヤ:すごいですよね、あそこでよく外に出たなという。
トリコレッズ:確かに。
イタツ:セットプレー崩れであの選択するのは前の選手ですよね、センターバックだったらパスを出すけど。
タクヤ:思い切ってシュートを打ったのが当たり損ねて(笑)。結果的にそれがジョタに渡って、ジョタもうまくそらしてよく押し込んだなという感じですけど、試合の流れ的に本当にここで点を取れたのは大きかったと思いますね。
イタツ:たぶんユナイテッドの選手的にも何が起きた?という感じでしょうね。
タクヤ:前半のアディショナルタイムに、フリーキックからボビーが頭で決めて1-2、前半終了間際のここで取れたのもさらに大きかったですね。
イタツ:言うことなしですね。時間帯もそうだし、逆転という形もそうだし、全然点が取れていなかったセットプレーだし、トレントの美しいクロスにボビーという、去年はたくさん見ていた「これぞ、リバプール」という形が今年やっと見られたという感じ。
タクヤ:後半が始まりますけど、その立ち上がりでさらにボビーが点を取れたというのがまたでかかったですね。
イタツ:勢いを止めなかったですね。
タクヤ:その後結構攻められて、実際失点もして2-3になるわけですけど、結構危なかったですよね。追いつかれてもおかしくないような展開が続いていましたけど、耐えて、耐えてという流れの中で90分にサラーのゴールが決まると。
トリコレッズ:このサラーのパフォーマンスは今見ても熱いですよね。
タクヤ:熱いですね。
トリコレッズ:もちろん僕たちもうれしかったですけど、ここまで感情的にサラーが喜ぶことはそんなに多くないので、やっぱりサラーもうれしかったんだなと。
タクヤ:さらにキャプテンマークを巻いているのがまたいいですよね。
イタツ:結構サラーは喜ばないシーンが多かったので不安でしたけど、ここはもう爆発していたので気持ちよかったですね。
タクヤ:この最後の4点目は、かなりその後のチームを勢いづかせる点になったのだろうなとなんとなく思います。あのまま2-3で逃げ切っていたのと、2-4でこのゴールが決まって勝っていたのとでは雰囲気が違っていたのだろうなというところはありますよね。
【PL第36節】ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンvsリバプール(1-2)
タクヤ:残り試合が少なくなっている中、次が36節のアウェーでのウェスト・ブロム戦。これまで色んなチームを残留させてきたアラダイス監督がすでに降格が決まっている中でしたね。ここでジョタも怪我をしてメンバー外という形になっています。なので、いい流れに来ていたけど、ジョタがいなくてちょっとやばいかもみたいな雰囲気はありましたね。
イタツ:案の定、前節の勝ちをないがしろにするような低調な試合展開でしたね。
タクヤ:15分に失点してますからね。ただ33分にサラーのゴールで同点になっていると。
イタツ:これはすごいシュートでしたね。
トリコレッズ:これもやっぱりワンステップであそこのコーナーを狙えるのは本当にすごいですね。
タクヤ:やっぱりここでも前半に追いつけているのは大きいですよね。
イタツ:前半のパワーを出し切るとか、カムバックする力が発揮できるようになってきましたよね。
タクヤ:その後、後半ずっと1-1の展開が続くわけですけど、そんな中でのアディショナルタイムです。雨が降っていましたね。
イタツ:黒い大きな人がやってきました。
タクヤ:(笑)。アリソン、上がりますと。
イタツ:これは今も1日1回は見ています。いまだに何が起きたか信じられない感じはあります。
タクヤ:これはすごいですよね。本当に何回でもリプレイを見ていられるという。
イタツ:スタッツとかを見てしまいますね。アリソンの欄にシュート1と書いてあるのを見て、「おおー、ゴール1、おおー」みたいな。
タクヤ:これは本当に見れば見るほどすごいな、と。確かこの試合の振り返りの時も散々話しましたけど、最後のほうでふらふらっと上がってくるあのタイミングも良かったですよね。
イタツ:マークがつけないという。
タクヤ:ポジション争いをすごくしている中にいきなり来ているので、当然ディフェンス側もそこに行けないところにアリソンが普通に来ているんですよね。
イタツ:悠々とオーバーラップ。
タクヤ:悠々と。あとはナットの動きもすごいですね。ナットに着目すると、すごい動きで大外を回って、めちゃくちゃ落下点に入っていますからね。
イタツ:アリソンがいなかったら、ナットが決めていたんですかね?
タクヤ:どうなんですかね。
イタツ:ちょっと微妙なんですよね(笑)。
タクヤ:どちらかと言うと、アリソンのほうが落下点に近い所に元からいたのですが、ナットはそこにめちゃくちゃ飛び込んでいますものね。いやあ、これは本当にすごい。
トリコレッズ:ゴールキーパーのヘディングシュートが特にすごいなと思うのは、ゴールキーパーはグローブをしているじゃないですか。グローブをしていると結構違うと思っていて、手がぎゅっと握れないし、手を振り回すにしてもちょっと重いからバランスを取るのとか空中で大変だと思うんですよね。アリソンも実際手をぶらぶらさせて、それこそふらっとやってきた感があるんですけど、その中であのボールに体をぐいっとひねって合わせてシュートを決めるというのは、純粋にアリソンのボディーバランスとかがすごいんだなとちょっと思いました。
タクヤ:これはもう本当に劇的という言葉がぴったりな大きな勝利でしたね。
イタツ:まぎれもなく雰囲気を変えるスーパーゴールでしたね。
タクヤ:これはずっと語り継がれていくであろうシーンですね。
イタツ:そうですね、間違いなく(笑)。
【PL第37節】バーンリーvsリバプール(0-3)
タクヤ:その次が、残り2試合の中で最後のアウェーとなるバーンリー戦です。最終節がファンが戻ってくるアンフィールドでのクリスタル・パレス戦というものがあったので、このバーンリー戦になんとか勝てば残りも見えてくるぞ、みたいな雰囲気でしたね。
イタツ:バーンリーもお客さんが入るので、ちょっと怖かったですね。
タクヤ:面食らっている感というか、やりづらそうにしているところがありましたよね。なのでなかなか枠内にシュートが飛ばない感じだったんですけど、結果的には3点を取って勝っていて、勢いはちゃんとキープされていたのかなというところです。フィルミーノが前半43分に決めてリードして折り返すと、後半ここでもナットが…(笑)。
トリコレッズ:はい、ナットです。
タクヤ:ナットですね。
イタツ:ついにというか、本当に決めちゃう。
タクヤ:もうこの頃になると、僕らのナット愛がこの『リバプール座談ラジオ』でもかなりあふれていて、残りの試合の中で「ナット、決めてくれ」というような話は散々していた中で本当に決めた。
トリコレッズ:ただハイライトを並べて見ていると、ナットは結構シュートを打っているんだなと思うんですよ。この試合前半でも前の試合でも結構シュートを打っているので、期待がどんどん高まっていく中で大事なゴールを決めてくれましたね。
タクヤ:ちゃんと決めるという。でも大きな追加点ですよね。
トリコレッズ:前半1-0で折り返して、次の得点次第ではという状況だったので、素晴らしいゴールだったと思います。
タクヤ:最終的にはオックスレード=チェンバレンも、今シーズン初ゴールだと思いますけど、久々のゴールが決まって0-3と。
トリコレッズ:このチェンボのシュートもいいシュートですよね。
タクヤ:本当に。
イタツ:入ると思わなかったな。
トリコレッズ:(笑)。体がすごく切れているんだなという感じが。
【PL第38節】リバプールvsクリスタル・パレス(2-0)
タクヤ:結局この時点で4位に上がったんですよね。なので、得点差の話はありましたけど、次に勝てればほぼ高い確率で行けるという状態で最終節を迎えられたという中でのアンフィールドのクリスタル・パレス戦です。これは記憶に新しい試合ですが、マネの2ゴールで勝利。コーク、最後にマネがちゃんと2ゴール決める辺りはさすがという感じでしたね。
コーク:本当にそのとおりだと思います。これで気持ちよくシーズン終えることができたと思うので、あの笑顔には僕たちも幸せです。
タクヤ:本当にそうですね。この試合はなんと言ってもジニが最後というところで、僕もDAZNであのいいシーンを何度か繰り返して見ましたけど、そういうシーンもありつつ最後はきっちり勝って、結果的には3位でシーズンを終えましたね。
シーズンを終えて
タクヤ:シーズン後半戦、20節のスパーズ戦から振り返ってきたわけですけど、CLも合わせて23試合、一時期8位まで順位を落としていたので、そう考えると最後はかなり巻き返したなという感じです。
イタツ:こんなに終わり方が良いだけで気持ちよくなれるのかというのは、また新しい発見というか(笑)。10シーズン以上見られて、まだシーズンのパターンがあるんだなというのが面白いですね。
タクヤ:ディフェンディングチャンピオンなので、3位という結果には本来もっと悔しがっているべきというのもあったりするとは思うんですけど、散々話してきたこれまでの経緯を踏まえると、本当に3位はよくやったな、という話かなと思いますね。
イタツ:ちょっと気になるのが、終わってみてシティと勝ち点差が17なんですよね。6連敗が全勝していたら優勝していたというこの偶然というか。6連勝自体は難しいことですけど、あわせて来期の目標に据えたいなと思いつつ、さっきまで絶対に4位とか無理と言っていたのに、3位で終わった途端に実は優勝できていたみたいな話になる都合の良い感じが面白いですけど。
タクヤ:ざっと後半23試合を振り返って、一言ずつお願いします。
イタツ:はっきり言ってこんなに苦しいシーズンはなかったし、しかもスーパーリーグとかの話が出て、自分がアジアからわざわざヨーロッパのサッカーを見ている意味はなんなんだろう、と思ってたぐらいだったんです。けれどそういうのを払拭するぐらいの最後5連勝だったので、やっぱりこのクラブは特別だなと改めて思わせてくれる終わり方をまさか迎えましたね。無冠ですけどとても記憶に残るシーズンでした。
コーク:僕も今まで見てきた中で、下手したら本当に一番苦しかったかもしれないですね。弱かった時期は弱かった時期でもちろん苦しかったんですけど、それとはまた違った苦しさというか、去年やそれ以前の成功からのコントラストもかなり鮮明でしたし、そういう意味で本当に苦しくて、もう早くシーズンが終わってほしいなとずっと思っていたんですけど、最終的にこういう形で楽しい気持ちで終わらせてくれた選手たち、監督、クラブの人たちには感謝しかないですね。
トリコレッズ:ピッチ上での結果が良くなかったのもあるし、ピッチ外の雑音とか不幸な出来事も起きて、そういう意味でも苦しいシーズンだったと思いますけど、最後3位が取れて、そこはまた新しいいい面かなと思いましたし、皆さんがこんなにセンターバックについて考えてくれるシーズンはなかったと思うので、ぜひこれからもセンターバックのことに注目して来シーズンも見ていってくださるといいかなと僕は思います(笑)。
タクヤ:面白いですね(笑)。
トリコレッズ:今シーズンはずっとセンターバックが話題に上がっていたので。もちろん怪我人がたくさん出てつらかったですけど、僕としても勉強になりましたし、皆センターバックは大事なのだと分かってくれてある意味で嬉しかったです。
タクヤ:途中スーパーリーグやSNSの話もあったので余計に山あり谷ありという感じでしたし、連敗してつらかった時期も含めて、このクラブを応援することの意味とか色々考えたこともありました。最終的には、リバプールを応援するのは楽しいよね、という感じで終われたので良かったなと思います。何より最終節も含めて、アンフィールドでのファンの重要性みたいなものも再確認できましたし、そういった中で来シーズンがまた楽しみだなというところでシーズンを終われたのは、本当に良かったなと思いますね。
※本記事は、リバプール雑談ラジオ「#108-109 リバプールの20-21シーズン後半戦23試合を一気に振り返る(2021年5月29日配信)」を書き起こして編集したものです。
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