ダニー・イングスのプレースタイル/プロフィール解説│リバプール選手名鑑

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木靴屋

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11歳の頃、画面越しのアンフィールドに惹かれてファンになりました。

基本プロフィール

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  • 選手名:ダニー・イングス
  • 生年月日:1992年7月23日
  • 国籍:イングランド
  • 身長: 1,78 m
  • ポジション:CF, ST, WG
  • チームキャリア:ボーンマス(09-11)、【ローン】ドーチェスター・タウン(10/11)、バーンリー(11/12~)、リバプール(15/16~17/18)、【ローン】サウサンプトン(18/19)
  • 市場価格:8,00 Mill. €
  • 契約終了年:2020年6月30日(19/20シーズンよりサウサンプトンへの完全移籍が決定)

プレースタイル

ストロングポイント

裏抜けなどのオフザボールや、ボックス内でのポジショニングに優れ、少ないタッチでゴール奪う冷静さと”嗅覚”を兼ね備えるストライカー。後方からの浮き球に対するファーストタッチは柔らかく、美しい。豊富な運動量で献身的な守備も厭わず、常に闘う姿勢を見せる点も魅力。

ウィークポイント

イングスが満足な出場機会をリバプールで得られなかった最大の原因は2度にわたる膝の大怪我であることは間違いない。しかし、”使われる”タイプのストライカーが故に、レッズでポジションを争う他のFWと比較すると前線でポイントとなるプレーや、突破力に欠けると言わざるを得えなく、短い時間でゲームを変える役割を託される機会は少なかった。

エピソード・小ネタ

・サウサンプトンユースでキャリアを始めるも昇格には至らず、ボーンマスユースからトップ昇格を果たす。

・バーンリー時代、サウサンプトンがリッキー・ランバート退団の穴を埋めるべく獲得に動いたことも。

・18‐19シーズンに遂にサウサンプトン加入。

障碍者へのサッカー教室を開くなどチャリティーにも精力的。

・オーストラリア人でモデルの彼女、ジョージア・ギッブスさんが美人。

ダニー・イングスの退団に寄せて

イングスのリバプールでのプレミアリーグ戦績は14試合3ゴールで実質的に幕を閉じた。彼がマージ―サイドで過ごした3年間で残した数字は僅かなものであったが、ブレンダン・ロジャース前監督のもとで不振に喘ぐ15‐16シーズン第6節ノリッチ戦での同点ゴール、続く8節のマージ―サイドダービーで記録した2点は当時のリバプールにおける”希望”であったことは間違いない。その矢先にイングスを襲った十字靭帯断裂―それはクロップ政権発足当初、新指揮官の哲学に最もマッチするFWとして囁かれたタイミングでもあった(フィルミーノが偽9番としてCFにコンバートされるのはまだ先の話となる)。

210日間、50試合の離脱を乗り越えて復帰したイングスは、16-17シーズンのプレシーズンから好調を維持するもU23での出場が続いていた。それでも与えられた舞台で4試合4ゴールを叩き出し、短い時間ではあるがダービー戦、トッテナム戦とリーグカップでの出場機会を手にしていった。しかし、トッテナム戦後に負傷が発覚したことで再び長期離脱を強いられ、17-18シーズンに復帰するも強力3トップを前に満足に出場機会を得られなかったのは周知の通りだろう。そんな苦しいシーズンの最中、35節WBA戦で挙げたシーズン唯一の得点。イングス本人だけでなく、チームメイトまでも待ち望んだゴールに歓喜した事は記憶に新しい。

迎えた18-19シーズン、クロップ監督の引き留めがありながらもイングスが新天地として選んだのはアカデミー時代に在籍したサウサンプトン。今シーズンはローンという形だが、来季には完全移籍となるため実質的にリバプールでのキャリアは終わりを告げたこととなる。“新たな港町”で9番を背負ったストライカーの船出は5節時点で3ゴールと上々だ。イングスがハイパフォーマンスを維持し、いつの日かイングスがイングランド代表に復帰し、ヘンダーソンやアーノルドによるアシストで得点を挙げることを願っている。

You’ll Never Walk Alone, Danny

 

参考サイト


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