【西岡さんのフットメディア×LFCラボ】プロアナウンサーの「伝え方」講座を受けてみた

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西岡さんへの“伝える技術”Q&Aコーナー

西岡さん:”話す技術”について、何か気になることがあればなんでも聞いてください。

不調な時はどうするか?

グラッド:スポーツの試合の実況はアスリートと同じぐらいタイムスケジュールがハードで、かつ、リアルタイムで多くの視聴者がいるのでミスできないという中でのお仕事かと思いますが、”不調”な時どのようにして乗り切るのでしょうか?西岡さんの実況はいつも安定感があり、全くパフォーマンスにブレがないように思えます。

西岡さん:僕の場合はほとんど不調がないですね!フリーで働き始めて20年以上、体調不良で休んだことは一回しかないです。ノロか何かにかかってしまった時。それ以外は体調を万全にすることを第一優先にしていて、不調を作らないコントロールが大事です。もう少し資料を作りたいな、という時でも疲れが溜まっていたら、当日に高いパフォーマンスを出せるように寝る選択を取るとか、そういうことです。

グラッド:準備も大事ですが、最優先するべきはいかに”不調”を作らないかということですね。

西岡さん:僕らはまず風邪をひいてはいけないです。ただシーズン中は6時間とか8時間とか、まとまった睡眠時間は取れません。ですので、会議や資料の準備などのスケジュールの一つとして「睡眠」をしっかり入れ込みます。ちなみに同業者だと声を聞いただけで「ああ、この人今日は体調悪いのかな」と分かってしまいます。

プレゼンで棒読みにならないためには?

マジスタ:プレゼンをする時に事前に文章を用意すると、どうしても棒読みになってしまうのですが、生き生きとしたプレゼンをするための良い対策はありますでしょうか?

西岡さん:例えば、プレミアリーグの実況の時もそうですけど冒頭でいろんな見所を話します。ただそれは原稿を丸暗記ではなく、メモは単語レベルの箇条書き程度です。それを文章にしてしまうと読んでしまいます。それだけ準備ができているのあれば、頭の中にも話すことが入っているはずなので、内容は頭に入れつつも単語レベルで箇条書きの方が良いです。あくまで飛んでしまった時のものですから、起承転結や単語でメモしておくのが良いのではないかと思います。

河村さん:アナウンサーの生中継とかって全部原稿を覚えています。ただ、丸暗記でやってしまうとどこかが止まってしまうと全体の流れが崩れてしまう。プレゼンだったらこのワードは絶対逃しちゃいけない、というものを流れや単語だけお守りがわりに持っておくのが良いですね。やってみてください。

プロスポーツ選手と接する時に意識することは?

ISHI:自分の仕事で今後プロのスポーツ選手と関わることが出てきそうなのですが、そういった方と接する時、話をする時に気をつけていることはありますか?プロの選手と話すと緊張しまいそうだなあと。

西岡さん:プロであろうかなかろうが、友達になれるかという視点が大事です。相手のことを知って、相手がどれだけ自分に対して興味を持ってくれて、懐に飛び込めるか。選手と仲良くなれるのは大体同じキャラクターです。相手のことをしっかりと調べ上げていて、その上で失礼のない的確な質問をしながら、懐に飛び込んでいく。そのために必要なのは準備ですね。限られた時間での勝負なので、「そんなことも知っているのか」と思われるぐらい調べ上げていて、そこでいかに良い取材ができて覚えてもらえるかで、付き合いが変わります。準備しっかりして、相手が話したいことを引き出して、楽しんで貰えたら、覚えてもらえますね。

ISHI:準備と相手のことを調べて考えてきたという想いを伝えることを意識してみます!

話し方が上手くて日常生活で得したことは?間の作り方は?

コーク:プロアナウンサーなので普通の人より話すのが上手いと思うのですが、話し上手で日常生活で得したことはありますか?

西岡さん:うーん、なんだろうなあ。ちなみに僕は普段おしゃべりじゃないですよ(笑)。中継の時もあまり話す方ではないで、間合いを上手く撮って話してもらう。空気感をいかに作るかですね。

河村さん:僕はもともと話すのが好きでアナウンサーになったんですけど、引っ込み思案でもないので、もちろん女性と話す時などにも役立ちますよ!(笑)ただ伝える技術は相手を思いやることが必要なので、そのスキルのお陰で「聞く」ことができるようになって、それによって会話のキャッチボールがしやすくなります。実況でも一方的に話しているだけ聞きにくいし、叩かれることもあります(笑)。伝える技術を学ぶ中で、聞くということがでいるようになると、より普段日常の会話でも、仕事上の上司との話や会議でも活きますね。

グラッド:ちなみに、聞くという点で上手く「間」を作るためのコツってありますか?

西岡さん:出しゃばるか、我慢できるはキャラクター、人間性が出ますね。実況の現場では放送研究会の人なのか、ボールを蹴るのが好きな人なのかで「間」の作られ方が結構違いますね。DAZNなどで活躍されている人の多くはボールを蹴ること、サッカーが好きな方が多いです。そうなると話したいではなく、サッカー自体に熱中するので、上手く間ができます。逆に「これを話したい!」というものが強すぎると、そこにばかり頭が言ってしまい、タイミングが悪くて解説者に怒られる、ということもあります。うちのメンバーはボールを蹴ることが大好きな人が多いですね。

トリコレッズ:目から鱗です。

グラッド:話したい!ではなく、そのコンテンツに心から興味があると自然な間ができんのですね。

会話の中で簡潔に、分かりやすく話すためには?

イタツ:普段仕事をしていて、上司から質問をされた時などにパッと簡潔に、わかりやすく返答できないことがあるのですが、西岡さんは実況というお仕事の中で、どのようにして自分の知っているたくさんの情報の中から必要な部分だけピックアップして、素早く分かりやすく話す、を実現されているのでしょうか?

西岡さん:それこそ実況の現場では、解説者の方とのキャッチボールはとても重要です。誰と一緒にやるかということと、その人がどの程度熟知しているかで、話の振り方を全て変えています。あまり詳しくないけどゲストとしてきているのか、両チームなんでも聞いてくださいという人なのかで、質問の深さ、聞き方を変えます。ただ、見ている人にとっては関係ないので、上手く補足を解説に振ることなくインフォーメーションとして出す。相手との掛け合いの部分と、自分で情報をだす部分を棲み分けています。

イタツ:コミュニケーションの相手のことを理解する、双方向を意識するということですね。

西岡さん:準備はしても、紹介できるのは1〜2割。一番は解説の人が話したいことは何か、視聴者が何を見たいのか。用意したものをなんでも話すのではなく、そこを最優先にして、準備してきたからといって全部伝えずに、捨てる。相手を思いやる気持ちが大事ですね。

口癖を直すには?

タクヤ:「えーと」や「結構」「その」などなど、話している中でどうしても口癖が出てしまうのですが、どうやったら直りますか?西岡さんもかつては治したい口癖がありましたか?

西岡さん:もしかしたら若い頃は話だしが「えー」となっていたかもしれません。ただ自覚があれば直せます。我々は仲間と一緒にやっているので、他の人の気になる喋り方があれば指摘し合うことでお互いに高めてますね、。何かあったら僕のことでも言ってと言っています。意識することでいかようにでも直せますよ。

タクヤ:自覚して意識して改善をしていくということですね。

西岡さん:あとは放送の様子は残るのでその内容から振り返ることもできます。何年かそれを繰り返していると自然と無くなっていきます。

素人の喋りについて思うことは?

トリコレッズ:最近素人が公で喋ることも増えてきていますが、喋りのプロじゃない人とプロの違いについて感じていることはありますか?

西岡さん:最近YouTuberさんも上手いですからね。その他にも、ナレーションを俳優さんがやったりしますよね。それは我々アナウンサーのテクニックではなく、そのキャラクターや間が良しとされている。それを僕らが真似しようとしても、我々はアナウンサーのスキルを叩き込まれてきているのでなかなか真似できない。

トリコレッズ:人となりやキャラクターが上手く出て、それはそれで良いということですかね。

西岡さん:そうですね。もちろん話もしっかりでいる方々ですし、そういったニーズがあるということですね。

フットメディアスクールはどんな方に受講してもらいたいですか?

グラッド:では最後に、この記事を読んでくださるリバプールサポーター、サッカー好きに向けて一言お願いします。どんな方に受講してもらいたいですか?

西岡さん:どんな方に受講して欲しいという内容は一応書いてはありますが、実は細かなターゲットの設定は設けていません。時代的にもオンラインでできるので、ニーズに合わせて指導するということをやっています。それぞれの会社での悩みや、学生さんなら就職活動の悩みや、色んなニーズをいただいているのでその方に合わせて答えていきます。「伝える」ことは重要な技術で、その大切さをプロから学んでもらえるので、それぞれの方が抱えている悩み、チャレンジに対して必ずプラスになると思います。

河村さん:最近あったのが「沖縄出身の料理研究家の女性」に受講いただきレシピの伝え方から、オンラインチャンネルの撮り方までお答えしたというもの。その他にも「山口の広報のご担当者」からのTwitterの使い方や広報製の作り方についてのご相談もありました。つまり「伝える」ことの何でも屋をやりたくて開講しているので、話すことの範囲を超えてニーズに応えたい。どんな人でもぜひ、参加してください!

グラッド:プロのアナウンサーのノウハウを知りながら実践を通して「伝える」を学ぶことができるだけで価値ある機会ですが、更にリバプールやサッカーという共通項があると、より強い興味とモチベーションを持って取り組めて、その分学びも深まると感じました。「伝える」技術とサッカーに興味がある方には持ってこいのプログラムですね。

ここで質問コーナー終了。西岡さん、河村さん、ご丁寧にお答えいただきありがとうございました。

最後に

河村さん:では最後に何か記念にポーズをとって撮影しましょうか。なんでもいいですよ!

グラッド:ここもなんでも対応してくれるのですね!(お二人がどこのサポーターかは存じあげませんが)ではリバプールはまだCLが残っているので7回目の優勝を取るということで「7」のポーズで締めましょう!

ということで、リバプールのCL制覇まで願って(?)くださいました。伝え方講座、30分では物足りないのでLFCラボでも実尺のロングバージョンを受講してみたいなと思っています。

気になる方はまずは、フットメディアスクールさんのTwitterをフォローして情報をキャッチしてみてください。

フットメディアスクールのホームページはこちら

西岡さん、河村さん、どうもありがとうございました!必ずCL獲りましょう!

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