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「リバプールについて“音声”でもっと伝えたい!」
clubhouseやPodcastなどの音声メディアが世界中で定着し始める中、LFCラボではそんな思いでリバプール雑談ラジオを配信していますが、とある会議でのこと。
「じっくり考えて書ける記事と違って、瞬発的に情報や自分の考えわかりやすく、面白く伝えるのはスキルがいるなあ」と、音声メディアの難しさを感じていました。そこで目に飛び込んできたのが、
フットメディアスクール、開講!!
スポーツの現場で活躍する「現役」のアナウンサーたちが発声の基礎から丁寧にお教えいたします!
!!!
目まぐるしく展開が変わる試合展開を的確に伝えるだけではなく、解説者と軽やかな掛け合いを行なっていく、まさにプロの技であるスポーツ実況。我々はリバプールの試合を通して何百回とその“音声”の技術に触れて来ました。そんな西岡さん率いるプロ集団に教えを請いたい。
ということで、とても長いご相談のDMをお送りさせて頂きました所・・・
なんと「ぜひ話し方講座を体験して、リバプールサポーター含めた多くの人に広げて欲しい」とのことで快く取材という形でのご指導をOKいただきました!
更に今回のために、
第一部「30分の特別体験講座」
を組んでくださり、その後に
第二部「西岡さん含めた質問コーナー」
の場まで設けていただけることに。
本記事ではリバプール雑談ラジオのスピーカー7名で受講したその内容の一部をお伝えしていきます。感想を簡潔にまとめると、
「自己流よりもその道のプロに聞くのが圧倒的に近道」と「なんでも対応してくれる!」です。
では講座の様子をどうぞ!
リバプールの試合も実況!河村アナによる”伝え方講座”
第一部の講座を担当してくださったのはDAZNでリバプールの試合の実況もされている河村さん。リーグ戦で久々の勝利を挙げたウルヴズ戦も河村さんの実況でした。
LFCラボ一同(グラッド、タクヤ、イタツ、ISHI、コーク、マジスタ、トリコレッズ):河村さんよろしくお願いします!!
河村さん:はいよろしくお願いします。本来は90分で4セットの講座、それをできるだけ30分に詰め込んでいるので、少々駆け足になりますがついてきてくださいね!
「伝える」上で重要なことは?
河村さん:では早速初めていきます。まずは「伝える」ということについて考えてみましょう。グラッドさん、「伝える」上で何が大事な要素だと思いますか?
グラッド:うーん、伝えるといっても色々とあると思うんですが、やはりいかに言語化するかということでしょうか。
河村さん:そうですね、それも正解です。ただ言語だけではなく、ジェスチャー、姿、表情、気持ちなど、様々な要素すべてが大事です。すべて引っくるめての「伝える」です。この講座では様々な観点からの「伝える」を学んでいきます。
「伝える」を学ぶ上でまずすべきことは?
河村さん:学んでいく上で、まずは自分の伝える力を正確に知ることが重要です。試しにやってみましょうか。ではタクヤさん、突然ですが30秒で自己紹介してみてください。どうぞ!
タクヤ:えーっと、リバプールFCラボの共同代表をやっていてタクヤKOPという名前でTwitterをやっています。本業はマーケターで趣味は…
河村さん:とても素敵なお声で、落ち着いていていいですね!急に振られると焦ってしまう人が多いですがグッドです。実際の講座では各項目ごとに10点満点でできるだけ客観的に採点していくのですが、タクヤさんの話し方はどの項目も7点、8点だったと思います。こうやって実際に話してみて現状を把握することがスタートです。
その上で、伝えることの基本を知っていきます。
伝わる声とは?
河村さん:では基礎となる”声”についてです。伝わる声とはなんでしょうか?我々は声を使う仕事をしているわけですけど、所謂「いい声だから伝わりやすい」かというと、実は欠点にもなり得ます。自分の声があまり好きではない、という方もいるかもしれないかもしれないですが、誰しもに個性があってポテンシャルがあります。例えば男性が女性の様な声は出ませんよね?それと同じで、自分の声質の中で、ポテンシャルを最大限に生かす。多くの人がそのポテンシャルの幅を使いきれていないので、声質を変えるのではなく、ポテンシャルを生かすんです。
伝えるテクニック「腹式呼吸」を上手くする方法は?
河村さん:自分の声を上手く出す一つの方法として「腹式呼吸」という方法があります。ゴールが入った瞬間、熱狂する時、自然とお腹から声が出たりするんですが普段は意識しないと中々難しいです。まずは姿勢ですが横から見るとまっすぐなっているような姿勢で、椅子には半分腰掛ける。この姿勢を保つことでできるようになる人もいますが、最初はなかなか難しい。
そこで一つとても簡単な方法があります。コークさん
コーク:はい!
河村さん:片手で腹筋を抑えて、もう片方の手で風船を持つようにして、膨らませるイメージで音を乗せてみてください。
コーク:う”〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
河村さん:おお、いいね!その時、腹筋に強く力が入ってるのがわかりますか?その感覚が腹式呼吸でお腹から声を出すということです。お腹から声が出せるだけで一気に伝わりやすくなります。腹式呼吸を使いながら一文字目を一気に出す。これが出せると、緊張している時でも、上手く話さないとならない時も、届く話し方になります。
日本語で想いを伝えるために知っておくべきこと
河村さん:次は正確に想いを伝えるためのテクニックです。これは知っておくと良いです。日本語は「文章は上から下に落ちていく」この大前提を意識するだけで一気に伝わります。日本語の自然な流れに乗るので、みんなが聞きやすい話し方になります。
では見本を見せますね。ニュース的な伝え方をしてみるとこうなります。
一同:なるほど・・・!
と記事で公開するのはここまで。
30分間ノンストップで“伝える技術”のインプットとアウトプットの反復学習が続き、「自分に合った声」「伝える時のメンタルの整え方」「口の筋肉の伝え方」「ジェスチャーの影響」「コメントをする時のポインント」「滑舌と寿命の話」などなど、プロアナウンサーがこれまでのトレーニングや実践を通して培ってきたノウハウを余すことなく伝授していただきました。
この短い時間でも多くの学びと手ごたえがあり、プロが実戦で行なっている方法、セオリーを知っているのと知らないのでは、努力の効果が全く異なる事を実感しました。河村さん、ご指導ありがとうございました!
そして、
西岡校長登場!
西岡さん:みなさん、こんにちは。
一同:(いつも聞いてる声・・・!)こんにちは!
ということで講座に続いて、西岡校長を交えた質問コーナー開始!
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