【KOPの魂が集結!】『フットボリスタ リバプールCL優勝記念号』刊行記念パーティー!イベントレポート

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リバプールFCラボの管理人です。
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第二部のスタートの前に、何やらTwitterで話題の”某市長”からビデオレターが届いているということで、上映されました。

【KOPの魂が集結!】『フットボリスタ リバプールCL優勝記念号』刊行記念パーティー!イベントレポート

大変申し訳ありませんが、内容はあまりにも過激で国際問題にも発展しかねないため差し支えさせていただきます。(会場は大ウケでした)

 

第二部「リバプールの激闘を振り返る」

さて、第二部は試合と選手について振り返っていきます。

ここで登場するのは、『フットボリスタ リバプールCL優勝記念号』にて、「クロップ・リバプール『進化』のすべて」「KOPがつづる選手たちの肖像」を書いた面々です。

【KOPの魂が集結!】『フットボリスタ リバプールCL優勝記念号』刊行記念パーティー!イベントレポート

 

  • グラッドさん(LFCラボ代表/ライター)
    「クロップ・リバプール『進化』のすべて」
  • マジスタ#7さん(LFCラボライター)
    「選手寸評:サラー、ヘンダーソン、ミルナー、ロバートソン、チェンバレン」
  • トリコレッズさん(LFCラボライター)
    「選手寸評:ワイナルドゥム、マティプ」
  • コークさん(LFCラボライター)
    「選手寸評:マネ、ファビーニョ、アーノルド、ファン・ダイク、アリソン、ロヴレン」
  • 木靴屋さん(LFCラボライター)
    「選手寸評:スタリッジ」
  • イタツさん(LFCラボライター)
    「選手寸評:フィルミーノ、シャキリ、ケイタ」

 

リバプールの「進化」と来シーズンへの期待

まずは、グラッドさんの「データから読み解く18-19シーズン」というシーズン総括のコーナーです。

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こちらは画面にスライドを映して進んでいきました。

LFCラボの紹介から始まり、Googleトレンドによる2006年からの各クラブ名の検索数比較、そして本誌にもあるxGというゴール期待値(※Expected Goals:シュートを打ったときの位置、角度、相手との距離などから算出される得点確率)を用いて、17-18シーズンと18-19シーズンを比較しながら客観的なデータに基づく振り返りをおこなっていました。
(この辺りは別途記事になることを期待しましょう!)

そして来シーズンについてグラッドさんは以下のように語っていました。

「マンチェスター・シティは毎シーズン90点くらいの勝点を取ってくる。偶然ではなく平均的なシュート決定率であってもゴール期待値でその水準を超えてくるとんでもないチーム。リバプールはそれをどう超えていくかということです。今季はゴール期待値を大きく上回ってもなお及ばなかった。ただ、来シーズンのシティはコンパニが抜けたりフェルナンジーニョも年齢が高くなってきたりと中核に不安が出ます。新しい選手が来てもペップのサッカーに半年〜1年適応できないケースはこれまでも多々みられた光景なのでそこで前半戦落ちるかもしれずチャンスはある。一方、リバプールは昨シーズン両サイドバックがかなり可動した。攻撃の柱を担ったが彼らが出れない時にどうリカバリするのかのプランがあればいいんですけど、補強がなかなか進んでない。特にアーノルドが出られない時の攻め手の減り方が異常なので、その辺りがどうなるかというところ。補強なのか中盤の構成や役割変更なのか、何かしら仕掛けは用意すると思うので注目したい。」

客観的なデータを用いた分析を楽しんだところで、ここからは主観的な選手談義です。

それぞれ特集号で担当したライターが各選手について話をしていきます。

 

ファン・ダイク

コークさん「今シーズン、個人タイトルを総ナメしたように本当にすごかったですね。オランダがワールドカップに行かなかったのもあるけど、圧巻でした。僕はファン・ダイクが大好きで、今回の記事でどうしても担当したかったんです。でも実際に冊子を見てみると『ファン・ダイクという「儲け話」』というインタビューがあって、ちょっと焦ったけど、自分の記事と同じようなことが書いてあったのでホッとしました。バロンドールもぜひ獲ってほしいですよね。」

 

ジョエル・マティプ

トリコレッズさん「本当は僕、提出した原稿ではもうちょっと微妙に厳しいことを書いていて・・・。マティプって、万能で守備もできるしボールも出せるんですけど、ファン・ダイクと微妙にタイプが同じなんですよね。だからファン・ダイクとコンビを組むという点では、ゴメスのほうが魅力があるなぁって。でも、マティプの輝きはやっぱりあのドリブルだと思っているんです。僕はあれを『進撃の巨人』と呼び続けているんですが、全く流行りません(笑)。あのプレーはマティプしかできないし、リバプールは相手に後ろを固められている中で攻撃しないといけないので、センターバックが持ち出すというのは相手のブロックを崩す上で重要な役割になっていきます。攻撃の一番最初をマティプが担っていくことができれば、もう一段階レベルが上がるんじゃないかと思って期待しています。」

 

アンドリュー・ロバートソン

マジスタ#7さん「ロボは本当に書くことが多くて・・・。5,6年前のツイッターとか見てみたんですが、仕事がないとか言って苦しんでいた彼が、今はこれだけの活躍をしている。ドラマにするにはもってこいの選手なので、記事にする時に色々ピックアップしてたら書ききれなくなってしまいました(苦笑)。でもその中で僕が書きたかったのは、シンデレラストーリーという点と、シティ戦で見せた鬼プレスについてです。どうしてそれを書きたかったかというと、LFCラボの目的の一つに『リバプールサポーターを増やしたい』というのがあって、今回フットボリスタで本になるとKOP以外も読むことを考えて、その人たちが読んで惚れるようにと思ってそういうストーリーをチョイスしたんです。」

 

トレント・アレクサンダー=アーノルド

コークさん「彼は1998年生まれで自分と同い年なんです。出てきた頃は『同い年がリバプールでプレーしてる!』って思ってて、今ではもう確実に将来のリバプールを背負って立つ選手になりました。今季でいうとバルセロナ戦の印象は大きいですが、それ以外でも彼ってパスが本当に上手いし、MF出身ということもあってクリエイティブですよね。そのクリエイティビティをこれからも発揮し続けてほしいですし、ジェラードがリバプールで引退できなかったけど、アーノルドにはリバプールで引退してほしいと思ってます。」

 

ジョーダン・ヘンダーソン

マジスタ#7さん「最初、キャプテンを僕が担当して良いのかと思いました。記事の最後の一文で『チームを懸命に牽引する「14番」が花吹雪の中でトロフィーを掲げたとき、全リバプールサポーターが目頭を熱くせずにはいられなかったはずだ』とあるんですけど、僕が原稿を提出したのは決勝前で(笑)。実は僕が書いたのは『赤い花吹雪のでトロフィーを掲げたとき、目頭を熱くするだろう』って書いてたんです。イスタンブールでジェラードがビッグイヤーを掲げたときのイメージで「赤い花吹雪」って書いちゃってたので、あの表彰式のとき『あれ・・、赤くないやん』って焦ってたんですけど、そこは編集の寺沢さんがいい感じに修正してくれていて、その節はありがとうございました(笑)。」

 

ジェルダン・シャキリ

イタツさん「僕はマンチェスター・ユナイテッドにだけは絶対に負けたくないと思っていたので、今シーズンは仮にあの2ゴールだけを評価したとしても充分だと思ってます。でも、来シーズンはさらに活躍してもらわないと困ります。シャキリ好きですよ。」

 

ジョルジニオ・ワイナルドゥム

トリコレッズさん「ジニのことを、あのスペースで書ききるのはちょっと無理があったので、エモに振り切って書かせていただきました。今シーズンの彼を語る上では、やっぱりあのバルサ戦に触れないわけにはいかないですよね。あれはもうやっぱりね・・・(笑)。来シーズンは中盤のケガ人、特にチェンバレンとかナビ・ケイタが帰ってくると、結構ポジション争い厳しいことになるなと思うんですけど、ワイナルドゥムはスペースを見つけて飛び込む能力と、自分のいるべきポジションを探すのが得意で、そこはMF陣の中でも一番だと思ってます。あとはビッグマッチでしっかり点を取るところ。その辺の彼なりの良さを発揮してくれるとまた奇跡とか起こせるのかなと思ってます。」

 

ダニエル・スタリッジ

木靴屋さん「スタリッジは今シーズンで退団が決まってしまったのですが、僕はクリスマスと七夕のたびに健康なスタリッジがほしいと願い続けてきまして(笑)、今シーズンはとうとうその願いが叶ってようやく負傷離脱ゼロだったのですが、全大会で4ゴール2アシストと厳しい結果に終わってしまいました。それでも重要な2得点がその中にあって、彼の活躍がなければチャンピオンズリーグもグループリーグ突破しなかったかもしれないし、リーグ戦も無敗が途切れてたらそのあとの躍進もなかったかもしれないので、最後に大仕事はしてくれたのかなと思ってます。」

 

サディオ・マネ

コークさん「実は、マネって自分と誕生日が一緒で(笑)、わざとその『4月10日』を原稿に入れていて、カットされてもいいと思ってたんですが、そのまま入っていて嬉しかったです。今シーズンは22ゴールでサラーと仲良く得点王取れてよかったですね。未だにレアル・マドリーの噂があるんですが、絶対ないと思っているので今後も末永く活躍してくれたら嬉しいです。」

 

ロベルト・フィルミーノ

イタツさん「僕、フィルミーノが大好きすぎて色々話したかったんです!僕も彼と同い年なんですが、ラテン系の選手ってどうも全然信じられなくて、活躍しても1シーズン2シーズンで終わっちゃうイメージなんです。彼も本当にお調子者で、インスタグラムのストーリーのインジケーターがあんなに小さくなるくらいアップできるんだっていうのは彼から教わったんですけど、そんな彼が一番地味な仕事をチームの中でしていたり、背番号を譲ったりする献身性は感動ものというのは広く伝えたいんです。去年はサラーが活躍して、今年はサラーがマークされてマネが活躍したので、来年はフィルミーノの番が来るんじゃないかなって思ってニヤニヤしています。」

 

ライター陣が語る選手寸評制作秘話

一通り話終わったあと、場内からこんな質問がありました。

「記事書くにあたって色々と調べられたと思うんですが、このネタ誰も知らないだろうっていうのがあれば教えてください」

それに答えたのはマジスタさん。

「僕が書いたのじゃないんですが、モレノとコーギー(犬)が似てるっていうのがありまして(場内爆笑)。あれは、らびさん(噂の乱入市長)が書いたものですが、記事になる前からライター陣でも話題になっていて、僕はあれを見てサラーは真面目なのを書きました(笑)。」

その件についてはグラッドさんも裏話を披露。

「選手寸評はライターグループを作ってメッセージでやり取りをしていて、この割り振りで書いてくださいってお願いしたんですけど、らびさんは20分くらいで『できました!』って送ってきました(笑)。しかも3パターンも書いてきたんです。」

そのモレノの原稿については寺沢さん曰く「3記事をうまくミックスしています」とのことでした。(場内から拍手喝采)

ということで、第二部も盛りあがって終了しました。

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来季は2冠を獲ってまた集まりましょう!

最後はLFCラボ代表のグラッドさんから締めの言葉。

「私も普段は普通のサラリーマンをやっていて皆さんと同じ1サポーターです。ジェラードに魅了されて中学生の頃から14年間応援してきました。ジョー・コールが来た時は本当に優勝すると信じて周りにも宣言していたのですが彼は初戦で退場して(苦笑)、その後もなかなか優勝できないシーズンが続いたのですが生活の一部として応援し続けてきて、2年半前にジェラードが引退してクロップにバトンを繋いだタイミングでLFCラボを立ち上げました。リバプールってクラブとして不思議な魅力で溢れてるんですが、やっぱりサポーターが素敵だなあというのがずっと思っていることです。サポクラやLFCラボに参加してくれているメンバーもそうですし、現地からこんなに離れた日本でも今回のようなリバプールだけの雑誌が発売されてこんなイベントまで開催されるんです。そしてラボの活動でも様々な専門家が集って力を貸してくれて、コアな記事が次々と寄稿される。こんなクラブは他にどこにも無いんじゃないかと思ってます。来シーズンもみんなで全力で応援して、今度は2冠を獲ってまたこうやって集まりたいですね!」

そして、最後はみんなでYou’ll never walk aloneを歌いながら集合写真を撮って終了。

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登壇した執筆者および、参加していただいた皆さま、ありがとうございました!

 

これからも日本のリバプール界を盛り上げていきます!

本当に、『フットボリスタ リバプールCL優勝記念号』は、これまでどんなときでもリバプールFCを応援し続けてきた日本中のKOPたちの魂の結晶です。この記念碑に我々リバプールFCラボが少しでも貢献できたことはとても光栄ですし、嬉しい限りです。

そして今回のイベントは、リバプール・サポーターズクラブ日本支部と協力し実施することができました。今後もサポーターズクラブとファンサイトというそれぞれの立場、特性を活かしながら、オンライン・オフライン問わず一緒に日本のリバプール界を盛り上げていければと思っています!

YNWA

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