嵐/くるり/Suchmos… YNWAの精神を感じさせるJ-POPを選んでみた

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コーク

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選手の分析記事をメインに、好きな音楽のネタを絡ませた記事も。ライター名はコカ・コーラから。あと櫻坂46の田村保乃さんのファンです。よろしくどうぞ。

こんにちは、コークです。今回はリバプールのアンセム『You’ll Never Walk Alone』にちょっとだけ掠った話をしていこうと思います。

これを読んで下さっている方の大半が、You’ll Never Walk Aloneとは一体なんなのかを理解していると思います。「最近リバプールのファンになったばかりでよく分からない」という方でも、頭文字を取ったYNWAという文字は見たことがあるんじゃないでしょうか。

とりあえず言えるのは、リバプールのサポーターが歌うYNWAは凄い!アンフィールドで歌われるYNWAは格別だし、アンフィールドでなくても素晴らしい。10万人近くが大合唱したメルボルンでのYNWAなんて、その試合の背景みたいなものがなにもなくても観て聴いてるだけでもう涙が出てくるレベルです。

とはいえ、この記事でYNWAの説明をするとかなり長くなりそうなので、詳しい解説はこちらの記事に任せます。もし、YNWAがよく分からないよーという人でもこれを読めばばっちりだと思うので、まず先にこちらを。

You'll Never Walk Aloneの歴史と名シーン〜世界のサッカースタジアムで歌われる祈り〜

2018.02.17

さて、このYNWAですが、近年ではJリーグのFC東京が歌い始めたことも影響してか、日本における知名度も体感ですが上がった気がします。では、YNWAを日本語訳した場合、どういう風になるのでしょうか。

Google大先生にご協力頂いたところ、「もう一人で歩くことはありませんよ」とのことでした。実際にGoogleの翻訳機能を搭載しているTwitterでも、同様の結果になります。例えば下記の動画にある「At the end of the storm, there’s a golden sky…」とはYNWAの歌詞の一部で、「嵐の終わりには、黄金の空があります」と訳されていますね。そして「You’ll Never Walk Alone」は「もう一人で歩くことはありませんよ」と訳されています。

ただ、これはあくまで機械的に直訳されたものであり、実際このように和訳されることは稀で、多くの場合は「君はひとりじゃない」という、よりメッセージ性の強いものなることがほとんど。たしかにこの曲の歌詞も踏まえれば、この訳に行きつくのは然もありなんといったところです。

ということでようやく本題に入るのですが、今回はそんなYNWAの精神が宿ったJ-POPを勝手に選んで紹介していきたいと思います。どういうことかと言うと、つまり歌詞の中に「君はひとりじゃない」的なものがあれば、それだけでまごうことなくYNWAのスピリットを感じさせるので合格というわけです。

それでは元気よく行ってみましょ~。

GUTS! / 嵐

画像出典:amazon.co.jp

まずはじめに登場するのは国民的アイドルグループで現在は活動休止中の嵐がお届けする『GUTS!』です。

いやー、あの嵐ですよ。初っ端からこんな大物を登場させてしまって大丈夫なんでしょうか。NHK2020ソングの『カイト』という曲でリバプール界隈をざわつかせた嵐ですが、7年前にもやっちゃってたんですねぇ。

この『GUTS!』はメンバーの二宮和也が主演を務めたドラマ「弱くても勝てます」の主題歌でもありますね。ちなみにこれが二宮最後のタイアップらしい。意外。嵐のファン曰く「いい意味でダンスがダサい」そうです。なんでも“いい意味”ってつけりゃいいと思っているんでしょうか。あれは嵐が踊るから様になっているだけで、一般人が踊っていたら普通にダサいです。

あとこれは余談ですが、この曲がリリースされたのは2014年4月30日ということで、その頃のリバプールはというと2013/14シーズンの終盤を戦っている頃、それもあの忌まわしきチェルシー戦の直後です。ウキウキで書いてたのに、こんなところでダメージを受けるとは思いませんでした。なんでよりにもよってこのタイミングだったのか。許すことができませんが、気持ちを切り替えて行きましょう。

まず注目すべきは、やはり〈君はひとりじゃないさ〉という部分。この時点でこの曲にYNWAの精神が宿っていることは確定です。これだけでも立派にYNWAの魂を感じさせるのですが、これだけで終わらないのが天下の嵐です。別に歌詞を書いているのは嵐じゃありませんが、そんなことはどうだっていいのです。

嵐の中 闘う友よ いざ行け

握りしめた手の中には 君の言葉

雨に打たれ 風に吹かれ 僕らは向かう!

これはサビ前の部分ですが、自分にはもうYNWAの和訳にしか見えません。今、僕は宮沢賢治を誰も知らない世界線で生きています。YNWAは〈When you walk through a storm〉という歌詞から始まります。「嵐の中を歩くとき」といったところでしょうか。さらに〈Walk on, through the wind〉と〈Walk on, through the rain〉という歌詞がありますが、これはまんま「風に吹かれても、雨に打たれても」といった感じです。YNWA指数めちゃくちゃ高くないですかこれ。

それ以外にもYNWAを感じさせるポイントはところどころにあるんですが、全部言っていくとキリがないのでやめておきます。ちなみに私は行くとこまで行っているので、ラストの〈舵を取れ〉という部分でさえ、「舵→船→港湾都市/造船業→リバプール」と連想してしまうレベルです。ご存知ない方もいるかもしれないので軽く触れておくと、リバプールはかつて英国の玄関口(大西洋側)として活躍した都市で、造船業は世界最高水準。例えばあのタイタニックも母港はリバプールだったりします。

ということで、トップバッターは嵐の『GUTS!』でしたが、今回取り上げる曲の中でリリックのみの観点から見た際、最もYNWA指数が高いと思われるのがこの曲でした。歌詞全体を通して全く隙がない見事なYNWAっぷり。さすがです。

琥珀色の街、上海蟹の朝 / くるり

画像出典:amazon.co.jp

名探偵コナンと倉木麻衣ぐらい、チオビタドリンクと“いい意味”でずぶずぶの関係でお馴染みのくるり。そんな彼らが20周年を記念して世に送り出したのがこの名曲『琥珀色の街、上海蟹の朝』です。もう曲名が刺激的過ぎますね。大好きな曲です。

くるりとしては初となるR&B/ヒップホップ路線の曲で、これを使っておけばなんだかそれっぽくなる魔法のフレーズ“シティポップ”の感じが漂っています。ちなみになんで上海かというと、岸田繁が感じていた上海へのノスタルジーの現れだそうです。

歌詞は基本的に暗く、重苦しさを感じさせますが、〈上海蟹食べたい あなたと食べたいよ〉という部分で一気に鬱蒼とした雰囲気を吹き飛ばします。そして、そんな上海蟹をあなたと食べたくなる直前でぶっ放される〈君はもうひとりじゃないから〉というリリック。これのお陰で、無事YNWAの精神が宿っていると判定することができました。

既出ですが、YNWAには〈At the end of the storm, there’s a golden sky〉という歌詞があります。「嵐の向こうには、金色の空」といったところですが、ラストの〈長い夜を越えて行くよ 琥珀色の街〉がYNWAの雰囲気と個人的にリンクするんですよね。“琥珀色の街”というワードは、“金色の空に照らされた街”、という意味ではなく、煌びやかな都市のことを指していると思いますが、行きつくところは同じな気がします。

『GUTS!』は歌詞だけ見ると確実にトップクラスのYNWA指数を誇るのですが、曲調というか、曲の雰囲気がややYNWAとは離れたところにあると思います。翻ってこの『琥珀色の街、上海蟹の朝』は、歌詞こそ『GUTS!』にYNWA度で及びませんが、曲の全体的な印象はこちらの方がより近いものを感じさせます。背景にあるものは重たく暗いけど、それを弾き飛ばすような展開が待っている。歌詞だけでなく、そういった意味でも非常にYNWAの精神を感じさせる一曲と言えるのではないでしょうか。

イチゴのショートケーキ / 如月マロン(ジェラードン)

画像出典:amazon.co.jp

ふざけた曲名とリバプールのレジェンドっぽさを感じさせる歌手名。というかこれを全部一から説明しないといけないのかなり大変なことに気が付いてしまった。皆さん知ってます?ジェラードンって。

まぁざっくりと説明すると、ジェラードンという吉本興業所属のお笑いトリオ(メンバー:海野裕二、かみちぃ、アタック西本)がいるんですけど、そのジェラードンのネタに「握手会」ってものがあるんですね。そのネタから生まれたのがこの『イチゴのショートケーキ』という歌で、如月マロンというのは、かみちぃがネタの中で扮しているキャラクターの名前です。まぁ百聞は一見に如かずということでネタを見て下さい。きっと面白いです。

けっこう楽しんでいただけたんじゃないでしょうか。でもジェラードンっていう名前に気を取られ過ぎてそれどころじゃない人もいるかと思うので、もう説明しちゃいますけど、このジェラードンという芸名は我らがスティーブン・ジェラードから来ています。当たり前ですね。逆にジェラード関係なかったら奇跡過ぎます。

なんでジェラードンかというと、命名した海野曰く深い意味はなく、ただ単に好きなジェラードとリザードンを合体させただけとのこと。海野は大のサッカーファンであり、サッカー部としてもガチでやっていた人。そして一番好きな選手がジェラードというわけなんですね。個人的にはジェラードから名前を付けちゃっている以上、彼らを応援しないわけにはいかないと思っています。

さて、件の『イチゴのショートケーキ』ですが、この曲は基本的にかみちぃ演じる如月マロンが歌いながら、西本演じるオタク役のごろうさんが合いの手を入れていくという展開で曲が進んで行きます。しかし、突然マロンがアイドルとしての作った声ではなく、素の声で歌う箇所があります。それがこの部分

光のさす方へ 走り続け

時には立ち止まってもいいさ

君は一人じゃない

共に手を取り合い

さぁゴールしよう

出ましたね、〈君は一人じゃない〉。どういうつもりでこの歌詞を入れたかは分かりませんが、YNWAの精神をひしひしと感じます。ゴールという言葉も、サッカーを連想させますしね。ただ、作詞はかみちぃと西本なんですよね。西本もサッカー好きっちゃ好きですが、おそらく海野ほどではなく、過去のツイートからもジェラードというサッカー選手に関してもあまり詳しくは知らないように見られます。かみちぃは完全にバスケの人なのでサッカーはそもそも門外漢です。そのため、YNWAっぽい歌詞は狙ったわけではなく、偶然説もあります。もちろん、クレジットにいないだけで、海野の意見が反映されている可能性も否定できませんが…。

個人的には普通にジェラードンの大ファンなので、なんとか彼らには売れまくってほしいといつも思っています。というか過去に彼らの紹介記事をLFCラボで書こうとしたことすらあったんですよ。結局お蔵入りになったけど。握手会のネタでバズってた頃なので、もう3年半ぐらい経ってます。どうにか売れてほしい。

ちなみに西野七瀬がジェラードンのファンらしく、「行列のできる法律相談所」や自身がパーソナリティを務めたラジオに呼んだりしてくれています。頭が上がらないですわ。あとバラエティ番組で竹内涼真とコラボしたりしていて売れるポテンシャルはあるので、見守っていきたいところ。個人的に最近笑ったネタ載せておくんで、興味があったら是非見てあげてください。

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