アレクシス・マクアリスターのプレースタイル/プロフィール解説|リバプール選手名鑑

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画像出典:マクアリスター公式Instagram

◆マクアリスターの出身地は、アルゼンチンのラ・パンパ州サンタローサ。リバプールFCと同じ1892年に建設された都市である。

◆「Mac Allister」という姓からわかるように、ルーツはスコットランド/アイルランドにある。彼の曾祖父にあたる人物がアイルランドのダブリン出身で、1865年にアルゼンチンに移住したという。

◆「Mac Allister」という名前は非常に多くのカタカナ表記/発音があるため、どう呼ぶかで困った人も多いだろう。候補としては「マック・アリスター」や「マクアリスター」、「マック・アリステル」「マクアリステル」、「マカリスター」、「マカリステル」などがあるだろうか。パターン的には「Mac」を「マック」と「マク」、あるいは後ろと繋げて「マカ」、そして「Allister」を「アリスター」と「アリステル」をそれぞれ組み合わせている。

では、どれがいいのだろうか?結論から言うと、「マック・アリスター」か「マクアリスター」あるいは「マカリステル」である。それぞれを解説していこう。

まず、彼の母国アルゼンチンでは、「Mac Allister」を一般的に「マカリステル」と呼ぶ。母国での呼び方を忠実に再現したい場合は「マカリステル」ということになる。

一方で、彼の名前のルーツである英国風だと「マック・アリスター」や「マクアリスター」となる。違いは、簡略化されているかどうか。この名前の本来の呼び方であり、彼がイングランドでプレーしていることもあってこの呼び方を目や耳にする機会がもっとも多いかもしれない。

では「マック・アリステル」や「マクアリステル」あるいは「マカリスター」はどうなのだろうか。これも結論から言うと、英語風と母国語風のミックスとなってしまうためやや違和感がある。

まず「アリステル」というのは母国語であるスペイン語風の呼び方だ。例えばサッカー好きなら「スーペルゴラッソ」という言葉をご存知だろう。これは英語でいうところの「スーパーゴール」である。「Super」が「スーパー」と「スーペル」となるように、「Allister」も「アリスター」と「アリステル」となるわけだ。

そして「Mac」の部分は英語風にいくのであれば「Mac Allister」と分かれているため「Mac」単体で考えてあげた方がいいだろう。要するに「マック」や「マク」である。もしこれが「McAllister」であれば繋げて「マカ」となっただろう。例えば昔リバプールに所属していたギャリー・マカリスターは「McAllister」である。

つまり「マック」or「マク」と「アリステル」の組み合わせは前者が英語風で後者が母国語風のミックス、逆に「マカリスター」の場合は「Mac Allister」という名前で考えたとき、前者が母国語風で後者が英語風のミックスとなり、どちらにせよやや違和感があるというわけだ。

ただ、ここまで説明しておいてなんではあるのだが、そもそもこういったものを忠実にカタカナで再現するということ自体に無理があるというもの。例えば「マカリスター」と呼ぶのが間違いかと言われれば別に間違いというわけでもないし、クアにもカにもどっちにも聞こえるので、ここら辺はもう各々の判断に任せたい。

◆「Mac Allister」という姓の由来だが、まず「Mac」の方はアイルランドやスコットランドで使われるゲール語で「〇〇の息子」や「〇〇の子孫」といった意味を持つ。そして「Allister」の方は、ゲール語の「Alasdair」に語源があり、さらにその起源はアレクサンドロス大王で知られる「Alexandros」にある。アレクサンドロス(アレキサンダー)がアラスデアに変化し、さらにアリスターに変化したというわけだ。ちなみにアレクサンドロスという名前は、古代ギリシャ語で「男(人)を守る者」という意味を持つ。そして「Alexis」という名前であるが、察しのいい人はお気づきかもしれない。そう、当然だがこのアレクシスも同じ語源であり、古代ギリシャ語で「守る者」。これに古代ギリシャ語で「人、男」の意味を持つ「アンドロス」が組み合わさることでアレクサンドロスとなる。そういうわけでアレクシス・マクアリスターという名前は、姓も名もほぼ同じということだ。

◆家族の多くがサッカー選手である。父のカルロスはアルヘンティノスやボカでプレーし、アルゼンチン代表ではディエゴ・マラドーナとも一緒にプレーしていた経験の持ち主。また、フランシスとケヴィンという2人の兄もプロであり、それぞれロサリオとアルヘンティノスでプレーしている。さらに叔父のパトリシオ(カルロスの兄)に至っては日本でのプレー経験があり、現・浦和レッズの前身である三菱自動車工業サッカー部に1991年から1年間所属していた。

◆父カルロスは政治家としての顔も持ち、2015年から2018年にかけて当時のアルゼンチン大統領マウリシオ・マクリの下でスポーツ庁の長官を務めていた。

◆アルゼンチン代表としてカタール・ワールドカップを制覇したマクアリスターは、ブライトンに所属する選手として初のW杯ウィナーである。自分たちのクラブから初めてW杯の優勝メンバーが出たということでブライトンは大いに沸き、彼が休暇を終えて戻ってきたときはクラブ総出で彼の優勝を祝っている。

◆笑い方がちょっと独特で、それをネタにされることもしばしば。

◆リバプールでの背番号は10番に。クラブのレジェンドであるスティーブン・ジェラードの8番も考えたが、10番を選んだという。

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