リバプールとASローマの意外な繋がり〜二つのチームを繋ぐ「ボストン」〜

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ヘンリー

ヘンリー

ヘンリーです。FSGやオーナーであるジョン・ヘンリー関連の記事を書いていこうと思っています。基本まったりとやっていきます。

お久しぶりです、ヘンリーです。時間が空いてしまいましたが、今回はリバプール以外のアメリカ資本である、ASローマにもスポットを当てたいと思います。

実は、リバプールとASローマはそれぞれのオーナーグループが「ボストン」を拠点に活動するなど、共通点が多くあります。記事の流れとしては、最初にFSGに直接関わるASローマ関係者の紹介。次にオーナーである、ジョン・ヘンリーとジェームス・パロッタの共通点、最後にリバプールとASローマのアメリカツアーでの関わりを紹介していきます。

今回も長くなってしまいましたので、時間のある時にお読み頂ければ幸いです。

では、はじめます。

1 FSGと直接繋がりがあるASローマ関係者

①トーマス・ディ・ベネディット

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今回の記事で最初に紹介するのは、ASローマの前会長であり、現在ASローマを所有している投資家グループの一人であったトーマス・ディ・ベネディットです。

ブルームバーグの記事によれば、ディ・ベネディットは、1983年以来ボストン・インターナショナル・グループという社長を務めており、創立者でもあります。 また、Boston Biomedical Research Institute、Inc.の副社長、Route 2 Digital、LLCの顧問や、1991年以来、国際的な投資銀行会社であるジャンクション・インベスターズ・リミテッドの社長を務め、こちらも創業者でもあるなど、有能なビジネスマンとしても知られています。

経歴の中に、ボストンという地名が度々登場しているように、彼はボストンを拠点として活動しています。今回、彼をASローマとリバプールの繋がりを辿る記事の入り口としたのは、実は彼がリバプールを所有しているFSGの株主の一人という点です

ディ・ベネディットがASローマを買収した際、懸念されていたことがFSGの株主である彼がASローマを保有することにより、リバプールとASローマが同時にCLに出場出来るのかという点でした。

theguardian.comでは以下のようにその懸念についてコメントされています。

「両方のクラブがCL出場資格を有する場合、競技の健全性を支配するUEFAの規則が適用される可能性があります。 」

「個人または法人は、UEFA主催の大会に参加する複数のクラブに対して支配権または影響力を持つことはできません。これは、『株主議決権の過半数を保有する』または『クラブの意思決定に決定的な影響を与えることができる』などと定義されています。」

theguardian.comより引用

この「意思決定に決定的な影響を与える」という一文が重要な項目らしいのですが、同様の懸念が出たケースにレットブル・グループが所有しているライプツィヒとザルツブルグのケースがありました。それに関するサッカーキングの記事でUEFAの規則について紹介されています。

「この規定にある『決定的な影響』の詳細は、クラブの総収入の30パーセント以上を出資している場合だ。つまり、レッドブルがザルツブルクとライプツィヒ、両クラブの総収入の30パーセント以上を捻出している場合、この規定を違反していることになる。」

https://www.soccer-king.jp/news/world/cl/20170508/584564.htmlより引用

 

この場合、争点となるのはディ・ベネディットがどの程度FSGの株を保有しているのかという点ですが、株主がどの程度の株を保有しているのかは公開されていないようなので、真相は闇の中という状態になっています。

結局、ディ・ベネディットは1年でASローマの会長を辞任しており、その間にリバプールとASローマが同時にCLに出場することは無かったため、この懸念は表沙汰になることはありませんでしたが、ディ・ベネディットが会長を長期に渡って続けていた場合、レットブル・グループの時のような議論が発生したかもしれません。

② デビッド・ギンスバーグ

(stadiodellaroma.comによる、ASローマ新スタジアム予想図)

stadiodellaroma.comより引用

前回のヒューズに関する記事で少し登場した、ギンスバーグもディ・ベネディットほどの直接の繋がりはありませんが、この章で紹介いたします。

レッドソックス公式サイトによる、ギンスバーグの紹介によれば、ギンスバーグは2002年にヘンリーがレッドソックスを買収した際、レッドソックスの副会長に就任しています。その後、FSGの副会長やリバプールの副会長も務めていたそうです。

ギンスバーグは現在、FSGからは離れ、金融取引の手配や交渉、FSGとその貸し手との関係管理等、FSGおよびその子会社に債務戦略に関連する金融コンサルティングを行なっているそうです。ここまではFSGとギンスバーグの繋がりなのですが、ギンスバーグはASローマ関連の繋がりもあります。

2015年、ギンスバークはラプターグループのマネージングディレクターも担当しています。このラプターグループは次の章で紹介しますが、現ASローマ会長のジェームス・パロッタが会長を務める投資企業です。

また、彼はStadio della RomaのCEOも務めており、ASローマの新スタジアムをローマに建設するプロジェクトを担当しています。

このようにFSGに深く貢献していたギンスバーグは、ASローマに直接繋がっている訳ではありませんが、ASローマ現会長の投資会社や新スタジアム計画など、ASローマに関係する事柄に関与しています。

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