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以下は、本日(6/20)のリバプール・エコー紙の記事です。
■アルネ・スロットの初インタビュー
アルネ・スロットは、リバプールの新ヘッドコーチとして初インタビューを行いました。これはLFCTVアクサ・トレーニング・センターで行われたLFCTVの独占インタビューでした。
最初に、スロットは前任者であるユルゲン・クロップと数回にわたって会話を交わしたことを明かしました。会話では、前任者としてクロップから様々な詳細情報やアドバイスを受けたということです。
「前のクラブに就任した時も同じこと(前任者とじっくり話をしていろいろな情報を聞いた)をした」と、スロットは語りました。
「ましてや、9年間このクラブで働いてしかも非常に成功を収めた人だから、そのような人から何でも聞きたいというのは当然のことだ。選手のこととか、いろんなことだ。その上で、私は自分の目で見て自分の意見を持つ」
「彼はとても成功した人だから、彼からもらった情報をありがたく使う。彼はチームの成績だけでなく、人々から尊重されていたことは最後のお別れ会の様子を見れば一目瞭然だ。長年にわたって、彼がいかにみんなから好かれていたかはよくわかっている」
「彼からは本当に多くのアドバイスを貰った。そして、彼は私をサポートしてくれると言った。私のことを本当に喜んでくれた。メディアの前でも同じことを言ったと記憶している。そして、彼はこれからは私のファンNo.1になると言ってくれた。彼はリバプール・ファンなので、と。このようなことはどこにでもあるものではない。だから、彼がそのようなことを言ったということは大きな意味を持っていると思う」
スロットは、クロップの後任者として選ばれた理由について見解を語りました。スロットはフェイエノールトでリーグ優勝とカップ優勝、そして20年ぶりのヨーロッパのカップ戦決勝進出という業績を作りました。それだけでなく、プレイスタイル面でクロップと同じ路線を行くということです。それは、監督(ヘッドコーチ)が変わっても選手は同じなので、同じものを継承することは重要だとスロットは語りました。その上で、自分の考えを表明して行く、と。
「リバプールが私を選んでくれたのはいくつか理由があると思う。リバプールは、同じ路線を継承できる人物を求めていたと思う。イコールという意味ではないが、これまで成功を収めてきたプレイスタイルを、いきなりがらりと変えることは良くないので」
「私のプレイスタイルは確かにそうだ。ただ、それは最近のコーチが採用しているプレイスタイルでもあると思う。我々は、リバプールとマンチェスターシティのライバル意識を見てとても勉強になった。我々は、クロップとペップ・グアルディオーラを見てきて勉強になった。ビッグクラブで良い仕事をしている人物として」
「フェイエノールトも同じで、フェイエノールトではそのプレイスタイルを継承してきた。エネルギーあり、ボールを維持する、という。その意味でも共通点はある」
「そして、ファンも共通点がある。どちらのファンもチームが勝つことを熱心にサポートしてくれるが、うまく行かない時にもチームを助けるために全力でサポートしてくれる。リバプールでは、そのような(ファンがチームをサポートして勝利に導く)ことがたくさんあったと私は思っている。私の元のクラブでもたくさんあった」
「(リバプールでは)プレイスタイルは凄く変わるとは思わない。ただ、昨季までとイコールのことをするのは逆に無理だ。というのも、私はクロップと同じ人間ではないのだし。私は、クロップが残してくくれた素晴らしいもの(選手など)を最大限に生かすために働く。加えて、私の独自のものも導入する。」
「彼(クロップ)はこのクラブで素晴らしい仕事をしたし、私はファンとしてそれを嬉しく見てきた。そして今は彼の後任者として、彼が残したものを最大限に活用しようとしている。とても良いチームで、素晴らしいファン。私は本当に楽しみだ」
そして、スロットは、初登場がここまで遅れた理由について説明しました。
「まずはクロップのお別れが先だと思った。私もお別れ会を見たが本当にスペシャルだった。同じ日に私はフェイエノールトを去った。その後に更にお別れ会があったのも見た。だから、私はまずはクロップのお別れ会を完了することが先だと思った。クラブにとってもファンにとっても」
「他の理由としては、私はまず夏休みに入ったので!真相は、今日スタートしたわけではない。私はこれまでもずっと、スタッフとコンタクトを取り続けてきた。これから共に働く人々と人間関係を築くことは重要だから。新しく入ってくるスタッフの組織もあったし。リチャード・ヒューズ(新スポーティング・ディレクター)とは毎日会話してきた。」
「この時期は新しいシーズンを迎えるに当たってとても重要な時期だ。チームがシーズンに向けて準備が完了している状態にするために、全力を尽くす。つまり、これまでも水面下でずっと働き続けてきた」
*本記事はご本人のご承諾をいただきkeiko hiranoさんのブログ記事を転載しております。
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