【アンフィールド現地観戦記】 チケット確保から試合当日まで解説!

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26lover

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お気に入りの選手はロバートソン。正統派SBが好き。 スコットランド代表も追ってます。

私事にはなりますが、先日、自身初の現地観戦へ行き、クリスタルパレス戦、ボーンマス戦、ニューカッスル戦を観戦することが出来ました。今回はその感想と観戦の手順を簡単にご紹介したいと思います。自己満記事にはなりますが何かしら有益な情報も残せればと思いますので、最後まで読んでいただけると幸いです。

チケット確保の流れ

僕はホスピタリティチケットを利用して観戦しました。スポーティングアウェアというクラブが公認しているサイトで日本から購入することができます。サー・ケニー・ダルグリッシュスタンドに座る事になるReds Barのチケットを購入。シーズン日程が決まってからすぐサイトにcoming soonの表示が出ましたが、実際に販売が開始されるまで1ヶ月ほどかかりました。このチケットの対象座席には最前列が含まれており、早めに注文するともしかしたら…という情報があったので、毎日こまめにサイトを確認して発売された瞬間に購入しました。

チケットは試合の1週間前くらいに、購入時に入力したメールアドレスに送られてきます。このタイミングで座席番号を確認することが出来るのですが、なんと今回僕は3試合とも最前列!メールを開封して確認した時には叫んでしまいました。本当に幸運でした。

これはニューカッスル戦の電子チケット。 右下に近頃クレジットカードによく見るようなマークがあるように、スマホをかざすだけで事が済む。現代的。

NFCという技術を使った電子チケットを利用するので、添付されたアドレスからスマートフォンにダウンロードします。iPhoneの場合はウォレットのアプリに、Androidの場合はGoogle Save to Phoneに追加出来ます。

ホスピタリティチケットについて詳しくはLSCJさんの記事も併せてご覧ください。

試合当日の流れ

当日には試合の数時間前からWellington Columnという長細い塔のような記念碑の辺りでバスに乗ることが出来ます。僕は一度間違ってQueen Square Bus Stationの方からバスに乗ろうとしてしまったのですが、(試合が無い日にはここからアンフィールド行きのバスが出ています)リバプールサポーターの方が「ここじゃなくて向こうから行った方がいいよ」と教えてくださいました。

奥に見えるのがWellington Column。 この後ろにも何台もバスが控えていて満員になるとすぐ出発します。

アンフィールドに到着するとスタジアムの周りは多くの人で賑わっています。非公式ですがマッチデイマフラーやピンバッジなどのグッズを販売する出店、軽食や飲み物などを購入できる屋台などが並んでいました。

アンフィールド前の通りにこんな感じの出店が10店舗くらい立ち並んでいます。

入場の際はスタンドによって入り口が異なります。入場口ではまず、手荷物の検査が行われました。バッグは公式ストアで買い物をした袋以外は大きさに厳しい制限があります。規定の範囲内のバッグであれば一度中身を見せて荷物検査済みのタグをつけてもらえます。とりあえず荷物は最小限にするのが吉。検査を終えたらスマートフォンでチケットの画面を提示して専用の機械に近づけます。電子決済のように反応したら認証することができ、いよいよスタジアム内へ。

Reds Barのホスピタリティチケットではバー内で使える無料のドリンク券が貰えます。バーに入ると適当な席を確保。ドリンクの引き換えや購入ができ、お腹が減っていれば軽食を取ることも出来ます。(追加のドリンクやフードは有料)部屋の真ん中付近でミュージシャンの方がチャントの弾き語りをしてくださり、試合開始前の気分を盛り上げることが出来ます。肌感で一番人気だったのはサラーのチャントでした。

試合の3時間前から利用できるReds Bar。これは解放直後の様子。試合開始まで2時間を切ると一気に人が増えます。

飲食の一例。チキンのトマト煮です。味は普通に美味しい。値段は£6ほどだったと記憶しています。 この他にはハンバーガーやリバプールの郷土料理スカウスなどもあります。

入口でマッチデイプログラムと無料ドリンク券が貰えます。

試合開始45分前くらいからGKの練習が始まり、その後フィールドプレイヤーが入場してきます。アドリアンは自身の名前を何度も呼ぶ男の子に近づいてグータッチしてあげていました。優しい。

練習も終わりいったん選手が退場した後、しばらくするとユニフォーム姿の選手が入場してくるので拍手で迎えます。YNWAの大合唱は本当に圧巻でした。一緒に声を張り上げると高揚感が凄まじいです。

クリスタルパレス戦

色々ショックで試合後の写真はありません。 試合前の写真です。左奥にレポーターの方々が見えますね。

この試合は本当に色々な事がありました。初めての観戦に感動していたのも束の間、前半32分にまさかの失点。目の前でザハにセレブレーションをキメられます(悔しい)

気を取り直して後半開始。ところがここで悲劇が。ヌニェス、まさかの一発退場。会場の雰囲気は一気に盛り下がり、クリスタルパレスのチャントが聞こえる時間帯が増えました。しかし後半61分、ディアスがとんでもないゴラッソを叩き込み、一気にボルテージは最高潮に。初めて生で「Yeahhhhhhhhhhhh!!!」を聞き、叫び、大興奮でした。この試合、隣の席は地元のファンの方。試合前に「どこから来たの?」と聞かれたので日本だと答えると「ミナミノの国だね」と言われ、しばらく会話。得点の際には、思わずこの方と抱き合って喜びました。結局引き分けに終わってしまい残念な要素も多かったこの試合ですが、現地の方の温かさを感じ、スタジアムの雰囲気を味わえました。

ボーンマス戦

まさかこんな試合になるとは思っていませんでした。前半開始早々に幸先よく先制したかと思えば、そのままゴールラッシュ。一番凄かったのはアーノルドのミドルシュートで、遠いサイドにいましたが迫力と衝撃が伝わってきました。近いサイドで見た得点ではカルバーリョのものは一番インパクトがありましたね。We want ten! という滅多に聞けないチャントも飛び交っていました。パレス戦の何倍も拍手をしたので試合後に手の色が変になっていたのを覚えています。試合後もみんな上機嫌で、スタジアムの外でグータッチを求めてくる方もいらっしゃいました。9-0はプレミアタイ記録のスコアだそうで、そんな歴史的な試合に立ち会えたのは大変運が良かったなと思います。

ニューカッスル戦

3試合の中でこの試合が1番感動しました。ボーンマス戦で波に乗れたかと期待して望みましたがそんなことは無く、前半38分にあえなく失点。内容もお世辞にも良いとは言えず、客席にはチャントは止まずともパレス戦に似た嫌な雰囲気が立ち込めていました。しかし後半16分にフィルミーノのゴールで同点とすると雰囲気が一変。ゴール後の雄叫びもさることながら、その後Si Senor の大合唱が始まり、逆転できるのではないかという空気が漂いました。その後、得点の香りが全くしないわけではないものの、同点のまま試合はロスタイムに突入。この頃には諦めて席を立ってしまう人も。それでもKOPスタンドからはチャントが響き続けていました。ロスタイムは規定時間を超え、コーナーキックを獲得。おそらくラストプレーになるだろうと思った次の瞬間、カルバーリョのゴール!アンフィールドは歓声で揺れていました。もちろん僕も叫びましたし、見ず知らずの周りの方と抱き合って喜びを分かち合いました。これがアンフィールドなのだなと圧倒され、感動して涙が出ました。試合後にはクロップパンチも見ることが出来ましたし、アンフィールドの魅力とは何なのかを肌で感じることが叶い、そして何よりリバプールが勝利を収めて本当に嬉しかったです。大変貴重な経験ができたと思います。リバプール、行って良かった。

特別な場所、アンフィールド。

シャンクリー・ゲート。

現地観戦に赴いてみて一番強く感じたのは、リバプールがいかに愛されているかという事。試合中、試合前後のアンフィールドの雰囲気もさることながら、試合前日の街の様子、普通の日に街を歩くリバプールサポーターと思わしき人、選手たちの写真が飾られているお店などから、本当に多くの人がリバプールを応援しているのだと改めて実感しました。また、現地KOPの方は本当に温かく、日本から来たことを告げると「よく来たね」「誰が好きなんだい」と心から歓迎してくださって感激。僕自身、決して英会話が得意なわけではなく、とりわけスカウサーの方の英語には戸惑いました。何度も聞き返してしまうことも多かったですが、多くの方がゆっくりと喋ってくださったり、簡単な表現に変えてくださったりと意思疎通を図ろうとしてくれたことが印象的です。リバプールが好き、という共通点があるだけで異国の見ず知らずの方と心を通わせられたことが本当に嬉しかった。(とはいえ本当に自分の英語力の無さを痛感したので、次に行くときにはもっと交流できるように精進したいと思います)アンフィールドとは何なのかを感じ、現地KOPと温かい交流ができた現地観戦は、リバプールのことがさらに好きになるような本当に素晴らしい経験でした。

最後に

現地観戦レポはこれにて終わりますが、試合の日以外の街の話や観光地、選手も訪れたレストランなど試合が無い日のリバプールについても別記事に綴りたいと思います。宜しければご覧ください。長文を読んでいただきありがとうございました。

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