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9月27日、Liverpoolはアウェイでクリスタルパレスに2-1と敗れて今季初敗戦を喫した。その試合で、堅い守りの要として機能したパレス主将のマーク・グエイは、Liverpool陣営に夏の移籍ウィンドウの大きな失意を再認識させた。移籍期限日にどんでん返しで断念となったことで、Liverpoolは即戦力のセンターバックが3人しかいない状態で戦うリスクを抱えることになった。一足先の8月15日にパルマから£26mで獲得したジョバンニ・レオーニは、この夏レバークーゼンへと去っていったジャレル・クアンサーの代わりという位置づけで、18歳という年齢からも将来の戦力として見なされていた。
ところが、移籍ウィンドウがクローズした9月4日にパルマのチェアマンであるフェデリコ・ケルビーニが意外な真相を明かして話題になった。いわく、レオーニに対してはプレミアリーグからニューカッスルがLiverpoolよりも良い条件で獲得に出て、パルマはそれを却下したということだった。
「大切な有望若手を出すわけには行かなかった。ただ、Liverpoolから話が来て状況は一変した」と、ケルビーニは語った。「クラブとしても良い条件だったが、何より本人が強く希望したので、我々は泣く泣く受けることにした」。
この話が伝わって、Liverpoolファンの間では、「インター、ACミラン、ユベントスがレオーニを狙っていたという話は有名だったが、より良い条件の話を持ち込んだニューカッスルを蹴ってLiverpoolを選んだとは初耳だった」と、パルマに感謝すると同時に、レオーニに対する期待が一気に高まった。
直後に、イタリアのレジェンドでフットボール史上ベスト・センターバックの一人であるパオロ・マルディーニが、「彼は驚くべき才能を持つ若手だ」と、レオーニを称賛するコメントを出したという情報が伝わった。「彼を見ていると、私の若い頃を彷彿させる。彼の方が18歳の私より強固で、そしてよりハンサムだという違いはあるが!」。Liverpoolファンの間では、マルディーニの言葉に仰天し、まだLiverpoolの選手としてボールを蹴る姿を見たことがないレオーニへの期待はさく裂した。
レオーニは、9月のインターナショナル・ウィークでイタリア・フル代表チーム初選出という朗報が続いた。試合には出なかったが、おそらくは、近い将来に主力となるべく若手に代表チームを経験させて、その時が来たらバリバリ働けるための土台固めとして招集されたと解釈できた。
かくして、イタリアで将来を背負って立つ人材として手厚く育てられ、出世街道を歩み始めたレオーニは、プレミアリーグのチャンピオンに入り、9月23日のリーグカップ3回戦でスターティングメンバーとしてデビューすることになった(対サウサンプトン、試合結果は2-1でLiverpoolの勝利)。
サウサンプトン戦でマン・オブ・ザ・マッチ候補というプレイをしたレオーニは、Liverpoolファンの既に膨らんでいた期待にさらに拍車をかけた。「レオーニは、リーグカップとFAカップで経験を積みながらこの調子で成長すれば、今季後半にはプレミアリーグでもシフト要員として働ける戦力になるだろう」と、ファンは目を輝かせた。「グエイ獲得失敗の失意とセンターバック不足のリスクがかなり軽減されるかもしれない」という声すら出た。
全てがバラ色だったレオーニは、サウサンプトン戦で81分に一気に状況が反転することになってしまった。タッチラインの外に倒れこんだ瞬間に深刻な負傷に見えたレオーニは、精密検査の結果、十字靭帯断裂(ACL)で1年間の欠場と判明した。フットボーラーにとって最悪の負傷とされるACLを、18歳の将来性に満ちたレオーニが背負うことなった。
「この若さで、外国のクラブに入り、デビュー戦で素晴らしいプレイをしていた時に、こんな目に合ったのだから、ポジティブなことは何もない」と、アルネ・スロットは悲痛な表情で語った。「敢えてポジティブな点を探すとしたら、まだ若くて6年契約のスタート地点にいるということだ。復帰した時にまだまだ何年もキャリアが残っている。そして、このクラブにはフィルジル・ファン・ダイクやジョー・ゴメスなど、同じ負傷から復帰して立派な戦力として働いている先輩が何人もいて、レオーニは支えになる人々に囲まれているという点だ」。
Liverpool入りして初のインタビューで、レオーニは、「この偉大なクラブに入れたことを光栄に感じている」と、目を輝かせて語った。子供の頃から、ファン・ダイクをお手本にしてきたとレオーニは明かした。「その憧れのスターと毎日一緒にトレーニングできて、直接学べるというのは夢のようだ。全力で向上して、プレミアリーグとCLで一緒にプレイできる戦力になりたい」。
18歳で大きな試練に直面しているレオーニは、長い行程を歩んでワールドクラスに復帰したファン・ダイクをお手本にすることになった。
*本記事はご本人のご承諾をいただきkeiko hiranoさんのブログ記事を転載しております。

















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