アレクシス・マック・アリスターのお母さんが息子の移籍を機にイングランドに対する感情が一変したと明かす

以下は、本日(7/14)のリバプール・エコー紙の記事です。

■アレクシス・マック・アリスターのお母さんが息子の移籍を機にイングランドに対する感情が一変したと明かす

アレクシス・マック・アリスターのお母さんが、息子のプレミアリーグ入りを機にイングランドに対するそれまでのネガティブな感情が一変したと明かしました。これは、W杯でアルゼンチンがイングランドと対戦する試合を控えてのことです。

アルゼンチン対イングランドはこれまでW杯で通算2回、対戦しました。1986年(※ディエゴ・マラドーナの神の手)と2002年です。

政治的にはフォークランド紛争(1982年)があります。フォークランドに関しては、英国ではフォークランド諸島ですがアルゼンチンではマルビナス諸島と呼んでいます。

そのような歴史的なライバル意識から、アルゼンチンが準決勝でイングランド対戦が決まった準々決勝の直後に、アンチ・イングランドの歌が舞い上がりました。

「マルビナス、ディエゴ(マラドーナ)、レオ(メッシ)」アルゼンチンの選手たちは、ファンのアンチ・イングランド・チャントに合流します。「わかるだろう、わかるだろう、ジャンプしないのはイングランド人だということだ!」

そこで、マック・アリスターのお母さんシルビーナ・リエラは、息子のプレミアリーグ入りを機にイングランドに行くようになって、自分のイングランド感が一変したと明かしました。これはアルゼンチンの番組「アルギエン・ティエネ・ケ・デシルロ(誰かが言わねばならない)」でのことです。

「私はイングランドについてはネガティブな感情を持っていた」と、お母さんは語りました。「少なくとも、イングランドに住むことについて。寒くて、日照時間が少なくて、という。そして、私は恥ずかしいことにいつも言っていた。イングランドだけには住まないように!と」

「でも、実際に自分が経験してみて全てが変わった。人々に対する見方も変わった。以前は、イングランドの人々は冷たくて近寄りがたいと思っていたが、でも実際は全然違った。人々はものすごく礼儀正しくて相手に対する思いやりが深くて。私たちが行ったときにはみんなから歓迎してもらった。まるで世界一偉い人のような待遇をしてもらった」

フットボールでの両国のライバル意識について、お母さんは語りました。

「マルビナス諸島をまつわる歴史的なものはある。でも、これはフットボールだ、とリオネル・スカローニも言ったが、その通りだ。フットボールの試合だ」

「私の孫はイングランドで生まれた。だから、周囲の人々が『わかるだろう、わかるだろう、ジャンプしないのはイングランド人だということだ!』チャントをし始めると、私は孫を抱きしめてじっと座っている。私はあのチャントには参加したくないという気持ちが沸く」

尚、マック・アリスター本人も、準決勝を控えて両国のライバル意識について意見を問われました。

「背景にあることは理解できる。歴史的な出来事に基づくライバル意識というのも」と、マック・アリスターは語りました。

「でも、それは我々市民には罪はない。イングランドの市民も我々の市民も。悪いのは権力者だ。だから、我々自身は対立する筋はない」

「僕はイングランドに対して敬意を持っている。僕はイングランドに住んでもう6年になるし、イングランドの人々から常に良くしてもらっている」。

「フットボールで言うと、我々がイングランドを倒したいというのは当然のことだ。何があっても勝ちたい。大変な試合だが全力を尽くす。そしてそれはお互いに相手を尊重してのことだ。ピッチ上で素晴らしい戦いにしたい」

*本記事はご本人のご承諾をいただきkeiko hiranoさんのブログ記事を転載しております。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA