ヘンリー
最新記事 by ヘンリー (全て見る)
- リバプールのスカウト体制を紹介〜現在のスカウト体制の源流はシティにあり?〜 - 2019年04月06日 土曜日 12:00 PM
- 3年間のFSGによる補強方針の変化を考察する〜「リスク覚悟」で専門家に意思決定を委ねる〜 - 2018年09月23日 日曜日 2:34 AM
- リバプールとASローマの意外な繋がり〜二つのチームを繋ぐ「ボストン」〜 - 2018年01月03日 水曜日 4:06 PM
皆さん、初めまして。リバプールFCラボで記事を書かせていただきます、ヘンリーと申します。
今回が初投稿となりますが、私がテーマにしているのはリバプールを所有しているFSG(Fenway Sports Group)についてです。私はもともとサッカーだけではなく、様々なスポーツに興味があり、そんな中で野球の松坂大輔選手がボストン・レッドソックスへ移籍したことをきっかけにメジャーリーグにも興味を持っていました。
しばらくして、レッドソックスのオーナーであるジョン・ヘンリー率いるFSG(当時は別の名前でしたね)がリバプールを買収したことで、FSGとはどのような組織なのだろうと長年思っていました。
そんな折にリバプールFCラボで記事を書く機会を頂き、FSGについて調べ、自分が知るきっかけになればと思い、このテーマにさせて頂きました。
前置きが長くなりましたが、第一弾目である今回はリバプールを所有している、FSGについて大まかな紹介をしようと思います。
以下に挙げているのは大まかな組織図です。
※自分で作りましたため、見えづらくなってしまいました。
FSGは傘下として、5つの組織を保有しています。一番上のボストン・レッドソックスはアメリカの野球チームですね。松坂大輔選手や上原浩治選手が所属していたこともあり、ご存知の方も多いのではないかと思います。
2番目のリバプールについては皆さんご存知のため割愛します
3番目のラウシュ・フェンウェイレーシングは、アメリカのモータースポーツであるNASCARレースの強豪チームの一つです。その下のフェンウェイスポーツマネージメントはスポーツイベント等を取り仕切る組織です。最後のMESNはFSGが拠点とする、ニューイングランド州(ボストンが有名です。)で配信されているローカルスポーツネットワークの一つです。
以上の5つが、FSGが保有している組織となります。
次に、5つの組織に関する大まかな紹介がMESNのホームページに掲載されていたため、それを元にリバプール以外の他4つの組織を紹介したいと思います。
1ボストン・レッドソックス
※ 松坂選手と握手している人が、オーナーのジョン・ヘンリーです。
ボストン・レッドソックスは2002年から2009年にかけてMLBで2番目に高いレギュラーシーズンの優勝率を記録ました。この7シーズンのうち6シーズンで、他のクラブよりも多くのポストシーズンとワールドシリーズチャンピオンを獲得しました。
レッドソックスのファンは、2008年(456試合)に新たな史上最多のメジャーリーグ売り切れ記録を樹立し、2010年シーズンの終わりには631連勝まで続きました。 2010-11年には、チームのオーナーシップは、レッドソックスのホームグラウンドであるフェンウェイパークを改善していく10年間の計画を完了しました。 この球場は、野球場としてのあらゆる側面を改善し、将来のファンのために保存し保護していています。
2ラウシュ・フェンウェイレーシング
ラウシュ・フェンウェイレーシングはNASCARの最高レースチームの1つで、ドラッグレース、スポーツカー、ストックカーレースで32の選手権と360以上のレースを獲得したほか、NASCARの3つのプレミアシリーズで5つの選手権を獲得したチームです。
3フェンウェイ・スポーツマネージメント
※ この画像はSun Life Frozen Fenway の時のものです。FSNはこういったマーケティングやイベントの運営を担当しています。
フェンウェイスポーツマネジメント(FSM)は、財産表示、スポンサーシップセールス、ブランドマネジメントコンサルティングを専門とし、フェンウェイスポーツグループのグローバルスポーツマーケティングおよびセールス部門となっています。
FSMは2004年の創業以来、ボストン・レッドソックス、リバプールFC、NESN、ラウシュ・フェンウェイ・レーシング、メジャーリーグ・ベースボール・アドバンス・メディア、ボストン・カレッジ・アスレチックス、PGAツアーPlayoffイベントのDeutsche Bank Championshipのマーケティングを担当しています。 FSMの現在および以前のコンサルティング顧客には、Verizon Wireless、Dunkin ‘Donuts、JetBlue Airways、Solar Blue、Gulf Oil、Athletes’ Performance、Green Bay Packersなどがあります。 2010年、FSMは、NHLのアウトドアウィンタークラシックをフェンウェイパークに持ち込むことを支援し、フェンウェイパークで行われる初めてのアウトドアカレッジホッケーダブルヘッダーであるSun Life Frozen Fenwayを行いました。
4 NESN
※FSN公式ホームページ より引用
http://www.fenwaysportsmanagement.com/portfolio/#nesn
NESNはニューイングランド地方で最も注目されているスポーツネットワークで、6州全域で400万軒以上の家庭に、NESNナショナルでは全米に配信されています。 ニューイングランドにおけるスポーツのファンのためのネットワークであるNESNは、一貫して国内最高級の地域スポーツネットワークの1つとなっています。
賞を受賞したRed SoxおよびBruinsの報道に加えて、NESN Daily(夜間スポーツニュース番組)、毎年100以上のNESN大学スポーツイベント、独自のオリジナルNESNエンターテインメント(ONE)プロダクション、等をファンに届け、楽しませています.
当該記事 http://nesn.com/about-fenway-sports-group/
以上が、FSGが所有する組織の概要です。あまり英語が得意ではないので、読みにくい所もあると思いますが、ご容赦いただけたらと思います。
今回の記事では、FSGの概要を大まかに紹介しようと思いましたので、以上となります。次回以降の記事では、もう少し深くそれぞれの組織や、ジョン・ヘンリーのことについて深く掘り下げられればと思っています。
FSGはニューイングランド地方における、スポーツチーム、スポーツチャンネル、スポーツマネージメント会社を一挙に保有することで、スポーツビジネスにおける利益を最大化しようとしているのではと思います。おそらく、リバプールFCの運営でも同じような方法がなされるのではないかと思うため、ゆくゆくはレッドソックスとリバプールの運営法の比較等を通じて、FSGがどのようにリバプールを導いていくのかという記事を書ければと思います。
読みづらい点等あったかと思いますが、お読みいただきありがとうございます。
コメントを残す