リバプール1-0レアルマドリード:ライトバックが注目を集めた試合はリバプールの現役の方が圧勝

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平野 圭子
LIVERPOOL SUPPORTERS CLUB JAPAN (chairman) My first game at Anfield was November 1989 against Arsenal and have been following the Reds through thick and thin

以下は、本日(11/5)のBBCスポーツの記事です。

■リバプール1-0レアルマドリード:ライトバックが注目を集めた試合はリバプールの現役の方が圧勝

昨日のアンフィールドでのCLヘビー級の直接対決は、リバプールが勝利に輝きました。その試合では、試合前から昨季末で去ったアカデミー・チーム出身のライトバック、トレント・アレクサンダー・アーノルドに対するファンの反応が注目を集めました。

しかし、試合で圧勝したのは後任のライトバック、コナー・ブラッドリーの方でした。

現在22歳の北アイルランド代表ブラッドリーは、リバプールの会心のプレイの象徴でした。先週まで不調に苦しんでいたリバプールは、プレミアリーグ・チャンピオンの調子を取り戻してレアルマドリードに圧勝しました。

そして、アレクサンダー・アーノルドは、ベンチで試合を迎えました。その時点で試合に出ればホーム・サポーターはどう反応するかは明らかでした。

試合の前日に、アンフィールド付近のアレクサンダー・アーノルドの壁画がらくがきされた事件が話題を呼びました。”Adios El Rata”(さよなら、ねずみ/※裏切者で小心者という感じの罵倒の表現)と書かれた壁画の落書きは、リバプール・ファンがアレクサンダー・アーノルドに対してどのような感情を抱いているかは明らかでした。

そして、試合前のウォームアップの時、チームの発表の時、アレクサンダー・アーノルドに対してホーム・サポーター・スタンドからブーイングが飛んだことも象徴的でした。

試合では、ブラッドリーの強力なプレイは、スタンドのファンのアレクサンダー・アーノルドに対する反感を増幅したかのようでした。ホーム・サポーターは、ブラッドリーのタックルひとつひとつに、パスひとつひとつに、盛大な拍手とチャントで称賛しました。

いかにも、アンフィールドのファンは、アレクサンダー・アーノルドは過去になり今は新たなライトバックが立派に名を上げたことを祝ったという感じでした。

アルネ・スロットも、自然なことですが、試合後のインタビューでブラッドリーを絶賛しました。

「コナー・ブラッドリーは驚異的だった」と、スロットは語りました。「ビニシウス・ジュニオールをことごとく抑えた。一対一の場面で勝ちまくった。とにかく驚異的なプレイをした」。

この日はリバプールの日になりました。ブラッドリーの日になりました。81分にサブで出たアレクサンダー・アーノルドが、クロスを蹴りそこなった時のスタンドからの盛大な皮肉は、それらを更に強調したように見えました。

*本記事はご本人のご承諾をいただきkeiko hiranoさんのブログ記事を転載しております。

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