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リバプールFCのNo.9ロベルト・フィルミーノのチャント「Si Senor」のサンババージョンを歌ったリバプールのバンド、ラガマフィンズ(@TheRagamuffins)によって今度は南野拓実のチャントがリリースされました。
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これは、前述の「Si Senor」が日本から多く購入されていたことへのお返しということのようです。日本にリバプールファン、すごい!
日本のファンが大勢フィルミーノのチャントのサンババージョン(Si Senor)を購入してくれたそうで
そのお礼に南野選手のチャントを作ってくれたそうです😃
フィルミーノのチャント同様、売り上げは全てファンズ・サポーティング・フードバンクス(@SFoodbanks)に寄付されます✨
2/3
— OLSC Japan リバプール・サポーターズクラブ (@LFCjp) April 13, 2020
そして、同時にラガマフィンズがリリースしたのが「Poor Scouser Tommy」です。
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※これらの曲を購入すると、その売上は全てリバプールのフードバンク(@SFoodbanks)に寄付されます!
フードバンクについての詳しい説明はこちらを参照ください。
「Poor Scouser Tommy」とは?
この記事では、リバプールの中でもかなり古く、1960年代から歌われているこのチャントについて解説していきます。
その歌のストーリーは、リバプール生まれのトミーが自国のために戦争に送り出され、戦地にて射殺されたというもの。
まずは、聞いてみましょう。
こちらは、2019年のマドリードでのBOOS Nightでの「Poor Scouser Tommy」です。
長いです。
そして、歌詞です。
Let me tell you the story of a poor boy,
Who was sent far away from his home,
To fight for his king and his country,
And also the old folks back home.So they put him in a higher division,
Sent him off to a far foreign land,
Where the flies swarm around in their thousands,
And there’s nothing to see but the sand.Now the battle it started next morning,
Under the radiant sun,
I remember our poor Scouser Tommy,
He was shot by an old Nazi gun.As he lay on the battlefield dying,dying,dying,
With the blood gushing out of his head (of his head)
As he lay on the battlefield dying,dying,dying,
These were the last words he said:Oh, I am a Liverpudlian, I come from the Spion Kop.
I love to sing, I love to shout, I get thrown out quite a lot (every week!).
We support a team that’s dressed in red,
It’s a team that you all know,
It’s a team that we call LIVERPOOL to glory we will go.
We’ve won the league, we’ve won the cup,
We’ve conquered Europe too,
We played the Toffee’s for a laugh and left them feeling blue (5-0!).
1, 2-1, 2, 3-1, 2, 3, 4, 5-0!Rush scored 1, Rush scored 2, Rush scored 3, and Rush scored 4,
Na na na na na na na na…
All you need is Rush, da da da da da all you need is Rush, Rush, Rush,
All you need is Rush!
とても長いです。
それもそのはず、この曲は3つの原曲が組み合わさってできています。
(ちなみに、歌詞にも諸説ありますがこの記事ではそこは掘り下げていません)
①原曲「The Sash」
1960年代にまず歌われたのは、出だしの部分ではなく、「Oh, I am a Liverpudlian, ~」からの真ん中の部分です。
原曲はアイルランドの曲「The Sash」
なるほど、歌詞としては最もエモーショナルな部分です。
改めて引用しますが、
Oh, I am a Liverpudlian, I come from the Spion Kop.
I love to sing, I love to shout, I get thrown out quite a lot (every week!).
We support a team that’s dressed in red,
It’s a team that you all know,
It’s a team that we call LIVERPOOL to glory we will go.
We’ve won the league, we’ve won the cup,
We’ve conquered Europe too,
実にKOPのスピリットを表していますね。
②原曲「Red River Valley」
続いて冒頭の部分が1970年代に追加されました。
こちらはアメリカのフォークソングが原曲です
なお、トミーは実在の人物ではなく、戦地へ派遣された兵士たちを表しているよう(諸説あります)で、「戦地へ行ったKOPの仲間たち」というニュアンスで聞くとまた違った趣がありますね。
(イギリスでは、兵士のことを「トミー」と呼ぶことがあるようです)
③原曲「All You Need Is Love」
最後は、お馴染みのビートルズ「All You Need Is Love」。
歌詞を見てわかるとおり、イアン・ラッシュをフィーチャーしています。
We played the Toffee’s for a laugh and left them feeling blue (5-0!).
1, 2-1, 2, 3-1, 2, 3, 4, 5-0!Rush scored 1, Rush scored 2, Rush scored 3, and Rush scored 4,
Na na na na na na na na…
All you need is Rush, da da da da da all you need is Rush, Rush, Rush,
All you need is Rush!
これは、1982年のグディソン・パークでおこなわれたマージーサイドダービーで、イアン・ラッシュが4得点を決め、0-5で歴史的勝利をおさめた試合を歌っています。
色々な「Poor Scouser Tommy」
曲の背景を理解したところで、色々なバージョンを聞いていきましょう。
ジョン・パワー、スタジオバージョン
リバプール出身のミュージシャン、ジョン・パワー(元ザ・ラーズ)によるスタジオバージョンです。
ジョン・パワーはBOSS Nightにもよく出演していますね。
2012年カーリングカップ後
ウェンブリー・スタジアムの通路にて?
BOOS Night、ジェイミー・ウェブスター
リバプールのチャントといえばこの人、ジェイミー・ウェブスターのバージョンです。
ということで、リバプールFCにとっても重要なチャントである「Poor Scouser Tommy」をとりあげました。
この記事を読んでこの曲に興味を持った皆さん、ぜひ今回リリースされたラガマフィンズのバージョンもダウンロードしてみてくださいね。もちろん南野選手のチャントも。
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