あの歌姫デュア・リパがリバプールを好きかもしれないという話 ~One kiss is all it takes~

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デュア・リパがリバプールのことを好きらしい

デュア・リパについて一本書こうと思ったきっかけはこのツイートです。

これは彼女の誕生日である8月22日に、リバプールの地元紙であるリバプール・エコー紙(の中でも、LFC関連専門アカウント)の公式ツイッター(@LivEchoLFC)が「誕生日おめでとう!」とデュア・リパ(@DUALIPA)宛にツイートしたものを、彼女が引用リツイートで感謝しているものです。「Good luck for the new season」ですからね。「新しいシーズンも頑張ってください」とリバプールに言ってるわけですよ、デュア・リパが!

じゃあなんでこんなやりとりがエコーとデュア・リパの間に起きたのかって話ですよね。エコーなんてリバプールのレジェンド扱いしちゃってますし。どっちもノリノリです。順を追って説明していきます。

リバプールとデュア・リパ

リバプールとデュア・リパがリンクしたきっかけは、レアル・マドリードと欧州王者の座を争った2017-18シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝です。この試合に先立って行われたオープニング・セレモニーを務めたのがデュア・リパだったんですね。今でこそ世界を代表するトップ・アーティストですが、当時はまだ今ほどの地位にいたわけではありませんでした。そんな彼女にとってCL決勝のセレモニーは過去最大のショー。めちゃくちゃ緊張していたようで、終了後は逃げるようにその場を去ったと語っています。彼女のパフォーマンスはUEFAの公式サイトからどうぞ

そんな彼女ですが、セレモニー後にちょっとしたサプライズがありました。それが、キエフに駆けつけたリバプール・サポーターがデュア・リパと共に、彼女が披露した『One Kiss』を歌っている映像。エコーが使っていた動画はその時のものです。同胞が自分の歌を一緒に歌ってくれていることにデュア・リパはとても感激したそう。ちなみに、一緒に歌うどころか彼女がセレモニーを担当すると知ったファンが『One Kiss』の歌詞と共にビッグイヤーにキスするスティーブン・ジェラードのバナーを作ったりしてました。

画像出典:@AnythingLFC_

カルヴィン・ハリスとデュア・リパがコラボしたこの『One Kiss』はリバプールの新たなファンソングとして地位を確立しつつあります。例えば、2018-19のCL優勝後、ビッグイヤーにキスをするフィルジル・ファン・ダイクの動画に「One kiss is all it takes.」という言葉が。これはもちろん『One Kiss』のリリックの一部です。

ただ、素晴らしいエピソードの裏で聞き捨てならないゴシップが…。それが、レアル・マドリードのマルコ・アセンシオとデュア・リパが決勝後の夜に一緒にいたというもの。この手のゴシップはよくありますが、もしそれが本当なら…。

画像出典:Pinterest

リバプールのサポーター的にはちょっと複雑ですよね。ただ、どうやらこれはガセだったようで、デュア・リパ本人がツイッターで「会ってすらいない」と噂を一蹴(現在そのツイートは削除されています)。そしてこのツイートには続きがあり、その内容は「もしそれが本当なら、リバプール・サポーターのマネージャーが私のことを一生許してくれない」というものです。

マネージャーのベン・モーソン

画像出典:billboard

そう、デュア・リパのマネージャーであるベン・モーソン氏は熱烈なリバプール・サポーターなんです。モーソンは、リバプールのドキュメンタリーで使用される『You’ll Never Walk Alone』のカバーを担当するラナ・デル・レイのマネージャーでもあります。2013年には彼の紹介でアンフィールドを訪れ、試合も観戦していますね。ラナ・デル・レイによるとモーソンの機嫌はリバプールの試合結果に左右されているようで、彼の深いリバプール愛が感じられます。

デュア・リパに話を戻すと、自分自身はフットボールに特別な情熱を注いではいないが父と弟はアーセナルをサポートしている、とCL決勝の前に明かしていましたが、キエフでの出来事とマネージャーのお陰で今はリバプールに強い思い入れがあるようです。最近、「父と弟がグーナーだから彼らは困るだろうけど、リバプールは私の中で特別な存在」と語っていますしね。

こういった経緯があって、エコーとあのやりとりがあったわけですね。ちなみに、デュア・リパほどのスターですから各方面から誕生日おめでとう!とツイッターでもメッセージが届いていましたが、引用で感謝の旨を返信していたのはエコーのあのツイートだけなんです。その一つ前は自身が「25歳になった!」というツイート。一つ後は翌日のもので、大活躍のベン・モーソンの誕生日おめでとうツイート。ていうか一日違いなんですね。

そういえばデュア・リパは、これまたリバプールのサポーターとして有名なジェームズ・ボンド…ならぬダニエル・クレイグが主演を務める映画『007』の主題歌を担当するのではないかと噂されていました。ダニエル・クレイグとデュア・リパのコラボレーションだなんてKOP大歓喜間違いなしだったんですが、結局ビリー・アイリッシュでしたね。でもあの主題歌も素晴らしい。ラストなんて鳥肌もんです。

Embed from Getty Images

『Future Nostalgia』

彼女のアルバム『Future Nostalgia』にも触れておきます。ディスコ・ソングに多大な影響を受けているアルバムで、そのサウンドはタイトル通りノスタルジックでありながらモダンで刺激的なダンス・ミュージックばかり。

父親の影響で小さい頃からディスコ・サウンド(覚えている範囲だと KC&ザ・サンシャイン・バンドやビージーズ、アース・ウィンド・アンド・ファイアーなど。あとアラベスクやソウルトレインのテーマ『The Sound of Philadelphia』なんかは無限に流れてました)を聴かされて育った私にとっては心にスッと入ってくる曲ばかり。なのでここら辺の時代の曲が好きな方はきっと気に入っていただけると思います。

また、このアルバムの楽曲には様々なリミックスが存在しているのですが、その内の一つである『Good In Bed』には星野源も日本人として唯一参加してます。あとアルバムとは関係ない個人的な願望なんですが、ローリング・ストーンズの名曲『Gimme Shelter』をミック・ジャガーとデュエットしてほしい…。

デュア・リパを聴こう

と、最後まで書きたいことを書いてきましたが結局なにが言いたいかというとリバプール・サポーターはデュア・リパを聴こう!ってことです。時代の寵児と呼べるほどの人気を博している彼女の心の中には、リバプールとの特別な思い出がある。いつしかリバプールと絡んだ楽曲が出たりイベントがあったりするかもしれません。今のうちに彼女の曲を聴いて応援していきましょう!

おわりに

それではリバプール公式に文句を付けて終わりたいと思います。エコーへのお返しツイートにリプライで「cc @LFC」を付けて下さったデュア・リパ。それに対してリバプール公式の反応はまさかのなし。いや正気かと。目を疑いましたよ。今をときめくデュア・リパだぞ?何日待っても反応なし。遊び心がないことで有名なリバプール公式ツイッターですが、あまりの薄情さに涙が止まりません。気がついてないのか?

『Don’t Start Now』は過去の失恋を乗り越え別人となった自分の前に、その元カレが現れたものの「今さら遅いからどっかに行ってよ」と歌っている曲です。リバプールもこの歌に出てくる元カレのようにデュア・リパに愛想を尽かされないか不安で不安で夜しか眠れません。

とりあえず、リバプール公式とデュア・リパのこういう絡みの続きを心待ちにしておきます。それではまた別な記事で!

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