SuchmosのYONCEとは何者か?そのリバプール愛に迫ってみる

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はじめに

30年振り19回目となるリーグ優勝を果たしたリバプール。プレミアリーグ創設以降は初となるが、それを記念して、フットボリスタから『リバプール 2019-20 プレミアリーグ優勝記念号』が発売された。昨年の『リバプール 2018-19 UEFAチャンピオンズリーグ 優勝記念号』に続く2年連続の記念号だ。

ありがたいことに、私もLFCラボのライターとして昨年に引き続き今年も寄稿させていただいた。サディオ・マネにフィルジル・ファン・ダイク、アリソン・ベッカーの選手紹介に加えて、選手/監督のインタビュー記事にあるプロフィール欄、過去に所属した選手の紹介や、2019-20シーズンのプレミアリーグ・レビューと、想像していた以上に多くの箇所を担当させてもらった。本当に感謝。

さて、寄稿できたことと同じくらい私にとって嬉しい出来事だったのが、昨年に引き続き、今号でも日本のロックバンド、Suchmosでボーカルを担当するYONCEのページがあったことだ。昨年はインタビュー記事だったが、今年は「YONCEからの手紙。」と題して、彼の直筆メッセージが掲載されていた。リバプールの特集雑誌に自分の書いたものが載るだけで最高に夢心地だと言うのに、そこにYONCEもいるなんてとんでもないボーナスだ。

ただ、圧倒的な知名度を誇るバンド、というわけではないのでYONCEはおろかSuchmosすら知らない人だって今号を買った人の中にいるだろう。Suchmosのファンとしては悲しいことだが、自分の好きなものを他の人が知らないということは特別めずらしい話でもないし、これを機に彼らのことを知ってもらえればいい。この記事はその切っ掛けのお手伝いになれば、と思い書いたものだ。主眼はリバプールなのであまり込み入った話はできないけれど、少しでも興味を持ち、お手持ちのサブスクリプションやYouTubeで彼らの楽曲に触れてもらえれば幸いだ。

では、YONCEを知っていく前にまずこのバンドで最も有名な曲、多くの人が一度は耳にしたことがあるであろう『STAY TUNE』という曲を紹介しよう。これを作ったバンドであることを知っているかどうかで、Suchmosに対する印象が変わると思う。まぁ、百聞は一見に如かず的な感じで、お一つクリックを。

YONCEって何者?

そもそも、これだろう。昨年のCL優勝記念号も買った人であればいざ知らず、「YONCEからの手紙。」と言われても「いや誰?」となってしまう人もいるはずだ。日に日にリバプールのファンが増えていること実感する今日この頃、19-20シーズンから好きになった人だって多いに違いない。昨年のCL優勝記念号は買っていないのでYONCEを知らない!という人のために、簡単ではあるが彼とリバプールのつながりを紹介しようと思う。

画像出典:cinra.net

ジェラードとの邂逅

彼とリバプールの出会いの切っ掛けは、リバプールの伝説的な主将スティーブン・ジェラード(現レンジャース監督)のプレーを高校生のときに見たことだという(フィルジル・ファン・ダイクやロベルト・フィルミーノなどと同い年の1991年生まれなので、高校生の頃というと2007~09年)。ただ、最初にジェラードを目にした試合はリバプールのものではなく、イングランド代表でのものだったようだ。そこから彼個人に興味を持ち、所属先のリバプールも~という流れだったと語っている。

リバプールへの愛

元々、さほどサッカーに関心があるわけではなかったYONCEだが、ジェラードに惹かれたことを契機にサッカーというスポーツ、そしてリバプールというクラブにも夢中になっていった。そんな彼のリバプールに対する愛は様々な形で現れている。

これはSuchmos初の映像作品である『Suchmos THE LIVE YOKOHAMA -2018.11.25 YOKOHAMA ARENA』のパッケージなのだが、YONCEの服に注目して欲しい。非常に分かりづらいが、彼が着ているのはオールド・トラフォードでマンチェスター・ユナイテッドを蹂躙した試合でお馴染みのリバプールのユニフォームなのだ。

画像出典:Suchmos公式Twitter

画像出典:リバプール公式Twitter

アンコールではリバプールのユニフォーム姿になった登場するのがもはや恒例なのだが、感慨深いであろう記念すべき初の映像作品にリバプールのユニフォーム姿を使うとは…。ちなみに、このDVDに収録されているライブは、2018年11月24日(土)・25日(日)の2日間にわたって横浜アリーナで行われたライブの、25日の様子を収めたものだ。

筆者はその前日の24日の方に参戦したのだが、その日のアンコールではリバプールのユニフォームで登場せず、シンプルになんでやねん!と思ってしまったのはここだけの話。ちなみに、日頃の行いが良すぎてセンター4列目という神席だった。

筆者撮影

今回、「YONCEからの手紙。」で使われている写真は、2019年9月8日(日)に横浜スタジアムで行われたライブのアンコールのときのもの。着用しているユニフォームは08-09シーズンの3rdキット、選手はフェルナンド・トーレス。この日のメンバー紹介の際、ドラム担当のOKが「Suchmosの背番号8番!YONCE!」と言っていたので、てっきりジェラードのユニフォームで出てくるのかと思いきや9番のトーレスだったので笑ったのはいい思い出だ。余談だが、この日は台風の影響で帰りの電車が止まり、一緒に参戦した新横浜に住む友達の家に泊まらせてもらった。本当に嵐のような1日だった。

画像出典:Suchmos公式Twitter


画像出典:anfieldwatch.co.uk

リリックにもリバプールに対する愛情が見える。アンコールの定番『Life Easy』と2018年ロシアW杯のNHKテーマになった『VOLT-AGE』には「You’ll Never Walk Alone」の言葉が。極めつけが『WATER』というナンバーで、なんと「いっそ聖地リバプール」という歌詞が出てくるのだ。ラジオで初めてこの曲を聴いたときはめちゃくちゃ興奮してしまった。

その他、彼のInstagramアカウントの1つ目と2つ目の投稿はリバプールに関するものだ。雑誌でマルーン5をリバプールに例えてみたり、公開した自身のワードローブ・コレクションにリバプール関連のものを大量に入れたり、ラジオでリバプールの話をすると止まらずまた別の機会にと発言したり、隙あらばリバプール愛を見せてくる。

画像出典:YONCE公式Instagram

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