クロップ「アダムが私に『すみませんでした』と言ってきた。」/シティ戦後のコメント

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昨日のマンチェスター・シティ戦後のクロップ監督のコメントです。

※写真はゲッティイメージズより埋め込み

「今の気分は、試合が終わった直後よりは少しいいよ。引き分けで、みんな喜んでるんじゃないかと思ったが、ドレッシングルームは違ったよ。選手たちも、私と同じ気分だったようだ。アダムがあれを決めていれば違った結果になっていたかもしれないが、アグエロがもう1、2点取る可能性もあった。PKか?と思う場面も何度もあったしね。サディオがオタメンディに倒された場面はレッドが出ていても不思議じゃなかったと思うしね」

「内容的にはポジティブだったと思う。よくやったよ。強いチーム相手にはこういう戦い方をしなくちゃいけない。それができた。濃密な試合だったし、我々はよく守ったと思う。うまくいっていない部分もあったが、それでも持ち直したし、ゲームを支配した時間帯もあった。だが、向こうも持ち直してきた。そしてついにはシティにゴールを決める機会を与えてしまい、見事に決められてしまった」

「満足していないわけじゃないんだ。本当によくやったと思うからね。選手たちには、こういう戦い方をしてほしかったんだ。今日はそれをやってくれた。走り回るほど嬉しいとは言えないが、今日はやりたいことができていた。こういう試合で1ポイントを取れたのは悪くない。こんなパフォーマンスを見せることができたんだから、ポジティブな気分だよ」

「シティが強く優れたチームだということは、彼らの今日の戦い方からもわかる通りだ。こんなチームと対戦するのは大変だよ。だが、ウチもよくやった。これほどのパフォーマンスを見せてくれた選手たちのことを誇らしく思っている。もっといい結果を出すこともできたかもしれないが、こういう戦い方ができるんだということを示すことができたという意味では、すごくよかった」

「こんな戦い方ができるチームはそう多くはないと思う。誰にでもできる戦い方なら、みんなやっているだろう。ウチの選手たちは、誰にでもできるわけじゃないことをやっているんだ。3ポイントに値する戦いぶりだったよ。結果は受け入れないといけないが、これより酷い結果になった試合もたくさん経験しているから、問題ない。私の今の気分など心配しなくていい」

「皆さんにとっては観ていて面白い試合だったと思うが、私やコーチたちにとってはタフな試合だった。ピッチの上で戦っていた選手たちにとってはもっとタフな試合だったはずだ。そして、シティにとってもタフな試合だったと思う。後半、55分から70分ぐらいの時間帯だったと思うが、我々はボールを支配していた。だが、向こうはボールを持っていないのに試合を支配し始めたんだ。この10分ぐらいの間に、『カモン! 試合を決めてしまえ!』と思っていたよ。チャンスもあった。ロベルト・フィルミーノのシュートとかね。サイドネットだったが」

「アダムのあの場面だが、我々は走るフットボールをやっていて、彼はあれだけ走っていたからね。サディオのは、チャンスとは言えないかもしれないが、ボールに触れていればチャンスになっていただろう。どれも忘れることができない場面だ。もちろん、セルヒオ・アグエロがボックス内で至近距離から決めたゴールも忘れられない。よくあるゴールじゃなかった。いいゴールだったよ」

「ララーナ以上にテクニックが優れている選手を私は知らないよ。そんな彼がゴールを決められなかったということは、それまでのハードワークが相当こたえていたんだろう。シティのキーパーはいい仕事をしていたね。ララーナはそんなキーパーの動きを見て、何か考えてしまったのかもしれない。まあ、こういうこともあるさ。試合が終わってから、アダムが私に『すみませんでした』と言ってきた。だが私は、『なぜ謝るんだ?』と言った。謝りたかった気持ちもわからなくはないが、彼が謝ったりする必要は全くない。今日の彼のパフォーマンスは、目をみはるぐらい、本当に素晴らしかったからね!」

「エムレは今日もよかったよ! ふくらはぎを少し痛めているんだがね。ほかの選手だったらプレーできないかもしれない状態なんだよ。彼を試合に出してもいいかどうかは、常にフィジオと密に相談して決めている。1試合か2試合、いや3試合ぐらいはプレーさせられなかったが、いまは大丈夫だ。今日はいいプレーをしてくれた。チームにとって重要な選手になっていたね。アグレッシブだったし、体を張ったプレーをしていた。1、2回、ファールをとられたが、彼へのファールはもっと多かった」

「エムレのことでいろんな噂があるようだが、彼はこれからもウチの選手だ。そのことは本人もわかっているはずだ。だが、こういう噂が立つのはよくあることだ。エムレの契約の話はこれからしていく。契約は更新されるだろう。だが、万が一更新されなかったとしても、そんなに驚く話じゃない。いまのところは何の心配もないよ」

※写真はゲッティイメージズより埋め込み

「順位表で4位以内に入るチャンスはまだある。今日のような戦い方ができるとわかったことは大きい。だが、もちろん改善すべき点はまだまだある。もっともっと成長しないといけない。これまで改善すべき点を改善できなかった理由はわかっている。だが、前にも言った通り、これは長期的な視野で、時間をかけて取り組まなければならないことなんだ。だが、集中して取り組んでいるよ。もう少し先のチームのことを考えてね。これまでの試合の分析は済んでいる」

「次の相手はエバートンだ。順位表でウチのすぐ後につけているから、ダービー以上の意味を持つ試合になるだろう。このあと、選手たちは代表チームに合流しなければならないが、怪我などせずにみな元気で戻ってきてほしいね」

「今日のようにシティと引き分ければ、ポジティブにとらえるのが普通だと思うが、ウチの場合は違う。今日のような戦い方ができるのなら、なぜほかの試合でも同じように戦わなかったんだ?ということになるからね。だが、それができなかったのには理由がある」

「今シーズンは、圧倒的に強くて安定しているチームが1つだけある。そのチームがリーグタイトルを獲るだろう。ほかのチームは来季のチャンピオンズ・リーグの出場をかけて戦わなければならない。その戦いに参加できているのはいいことだ。チャンピオンズ・リーグへの出場資格を獲得できたらいいね。だが、もし獲得できなかったとしても、我々が歩みを止めることはないし、我々が遂行ようとしているこのプロジェクトの成功を信じられなくなる者もいないだろう。このチームには素晴らしい選手たちがいて、素晴らしい環境があるからね。」

※本記事はLFC公式Facebook(日本語版)より許可を頂いて引用しています。

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